FC5 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート。 デスクトップとして使うための設定メモ集。
Fedora Coreとは RedHat 系 の先進的なフリー Linux ディストリビューションである。 Fedora Core の成果が将来の RedHat Enterprise Linux 製品版に採り入れられる。 それだけに、最新技術が惜しみなく投入されるディストリビューションであり、 新バージョンリリースのサイクルも半年程度と短い。 FC5 は2006年3月20日リリース。
以下の設定において、
# command ...はスーパーユーザで実行することを表し、
% command ...は通常のユーザで実行できることを表す。スーパーユーザになるのは必要最小 限にしておいた方が安全。
まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。 また、インストール時に.emacsが書き換えられてしまうので、別名で取っておく:
% cp .emacs .emacs.bkup
理研から取ってくるとかなり速い。
i386:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/5/i386/iso/
x86_64:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/5/x86_64/iso/
データをチェックする:
% sha1sum -c SHA1SUM
ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bを使う
とよい。ISOイメージをファイルとして書き込まないように注意する。
[ツール]→[DVD]→[ISOイメージを書き込む]などを使う。
あるいはMS WindowsでDeepBurner
というフリーソフトを使ってもよい。
Linuxでの他のオプションとして、CDに焼くならxcdroastがある。また、 DVD+RWによりインストールDVDを作成するにはdvd+rw-toolsを使うこともできる。 DVD+RWのデバイス名が/dev/hdcの場合、
# dvd+rw-format /dev/hdc # growisofs -Z /dev/hdc=FC-5-i386-DVD.isoのようにする。
Linuxのみのシステムにするならインストーラーにしたがって設定すれば十 分である.
パーティション例(100G程度のディスクの場合):
/boot : 128MB / : 20GB /usr/local : 20GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)/usr/local, /homeは別パーティションにしておくことで,システム更新の際 にも,データを失わずに対応できるので都合がよい.一般的にアップグレー ドインストールはクリーンインストールに比べて安定性が低くなるので,なる べく避ける.古いシステムを消してクリーンインストールした方が安定性がよ い.
パーティション例(400G程度の余裕あるディスクの場合):
/boot : 512MB / : 5GB /usr : 40GB /usr/local : 40GB /var : 20GB /tmp : 5GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度) /backup : セカンドディスクに割り当てこの例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。このパーティションの場合,システム更新の際には /boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリーンイ ンストールする.
パーティションの作成時、デフォルトのLVMではブートローダが起動せずに Windowsしか立ち上がらなくなることがあるので注意する。
システムを構築するにあたって問題をなるべく起こさないためには、Windows のパーティションはWindowsのツールで作り,LinuxのパーティションはLinux のツールで作るほうがよい. Windowsは融通が利かないので,Windows → Linuxの順序でインストールする. ここでは単純に,ハードディスクを一旦全て消去してパーティションを設定し 直す方法を取る.ハードディスク上のデータはすべて失われるので,あらかじ めバックアップをしておき,次の手順で行う:
後でパーティションを変更したくなったらLinux側のコマンド gparted を使う. これでWindows領域のサイズも変更できる.
インストーラに従ってインストールすれば問題ない. ここではインストールのカスタマイズはせず、必要なソフトウェアは後でイ ンストールすることにする.インストールするソフトウェアの画面では、「オ フィスとプロダクティビティ」、「ソフトウェア開発」、「Webサーバー」に すべてチェックをして、ソフトウェアの選択では「後でカスタマイズ」を選ん でおく.
ネットワークにDHCPで接続している場合、 デフォルトではマシン名がlocalhostとなるが、 何かと都合が悪いので固有の名前を設定する。 スーパーユーザになって、/etc/sysconfig/networkを開き、
#HOSTNAME=localhost.localdomain HOSTNAME=machine_nameのようにしておく。ただし、"machine_name"のところは新たに付けるマシン名。 次に、/etc/hosts を開いて
#127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 127.0.0.1 machine_name machine_nameのようにしておく。
デフォルトでは、ssh でいきなりrootとしてログインできてしまうが、 セキュリティ上好ましくない。これを無効にするため、スーパーユーザで /etc/ssh/sshd_config を開き、"#PermitRootLogin yes"という行があれば、
PermitRootLogin noと書き換えておく。引き続き
# /sbin/service sshd restartで ssh を再起動しておく。
[デスクトップ]→[管理]→[ユーザーとグループ]
のプロパティによってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。
設定ファイル例:
umask 022 limit coredumpsize 0 # aliases are set in .alias if -f ~/.alias source ~/.alias endif set path = (. ~/bin $path) set prompt="%m:%~ %h %% " setenv MANPATH /usr/man:/usr/share/man setenv EDITOR emacs setenv LANG ja_JP.UTF-8 setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros: ...
このときエイリアスは ~/.alias に書く。
# aliases alias h history alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i' alias dir 'ls -al' alias ls 'ls -F' ...
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/5/$ARCH/os http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/5/$ARCH/os http://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/Linux/Fedora/5/$ARCH/os http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/core/5/$ARCH/os http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/core/5/$ARCH/os次に/etc/yum.repos.d/fedora-core.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/fedora-core-$releasever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-coreと書き換える。同様に、 /etc/yum.repos.d/local-updatesというファイルを作り、 その中に次のようにミラーサーバを書いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/updates/5/$ARCH/ http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/updates/5/$ARCH/ http://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/Linux/Fedora/updates/5/$ARCH/ http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/core/updates/5/$ARCH/ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/core/updates/5/$ARCH/次に/etc/yum.repos.d/fedora-updates.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/updates-released-fc$releasever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-updatesと書き換える。 さらに、 /etc/yum.repos.d/local-extrasというファイルを作り、 その中に次のようにミラーサーバを書いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/extras/5/$ARCH/ http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/extras/5/$ARCH/ http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/extras/5/$ARCH/ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/extras/5/$ARCH/次に/etc/yum.repos.d/fedora-extras.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/fedora-extras-$releasever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-extrasと書き換える。
GPG公開鍵をインストールする:
# rpm --import /usr/share/doc/fedora-release-*/RPM-GPG-KEY*
まず、
http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/5/freshrpms-release/
からfreshrpms-release-***.fc.noarch.rpmをダウンロード、インストールする。
スーパーユーザになって /etc/yum.repos.d/dries.repo というファイルを作り、 次の内容を書き込んでからセーブする:
[dries] name=Extra Fedora rpms dries - $releasever - $basearch baseurl=http://ftp.belnet.be/packages/dries.ulyssis.org/fedora/linux/$releasever/$basearch/dries/RPMS/ gpgkey=http://dries.ulyssis.org/rpm/RPM-GPG-KEY.dries.txt enabled=1 gpgcheck=1
ホームページ
http://kde-redhat.sourceforge.net/
からFedora Core: kde.repoをダウンロードして
/etc/yum.repos.d/kde.repoとしてセーブする.
http://rpm.livna.org/fedora/5/i386/
からlivna-release-5-4.noarch.rpmあるいはその最新版を取ってきて、
インストールする。
この Livna リポジトリは上のリポジトリ群と競合することがある。 そこで、安全のために通常のアップデートでは使用しないようにするため、 /etc/yum.repos.d/livna.repo を開いて、enabled=1の行を enabled=0 と変更 する。
/etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。
[flash] name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm http://macromedia.rediris.es/rpm enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY [atrpms] name=At RPM Repository for Fedora Core baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/atrpms/fedora/$releasever/en/$basearch/at-stable http://dl.atrpms.net/fc$releasever-$basearch/atrpms/stable enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms [jpackage-generic] name=JPackage (free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-fedora] name=JPackage (free) for Fedora Core $releasever mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_fedora-$releasever.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-generic-nonfree] name=JPackage (non-free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic_nonfree.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0
リポジトリをむやみに混ぜて自動updateすると競合しておかしなことにな るので、デフォルトでオフにした。特に、Atrpmsを用いて自動updateをすると、 ひどいことになる。オフになっているリポジトリのパッケージを自分で選んで インストールするには、例えば "# yum --enablerepo atrpms install パッケー ジ名"などとする。他のリポジトリを使いたい場合も同様に追加する。
次に、ミラーリストから自動的に最も速いダウンロード先を選ぶようにす るためのプラグインをインストール:
# yum install yum-fastestmirror
最後にソフトウェアをアップデートする(初回はかなり時間がかかる):
# yum updateこのコマンドによりソフトウェアを最新の状態に保てるが、サーバが落ちてい るなどの理由で一時的にあるリポジトリをオフにしたい場合 "yum --disablerepo=[リポジトリ名] ..." のようにオプションを付けて実行する。
サービスの設定で、yumをオンにしておけばソフトウェアの自動アップデー トが夜間に行われるようになる:
# /sbin/service yum start # /sbin/chkconfig yum onログは/var/log/yum.logに記録される。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
Yumのグラフィカルインターフェース yumex あるいは gnome-yumをインストールする。
# yum install yumex gnome-yum
yumexを起動
# yumex左の「リポジトリ」を選んで rpmforgeなど自分で追加したサードパーティリポジトリを追加し て、プロファイルに保存しておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
Yumに関連した便利なユーティリティ yum-utils をインストールする。
# yum install yum-utils
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
エディタ Emacs のインストール:
# yum install emacs emacs-common
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
グラフィカルインターフェースでパーティションを変更するためのツール gparted をインストールする:
# yum install gparted変更できるファイルシステム、および必要な追加ファイルは http://gparted.sourceforge.net/features.php を参照。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
nVidiaビデオカードは自動的に認識されていても、3Dサポートが有効でないな どせっかくの性能が生かしきれていないので、メーカーの提供する Linux 用 ドライバを入れておく。
Livna リポジトリに nVidia ドライバのカーネルモジュール rpm がある ので、これによりインストールすると楽にできる:
# yum --enablerepo=livna install kmod-nvidia
カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。
(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum)
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc5.html#ttf
から msttcorefonts-1.3-4.noarch.rpm を取ってきて、
# rpm -ivh msttcorefonts-1.3-4.noarch.rpm
デフォルトの日本語フリーフォント Sazanami は品質が低い。 だが、以下の設定により他のフリーフォントに入れ替えれば見違えるような見 栄えが実現される:変更前と変更後のサンプル
まず、日本語フリーTrueTypeフォントである IPAフォントを使うには次のようにする:
% wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz % wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh # sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz /tmp/grass5 /tmp/bin # mv /tmp/grass5/fonts/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # sh /tmp/bin/grass5uninstall.sh # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # mv sazanami-mincho.ttf sazanami-mincho.ttf.org # mv sazanami-gothic.ttf sazanami-gothic.ttf.org # ln -s ipam.ttf sazanami-mincho.ttf # ln -s ipag.ttf sazanami-gothic.ttf # mkfontdir # mkfontscale
次に /etc/fonts/fonts.conf を編集し、中の文字列 "Sazanami Mincho" をすべて "IPAMincho" に置換する。同じく、"Sazanami Gothic" をすべて "IPAGothic"に置換する。また、/etc/fonts/conf.d/50-no-hint-fonts.conf も同様に置換する。設定を有効にするにはXを起動し直す必要がある。 これにより、FireFoxなどデスクトップやアプリケーションの文字が、アンチ エイリアスの効いたなめらかな文字で表示されるようになる。
このままでも十分使えるが、さらにデスクトップやブラウザのゴシック体 の「かな」をもう少しセンスの良い字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。 このためにまず、Fontforge がインストールされていなければ入れておく:
# yum install fontforgeそして、M+フォントのダウンロードページ
% tar xvfz mplus-TESTFLIGHT-011.tar.gz % cd mplus-TESTFLIGHT-011 % cp /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ipag.ttf . % fontforge -script m++ipa.pe # mv M*IPAG.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType # mkfontdir # mkfontscaleさらに /etc/fonts/fonts.conf を編集し、上で置き換えた文字列 "IPAGothic" をすべて "M+2P+IPAG" に置換する。また、 /etc/fonts/conf.d/50-no-hint-fonts.conf も同様に置換する。
フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、 さらに高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。 1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている (例えば、 リコー、 キャノン、 ダイナコム、など)。 Windows 版の TrueType フォントは Linux 上でもそのまま使える。 MS明朝やMSゴシックも、 WinXPのC:/Windows/Fonts/にあるmsmincho.ttc, msgothic.ttc を使って上と同じようにインストールすれば使え、 MS Wordで作成されたファイルをそのままOpenOfficeで閲覧できるようになる。 ただし、ライセンスの問題がグレーなので、 使用許諾契約条件に注意して自己責任で。
フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/
(注)2003年までのLinuxでは、デフォルトフォントとして「東風(こち) フォント」という品質の高いフリーフォントが使われていて、かなり見栄えの するものであった。ところが東風フォントの製作にあたってベースにしたフリー と信じられていたフォントの起源が実は、既存製品の無断複製品であったこと が判明、その結果東風フォントも完全フリーではないことが明らかになってし まった。東風フォントはまだ発展途上にあったが、完全フリーフォントを指向 していた作者はこれを受けてただちに配布を停止、開発も止めてしまった。デ フォルトフォントの見栄えはOS自体の普及にも甚大な影響があるだろう。残念 な事件であった。
参考サイト:
http://khdd.net/kanou/fonts/stolenbitmap.html
http://www.on.cs.keio.ac.jp/~yasu/jp_fonts.html
半角/全角キーを押すとウィンドウの右下にscimのツールバーが出てくるので、 右クリックで適宜設定する。 特に,Emacsを使っている場合は開始/終了に Ctl-Space では都合が悪いので その設定は削除しておく.
漢字の手書き認識入力をするため tomoe のインストール:
# yum install tomoe scim-tomoe
サイト:
ANTHY:
http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM:
http://www.scim-im.org/
UIM:
http://uim.freedesktop.org/wiki/
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
TeX関係をまとめてインストールする.4/25現在、pxdviで日本語が表示で きないというバグがある ( bug report) が,developmentのパッケージではバグが取れている ので,そこからインストールする:
# yum --enablerepo=development install tetex*
あるいは tetex を yum から入れずに,ptetex のインストールを/usr/localにしてもよいが,この場合はyumによる自動 アップデートはできなくなる
ポストスクリプトファイルやPDFファイルを閲覧するためのビューアとして、 gv, gsview, xpdfをインストールする:
# yum install gv gsview xpdfデフォルトの文書ビューア evince もあるが、日本語ファイルが文字化けする ことが多い。PDFファイルは Acrobat Readerのインストールをして、acroread で読む方法もある。PDFは文書に よって日本語ファイルが文字化けするので、いくつかのビューアを使い分ける とよい。
ポストスクリプトビューアのフォントは、/etc/ghostscript/ の cidfmap.ja, FAPIcidfmap.ja で設定されている。フォントを変える必要があ ればこれらのファイルを編集すればよい。
Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるように なる AucTeX をインストール:
# yum install emacs-auctex実際に使うには、~/.emacs の最後に
;=================================== ; AUCTeX ;=================================== (require 'tex-site) (setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode) (setq japanese-TeX-command-default "pTeX") (setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX") (setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle") (setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx")) (setq kinsoku-limit 10) (setq LaTeX-indent-level 4) (setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d")))を付け加える(ptetexを使う場合には最後の行のパスは /usr/local/teTeX/bin/xdvi となる)。
データのプロットや、図の作成をするためのソフトウェアをインストールする。
2次元プロットツールとして Grace、および2,3次元プロットツールとして PLplot をインストール:
# yum install grace plplotGraceは"xmgrace"で起動。PLplotは C や Fortran などから呼び出して使う。
ドローツールとしては xfigと inkscapeをインストール:
# yum install xfig inkscape
フリーの数式処理ソフト Maximaをインストールする:
# yum install maxima* TeXmacs
TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカ ルフロントエンドとしても使える.texmacsを起動し,真ん中のツールバーの 一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックしてmaximaを選べばTeXで綺 麗に整形された出力が得られる.
maximaのマニュアルは file:///usr/share/maxima/5.9.2/doc/html/maxima_toc.html にインストールされている。
# sh jre-1_5_0_06-linux-i586-rpm.binFireFoxで使うためシンボリックリンクを作成(バージョン番号は適宜変更):
# ln -s /usr/java/jre1.5.0_06/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/lib/firefox-1.5.0.1/plugins/.~/.tcshrc に次の行を追加する(バージョン番号は適宜変更):
# JAVA setenv JAVA_HOME /usr/java/j2re1.5.0_06 setenv PATH /usr/java/j2re1.5.0_06/bin:$PATH
まず、マウントポイントをつくる:
# mkdir /winxp次にNTFSのあるパーティションを確認:
# /sbin/fdisk -l
また、/etc/fstab に次の行を記述する。
/dev/hda5 /winxp ntfs defaults,uid=500 0 0 ^^^^ ~~~ここで、^^^の部分は上で確認したWindowsのパーティションを入れ、~~~の部分はroot以外にアクセスするユーザー番号を入れる。
次にntfsを読み込むカーネルモジュールをインストールする。Livna のパッ ケージをいれると楽にできる:
# yum --enablerepo=livna install kmod-ntfsあるいは、
% uname -r -pでカーネルのバージョンとプロセッサタイプを確認し、
最後に
# mount /winxpとするかあるいは再起動するとマウントされてアクセスできるようなる。
Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.
Synergy ホームページ
からダウンロードページへ行き,
Linux側ではsynergy-*.i386.rpm
(i386の場合) あるいは
synergy-*.src.rpm (x86_64の場合) をダウンロードしてインストールする:
i386の場合
# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpmx86_64の場合
% rpmbuild --rebuild synergy-1.3.1-1.src.rpm # rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/synergy-1.3.1-1.x86_64.rpmインストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens linhost: winhost: end section: links linhost: right = winhost winhost: left = linhost end section: aliases linhost: linhost.domain.name.jp winhost: winhost.domain.name.jp endなどとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.
ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開
いておく必要がある.
[デスクトップ]→[管理]→
[セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「その他のポート」をクリッ
クし、使用するtcpポート番号を書いておく.
ポート番号は以下の Windows 側でも設定するので、
それと同じものであればなんでもよい。
次に,通常ユーザに戻り,
% synergys -fとして フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。
次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.
% synergysにより、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。
参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)
公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.
パーミッション設定と,www用のファイル置場:
% chmod 701 ~ % mkdir -m 705 ~/public_htmlApache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80 ServerName 127.0.0.1:80 #UserDir disable UserDir public_html <Directory /home/*/public_html> AllowOverride All Options All </Directory> #AddDefaultCharset UTF-8 AddHandler cgi-script .cgi最初の行は外部からのアクセスを禁止するために重要 (外部へ公開する場合は上記の設定は甘すぎるので注意)。 httpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start # /sbin/chkconfig --level 35 httpd onSELINUXを有効にしてるとき、このままではホームディレクトリがブロックさ れているので、ホームディレクトリで
% chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_htmlとする。 これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになり,cgiも動かせる.
403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。
(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
マルチメディア関連のソフトウェア、mplayer, xmms, ogleをまとめて インストール:
# yum install mplayer* xmms* ogle*
コーデックをインストール:
# yum --enablerepo=atrpms install w32codec divx4linux
Realplayerについては http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。あらかじめ、
# yum install compat-libstdc++-33 # yum remove HelixPlayerをしてからインストールする。デフォルトで /usr/local/RealPlayer にイン ストールされるので、
# ln -s /usr/local/RealPlayer/realplay /usr/local/bin/realplayとしておく.
さらに、FireFoxで使うFlashプラグインをインストール:
# yum --enablerepo flash install flash-plugin
スクリーンセーバーをインストール:
# yum install xscreensaver*
Windowsのcabinet形式のファイルを解凍するツール
# yum install cabextract
[あらかじめ必要な設定: nVidiaビデオカードのドライバを使う設定]
3次元的なグラフィックでバーチャルデスクトップを切り替えるプログラム
3d-Desktop
をインストールして使う。nVidia等OpenGLドライバついた3D機能をサポートし
たビデオカード(グラフィックカード)が必要.
まだリポジトリにないので、暫定的に
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=59688
のFC4用の 3ddesktop-0.2.9-1.FC4.nVidia.i386.rpm を入れてみたが、
問題なく動いているようだ。
使い方は,3ddesk --help で確認.
他のデスクトップのイメージをあらかじめ得ておくために、
[デスクトップ]→[設定]→[他の個人設定]→[セッション]
を選んで、[自動起動するプログラム]タブを開き、
"3ddesk --acquire"コマンドを追加しておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
# yum install gdesklets*
使い方:まず、
% gdesklets startでプログラムを常駐させる。
Displays & Sensorsは
http://gdesklets.gnomedesktop.org/
で探す。
[アプリケーションメニュー]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。
ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。
メールクライアントとして Thunderbird を使うためにインストール:
# yum install thunderbird
ペンギンがメール通知をしてくれる。昔のxbiffが洗練されたような感じ。
# yum install gnubiffでインストールし、"gnubiff"で設定。 自分のメールサーバに応じて設定をした後、パネルに追加する。
あるいはGTKアプリとして動かすなら、
[デスクトップ]→[設定]→[他の個人設定]→[セッション]
の[自動起動するプログラム]タブを選んで
gnubiff -nというコマンドを追加する。
# yum --enablerepo=livna install kmod-nvidia kmod-ntfs
Emacs で日本語を読むためには ~/.emacs に
;=================================== ; Japanese Language ;=================================== (set-language-environment "japanese")を付け加える。
Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、
# yum install anthy-elでインストールし、~/.emacs に
;=================================== ; Anthy ;=================================== (set-input-method "japanese-anthy")を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。
Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
C-q: 半角カナ ←→かな漢字
Emacs でファイル一覧を表示する dired は初期設定では ls コマンドを使うが、 出力に日本語が含まれていると文字化けしてしまう。これを避けるには、 ~/.emacs に
;=================================== ; Dired ;=================================== (require 'ls-lisp) (let (current-load-list) (defadvice insert-directory (around reset-locale activate compile) (let ((system-time-locale "C")) ad-do-it)))を付け加える。
デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.
メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールである. デフォルトの Evolution は文字コードを UTF-8 ですべて扱おうとするので, 都合が悪い.相手が全員UTF-8を扱えるメールリーダを使うなら問題ないが, 現実はそうではないので.相手先で文字化けしてしまう. どうしても Evolution を使うのであれば,文字コードの設定をする. Evolution を起動して,
[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]
によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、
[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]
も同様に変更.ただし,メールヘッダをUTF-8からJISに変える ことはできないので,サブジェクト欄に日本語を入れると相手先で文字化けす ることが多い.この特性は Evolution 作者の方針らしく,どうしようもな い.Thunderbird へ移行したほうがよい.
公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:
% ssh-keygen -t dsaにより生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。
さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。
設定によっては小さめの文字はビットマップフォント(ギザギザした文字) になり、大きめの文字のみアンチエイリアスフォント(なめらかな文字)になる。 つねにアンチエイリアスを有効にするには、~/.fonts.conf を作り
<match target="font"> <edit name="embeddedbitmap"> <bool>false</bool> </edit> <edit name="antialias"> <bool>true</bool> </edit> </match>という内容を書いてセーブする。逆に、アンチエイリアスを常に無効にするに は、上で true と false を逆にする。
GnomeのキーバインドをEmacs風にする。Gconf-Editorがインストールされ ていない場合
# yum install gconf-editorでインストールし、
Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが 立ち上がりうっとうしい。これを解消するには次の設定をする。 Gconf-Editorがインストールされていない場合
# yum install gconf-editorでインストールし、
アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:
[デスクトップ]→[設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。
FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。
バージョンアップしたときなど、メニューなどが英語になってしまうことがあ
る。これを日本語化するには、
http://ftp.mozilla-japan.org/pub/mozilla-japan/firefox/development/
にアクセスして、インストールされているFireFoxのバージョンのディレクト
リに行き,最新の日本語パック
firefox-*.ja.langpack-*.xpiをクリックする。
最初は、
このサイトのソフトウェアがインストールできないというメッセージバーがでるので、
そこにある[Edit Options...]によって許可した後、
もう一度上のファイルをクリックする。
FireFox を再起動すれば有効化する。
NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。
そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm # rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm
# rpm -e --force [アプリケーション名]により強制削除してyumで再インストールすればよい.
[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]
機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:
# shred -n 2 -v /dev/hdaここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)
Fedora Core 5 Linux Installation Notes (by Stanton Finley)
Personal Fedora Core 5 Installation Guide (by Mauriat Miranda)