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目次
索引
次に、ベクトル型摂動計量
を考える。これら
はゲージに依存するので、ゲージ自由度を含まないような線形な組合せとして
 |
(J.4.86) |
を作ることができる。これ以外のゲージ不変な組合せはない。運動方程式であ
るアインシュタイン方程式はもちろんゲージ変換で不変であり、ゲージ自由度
を決める情報は含まれ得ないので、このゲージ不変な変数のみが現れて来るは
ずである。そこでアインシュタインテンソルの摂動部分について、ベクトル型
摂動の寄与を取り出すと次のようになる。
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(J.4.87) |
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(J.4.88) |
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![$\displaystyle \delta {{G^{\rm (V)}}^i}_0 =
\frac{1}{2a^2}
\left\{
\left( \trian...
...) \psi^i
+ 4 \left[ {\cal H}'
- {\cal H}^2 - K
\right] {B^{\rm (V)}}^i
\right\}$](img3101.png) |
(J.4.89) |
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![$\displaystyle \delta {{G^{\rm (V)}}^i}_j =
\frac{1}{2a^2}
\left[
\left( {\psi^i...
...ht)'
+ 2 {\cal H}\left( {\psi^i}_{\vert j} + {\psi_j}^{\vert i} \right)
\right]$](img3102.png) |
(J.4.90) |
この式の導出には、3次元空間における共変微分の交換関係を繰り返し使った.
また,ゲージ不変量(10.4.65)を用いて
を消去した.アイ
ンシュタイン方程式において、
成分と
成分は同値
な方程式を与えるので、結局ベクトル型の運動方程式は
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(J.4.91) |
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(J.4.92) |
となる。
ここで、左辺はゲージ不変量だけで書けているので、どのような運動量エネル
ギーテンソルであろうとも、右辺の
および
はゲージ不変となるはずである。一方、
は一般にはゲージ不変ではない。
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