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Ubuntu 9.04 "Jaunty"
インストール個人的ノート

Ubuntu 9.04 "Jaunty" インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート

UbuntuとはDebianベースの Linux ディストリビューションである。豊富なパッケージによりソフト ウェアのインストールやアップデートがとても簡単。なかなか新しい安定版が 出ないDebianよりずっと速い、半年ごとの新バージョンリリース。最近注目の Linuxディストリビューションである。 9.04 は2009年4月23日リリース。

Ubuntuの特徴として、rootユーザが存在しない。rootに関連する作業はす べて sudo を用いて行う。

Ubuntu インストール、追加インストールと設定
Ubuntu8.10からのアップグレードインストールCD isoイメージファイルの取得ISOイメージファイルをCDあるいはDVDメディアに焼くUbuntuのインストールパッケージ管理の設定日本語環境のセットアップSunbirdのインストールTeX環境の整備ユーザのシェルを tcsh へ変更日本語フォントの調整各種アプリケーションのインストールinkscapeでLaTeX入力を可能にするIPアドレスの設定SSHのインストールmaximaのインストール Apache HTTPサーバーの設定グラフィックドライバsynergyのインストールと設定デスクトップ・ウィジェットその他のソフトウェア古いカーネルの削除
ユーザ領域での設定
メールリーダの設定 | パスワードなしでSSHログインする設定エディタをメニューに追加GNOMEデスクトップのデザインを変えるキーバインドをEmacs風にする | Nautilusの動作設定 | ツールバーの設定FireFoxの設定User Agent Switcherのインストール
/usr/local 以下へのインストール
Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート
その他のメモ
gnome-panelがおかしくなったときgnomeが立ち上がらなくなったときハードディスクのデータの完全削除

Ubuntu インストール、および初期設定

Ubuntu8.10からのアップグレード

完全にアップデートされたUbuntu 8.10 がインストールされていてネットワー クに接続されている場合には簡単にUbuntu 9.04 へアップグレードできる。 手順は
http://www.ubuntulinux.jp/getubuntu/upgrading
を参照するとよい。 新規にインストールする場合やアップグレードできない場合は以下のCDインス トールの手順に従う。

インストールCD isoイメージファイルの取得

新規にUbuntuをインストールする場合にはインストールCDを作成し てインストールするのがよい。

32ビット(x86)で構成するなら http://www.ubuntulinux.jp/で配布されている、 日本語デスクトップ環境にカスタマイズしたバージョンをインストールするとよい。 面倒な日本語環境の設定がはじめからほとんど済んでいるので、 設定はかなり楽である。64ビット(x86_64,amd64)で構成する場合は,オリジナル 版をインストールした後,自動的に日本語カスタマイズをすることができる。

インストールCDは一枚だけで、インストールは自動的にネットワークを介して 行われる。32ビットで使うi386の場合は、日本語Remix版 を http://www.ubuntulinux.jp/downloadから入手してインストールする。 Bittorrentを使うと速い。この場合は端末内で

bittorrent http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/9.04/ubuntu-ja-9.04-desktop-i386.iso.torrent
を実行

i386以外の場合は、オリジナル版を入手してインストールした後 http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized に従えば日本語Remix版と同等の環境になる(後述)。

ISOイメージファイルをCDあるいはDVDメディアに焼く

ダウンロードしたisoイメージをCDに焼くには、 Linuxではgnomebaker, K3b, xcdroastなどのどれかを使うとよい。 イメージをファイルとして焼いてしまわないように注意しよう。 gnomebakerの場合、[Tools] - [Burn CD Image]
K3bの場合、[ツール] - [CD] - [CDイメージを書き込む]
あるいはMS WindowsでDeepBurner というフリーソフトを使ってもよい。

Ubuntuのインストール

マシンをインターネットに接続して、焼いたCDを入れて起動するとデスクトッ プが立ち上がる。左にある「インストール」のアイコンをダブルクリックする とインストールが始まる。あとは指示に従えば問題ないだろう。途中で止まる など、うまくいかない場合はCDによる起動画面でF4を押し、モードを変えてイ ンストールを試してみる。

のちにクリーンインストールをすることを考えると、 少なくともユーザーディレクトリは 別パーティションにして構成することが推奨される。 パーティション設定画面では手動を選び、以下を参考に設定する。

パーティション設定例(1):

/boot      : 128MB
/          :  20GB
/usr/local :  20GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)

パーティション設定例(2):

/boot      : 512MB
/          :   5GB
/usr	   :  40GB
/usr/local :  40GB
/var       :  20GB
/tmp	   :   5GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
/backup    : セカンドディスクに割り当て
(2番目の例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。) /usr/local, /home, /backupはフォーマットせずそのまま残してインストール したソフトウェアやユーザのデータなどを引き継ぐ。

/boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリー ンインストールする。アップグレードインストールはクリーンインストー ルに比べて安定性が低くなることがある。

日本語RemixCDを使わずオリジナル版を使った場合には、 端末内で以下を実行して日本語追加パッケージを利用できるようにする:

wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/jaunty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update 
sudo apt-get upgrade 
sudo apt-get -y install ubuntu-desktop-ja 

パッケージ管理の設定

パッケージ管理、アップデートソフトウェアAPTを設定する。

まず、
[アプリケーション] - [端末]
を開き、

sudo gedit /etc/apt/sources.list
を実行して、gedit で設定ファイル /etc/apt/sources.list を編集。
# deb http://...
# deb-src http://...
で始まる行のコメントアウト記号「#」をはずして保存する。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
を実行する。

日本語環境のセットアップ

[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップへルパ]
を起動して指示に従えば、 日本語の使用に適したソフトウェアや環境などが整えられる。 日本語版のThunderbird, Emacs, TeXシステムとビューア、 フォントなどがここで導入できる。 すべてインストールするまでしばらく時間がかかる。

x86_64システムでは AdobeReader関係が日本語版セットアップへルパでインストールできない。 これらにチェックをせずに進めて、 Adobe Readerから.debパッケージをダウンロードし、

sudo dpkg -i --force-architecture AdobeReader_jpn-8.1.4-1.i386.deb
を実行。(最新の9版はゴシックフォントを表示しないことがある。 自動的にアップグレードしないようにするにはsynapticでadobereader-jpn を選んで、[パッケージ] - [バージョンの固定])

Sunbirdのインストール

予定表ソフトSunbirdをインストールする。
Google Calendarとも同期ができて非常に便利。

sudo apt-get -y install sunbird
を実行し、
[アプリケーション] - [オフィス] - [Sunbird]
で起動。
http://www.mozilla.org/projects/calendar/sunbird/l10n_download.html#langpack
から対応するバージョンとシステムの日本語ランゲージパックja.xpiを右クリッ クでダウンロードし、Sunbirdの[Tool] - [Add-ons]を開いてドラッグする。次に
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/4631
からProvider for Google Calendarをダウンロードする。右 クリックでダウンロードし、Sunbirdの[ツール] - [アドオン]を開いてドラッ グする。ここでバージョンが合わないというエラーがでる場合は、上のページ の「すべてのバージョンを表示」をクリックして旧バージョンのxpiを用いる。

Google Calendarと同期するには、 左の「カレンダーリスト」を右クリックして「新しいカレンダーの作成」を 選び、Googleカレンダーにチェックをする。そして、FirefoxでGoogle Calendarを開き、「カレンダーの設定」の画面に出てくる自分のアカウント 名をクリック、「カレンダーのアドレス」のところにある[XML]をクリック し、出てくる情報をSunbirdの新しいカレンダーの場所へ貼り付ける。

TeX環境の整備

okumura-clsfilesを使う場合や、xdviによるプレビューなどで、 そのままではあまり見栄えのしないフォントとなってしまう。 ここではIPAフォントを使うようにする。 まず /etc/texmf/vfontmap.d/20ptex-jisfonts.map を編集し

### For ptex-jisfonts
#@Mincho Roman|Mincho@
/usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipam.ttf
	rml-jis		JIS-H
#@Gothic SansSerif|Gothic@
/usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipag.ttf
	gbm-jis		JIS-H
と書き換え、 さらに /etc/texmf/vfontmap.d/20xdvik-ja.map を編集し
#@Mincho Roman|Mincho@
/usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipam.ttf
	rml  JIS-H	% ASCII pTeX
	rmlv JIS-V	% ASCII pTeX
	dm   JIS-H	% NTT jTeX

#@Gothic SansSerif|Gothic@
/usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipag.ttf
	gbm  JIS-H	% ASCII pTeX
	gbmv JIS-V	% ASCII pTeX
	dg   JIS-H	% NTT jTeX
と書き換える。そして
sudo update-vfontmap
を実行。

追加で有用なパッケージを導入する.例:

% sudo apt-get -y install feynmf texlive-fonts-extra texlive-music
% sudo apt-get -y install texlive-science texlive-publishers

バグ?:dvipdfmxがエラーを吐いて動作しない。

ユーザのシェルを tcsh へ変更

シェルtcshをインストールする:

sudo apt-get -y install tcsh
を実行。

[システム] - [システム管理] - [ユーザとグループ]
によってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。

設定ファイル例:

~/.tcshrc
umask 022
limit coredumpsize 0

# aliases are set in .alias
if -f ~/.alias source ~/.alias
endif

set path = (. ~/bin $path)
set manpath = ("man -w")

set prompt="%m:%~ %h %% "

setenv EDITOR emacs 
setenv LANG ja_JP.UTF-8
setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros:
  ...

このときエイリアスは ~/.alias に書く。

~/.alias
# aliases
alias       h       history
alias       rm      'rm -i'
alias       mv      'mv -i'
alias       cp      'cp -i'
alias       dir     'ls -al'
alias       ls      'ls -F'
   ...

日本語フォントの調整

ここまでの設定でデフォルトの日本語フォントはIPAフォントとなり、 このままでも十分使えるが、 デスクトップやブラウザのゴシック体の「かな」をもう少しセンスの良い 字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。 このためにまず、Fontforge がインストールされていなければ入れておく:

% sudo apt-get -y install fontforge
そして、M+フォントのダウンロードページ
http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/download/index.html#download
から mplus-TESTFLIGHT-018.tar.gz あるいはその最新版をダウンロードし、
tar xvfz mplus-TESTFLIGHT-018.tar.gz
cd mplus-TESTFLIGHT-018
sudo cp /usr/share/fonts/truetype/ipafont/ipag.ttf ipag.ttf
sudo fontforge -script m++ipa.pe
sudo mkdir /usr/share/fonts/truetype/mplus
sudo mv M*IPAG.ttf /usr/share/fonts/truetype/mplus/.
sudo fc-cache -f -v /usr/share/fonts/truetype/mplus
を実行。

デスクトップのフォントは、
[システム] - [設定] - [外観の設定]
の「フォント」タブで設定できるので、 M+2P+IPAG(プロポーショナル)、 M+1M+IPAG(固定幅)などを選んでおくとよい。 FireFoxのフォントも
[編集] - [設定]
で設定する。

各種アプリケーションのインストール

いろいろなアプリケーション・ソフトウェアを自動的にインストールする。 ここでは、設定の簡単なソフトウェアをまとめてインストールする。 その他、各自必要なものは同様にインストール。

sudo apt-get -y install auctex
sudo apt-get -y install gcc g++ gfortran lib64gfortran3
sudo apt-get -y install fftw2 units octave
sudo apt-get -y install grace plplot-bin pgplot5 gnuplot-x11
sudo apt-get -y install inkscape xfig xfig-libs pstoedit transfig fig2ps
sudo apt-get -y install gnubiff
sudo apt-get -y install ubuntu-restricted-extras
sudo apt-get -y install xdiskusage
auctex
Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができる ようになる。
gcc, g++, gfortran:
コンパイラ C, C++, Fortran
fftw2, units, octave
数値計算用
grace, plplot, pgplot
グラフをプロットするツール Grace, PLplot, PGPlot
Graceは"xmgrace"で起動。PLplotは C や Fortran などから呼び出して 使う。gnuplotは初めから入っているが、gnuplot-x11を入れないと画面上に ウィンドウが開かない。
inkscape, xfig, pstoedit
ドローソフト
gnubiff
メール通知ソフト。"gnubiff -n"でデスクトップに現れる。または パネルにも追加できる。
ubuntu-restricted-extras
マルチメディア関係など制限付きアプリケーション。
xdiskusage
ディレクトリやファイルのディスク使用量をグラフィカルに表示させ るもの。

inkscapeでLaTeX入力を可能にする

上で導入したドローソフトinkscapeでLaTeX数式入力を可能にする. pstoeditがインストールされていれば [エフェクト] - [レンダリング] - [LaTeX数式]を選べるが, 再編集もできない(しかも現行バージョンにバグがあり動かず). ここではtextextを用いる.

http://www.elisanet.fi/ptvirtan/software/textext/
からtextext-0.4.4.tar.gzあるいは最新版をダウンロードし、

sudo apt-get install pdf2svg python-lxml
tar xvfz textext-0.4.4.tar.gz
cp textext.* ~/.inkscape/extensions/.
(amd64などpdf2svgがリポジトリにない場合は、 代わりに pstoedit と skencil でもよい)

inkscapeで[エフェクト] - [Tex Text] を選べばLaTeX形式で入力ができるようになる.

IPアドレスの設定

インストール直後はDHCPでネットワークに接続されているが、 固定IPを設定するには
[システム] - [設定] - [ネットワーク接続]
の[有線]タブで設定できる。

SSHのインストール

外からssh接続するため、SSHをインストール。

sudo apt-get -y install ssh

maximaのインストール

数式処理ソフトMaximaをインストールする。

sudo apt-get -y install texmacs maxima maxima-doc maxima-emacs maxima-share xmaxima gnuplot-x11

TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカルフ ロントエンドとしても使える.texmacsを起動し, 真ん中のツールバーの一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックして maximaを選べばTeXで綺麗に整形された出力が得られる.

Apache HTTPサーバーの設定

以下、公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定。

まずapache httpサーバをインストール:

sudo apt-get -y install apache2
http://localhost/ により、インストールを確認。 このトップディレクトリは /var/www/ に存在する。

パーミッション設定と,www用のユーザディレクトリを作成(まだなければ):

chmod 701 ~
mkdir -m 705 ~/public_html
まずは外部からのアクセスを禁止するため、 設定ファイル /etc/apache2/ports.conf の二行目を次のように書き換える:
Listen 127.0.0.1:80
これは外部からのアクセスを禁止するために重要。 さらに、 /etc/apache2/mods-available/ 以下の設定ファイルを編集する。 (サーチして対応する行を探して編集):
mime.conf
AddHandler cgi-script .cgi
userdir.conf
UserDir public_html
#UserDir disabled root
<Directory /home/*/public_html>
    AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit
    Options MultiViews Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
</Directory>
そして、次のようにリンクを張る:
cd /etc/apache2/mods-enabled
sudo ln -s ../mods-available/userdir.load userdir.load
sudo ln -s ../mods-available/userdir.conf userdir.conf

apache2 を再起動:

sudo /etc/init.d/apache2 restart
これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになり,cgiも動かせる.

403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。

(注)ports.confをそのままにしておくと公開サーバとなるが、安易に公 開するべきではない。以前学生が大学に置いた自分のパソコンで勝手にwebサー バを公開し、クラックされて部局全体のネットワークにダメージを与え、大問 題になったことがある。

グラフィックドライバ

nVidia, ATIビデオカードを使っている場合、OpenGLを使えるドライバを設 定しておく。
[システム] - [システム管理] - [ハードウェアドライバ]
でドライバを有効にしてから再起動。

nVidiaカードの設定方法:

sudo apt-get -y install nvidia-settings
gksu nvidia-settings
で設定画面が現れるので、設定して保存する。

ATIビデオカードを使っている場合は
http://wiki.cchtml.com/index.php/Ubuntu_Jaunty_Installation_Guide も参照せよ。

Synergyのインストールと設定

Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.

Linux 側の設定

sudo apt-get -y install synergy
によりインストール。 /usr/share/doc/synergy/examples/synergy.conf を参考にして、設定ファイルを /etc/synergy.conf に保存する。 プライベートアドレス内にあるマシンに対する/etc/synergy.confの例:
section: screens
	linhost:
	winhost:
end
section: links
	linhost:
		right = winhost
	winhost:
		left  = linhost
end
section: aliases
	linhost:
		192.168.11.2
	winhost:
		192.168.11.3
end
その他細かな設定の仕方はホームページに説明があるので、参照する.

ここでLinux のファイアウォールが有効になっている場合、 TCPポートを開いておく必要がある。

次に通常ユーザに戻り,

synergys -f
として フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。

Windows 側の設定

次に、Windows 側のマシンで日本語パッチのあたった SynergyInstaller-1.3.1-ja.exeを http://wiki.nothing.sh/page/memo/Synergy からダウンロード(LinuxとWindowsでバージョンが合っていることを確認)、 インストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, 「ほかのコンピュータのキーボードとマウスを使用する(クライアント)」 のチェックボックスをオンにして、 「サーバのホスト名」のところに Linux 側のIPアドレスあるいはホスト名+ドメイン名を書く。

Linuxのファイアウォールが有効化されている場合に上で開いたTCPポート 番号を、「オプション」 の「高度な設定(A)...」をクリックしてから記入 する。「テスト(T)」をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.

テストと最終設定

ここで、Linux 側のマウスを使って、Linux の画面からマウスポインタを右の 端(あるいは上で設定した方向)へ動かすと Windows の画面へポインタが移 動してそのまま Linux 側のキーボードやマウスから Windows 側の操作ができ るようになるはず. テストが成功したら Linux 側の サーバーを終了し,
synergys
により、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。

参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)

デスクトップ・ウィジェット

デスクトップ・ウィジェットのscreenletsを使う。

sudo apt-get -y install screenlets
[アプリケーション] - [アクセサリ] -[Screenlets] で設定できる。

その他のソフトウェア

その他必要なソフトウェアは
[アプリケーション] - [追加と削除]
あるいは [システム] - [システム管理] - [Synaptic パッケージ・マネージャ]
を用いて探したり、インストールや削除などの管理ができる。

古いカーネルの削除

カーネルがアップデートされると、古いカーネルが残される。あまり放っ ておくとディスクスペースが圧迫される。そこで古いカーネルを削除するには次 のようにする。まず、

dpkg -l | grep linux-image
により、インストールされているカーネルが表示されるので、もう使わないカー ネルを確認して次のように削除する:
sudo apt-get remove --purge linux-image-2.6.15-23-386
当然だが、現在使っているカーネルを削除してはならない。

ユーザ領域での設定

以下の設定はユーザ領域以下にのみ影響する設定。

Emacsの設定

Emacsは ~/.emacs ファイルで設定する。

Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、.emacs に

;===================================
; Anthy
;===================================
(set-input-method "japanese-anthy")
を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。

Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
C-q: 半角カナ ←→かな漢字

AUCTeXを使うには、.emacs に

;===================================
; AUCTeX
;===================================
(require 'tex-site)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(setq japanese-TeX-command-default "pTeX")
(setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX")
(setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle")
(setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx"))
(setq kinsoku-limit 10)
(setq LaTeX-indent-level 4)
(setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/xdvi %d")))
を付け加える。

メールリーダの設定

デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.

パスワードなしでSSHログインする

パスワードなしでSSH接続できるようにするためには公開鍵を設定しておく:

ssh-keygen -t dsa
により生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、 接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。

さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、 対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。

設定エディタをメニューに追加

以下の設定の便利のため,設定エディタをメニューに追加しておく。
[システム] - [設定] - [メインメニュー]
を開き、 アプリケーションフォルダの「システムツール」 のところにある「設定エディタ」にチェックをする。

GNOMEデスクトップのデザインを変える

http://art.gnome.org/http://gnome-look.org/から 好みのテーマや背景などをダウンロードして
[アプリケーションメニュー]→[個人設定]
などから設定する。ドラッグ&ドロップも使える。

MacOSX風にするには,
http://gnome-look.org/
からMac4Lin, MacUltimate, Aurora Leopard BSMなどをインストールする。 さらにボタンの配置をMac風にするには
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、apps - metacity - general を開いて button_layout の値を close,maximize,minimize:menu とする。
個人的にはAurora Leopard BSMをベースに他のOSX風テーマの アイコンやコントロールなどを使ってカスタマイズするのがおすすめ。 (コントロール:OSX-theme, ウィンドウの境界:Aurora Leopard BSM, アイコン:Clearlooks OSX, ポインタ:pantherx)

キーバインドをEmacs風にする

GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、 desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を Emacs にする。

Nautilusの動作設定

Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが 立ち上がりうっとうしい。これを解消するには次の設定をする。
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、 apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を オンにする。

ツールバーの設定

アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:

[システム] - [設定] - [メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。

FireFoxの設定

FireFoxのデザインを変えたり機能を拡張するには、 https://update.mozilla.org/ からアドオンを選んでインストールする。

User Agent Switcherのインストール

NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。

/usr/local 以下へのインストール

大抵のソフトウェアはSynapticなどで探せばあるが、 その他のソフトウェアは手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。

Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート

その他のメモ

gnome-panelがおかしくなったとき

パネルに追加したアプレットがなんらかの具合でおかしくなり,パネル自体が 動かなくなった. ~/.gconf/apps/panel/profiles/default/applets のこわれたアプレットの設定を消去したら直った.

gnomeが立ち上がらなくなったとき

ユーザIDを変更するなど、ユーザ設定に重大な変更をすると、以前のgnomeの 設定がロックされるなどして使えなくなったりする。 この場合、/tmp 以下にできているロックファイルなどを削除するとよい。

ハードディスクのデータの完全削除

[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]

機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:

# shred -n 2 -v /dev/hda
ここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)

リソース

Ubuntu

Ubuntu-ja

ubuntu guide: Ubuntu 9.04 (Jaunty Jackalope) | 日本語版

2ch Linux Beginners: Ubuntu FAQ

Linux Tips


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