FC4 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート
Fedora CoreとはRed Hat から派生した先進的なlinuxディストリビューションである。 FC4 は2005年6月13日リリース。
まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。 また、インストール時に.emacsが書き換えられてしまうので、別名で取っておく:
% cp .emacs .emacs.bkup
理研から取ってくるとかなり速い。
i386:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/4/i386/iso/
x86_64:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/4/x86_64/iso/
データをチェックする:
% sha1sum -c SHA1SUM
ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bを使う
とよい。ISOイメージをファイルとして書き込まないように注意する。
[ツール]→[DVD]→[ISOイメージを書き込む]などを使う。
あるいはMS WindowsでDeepBurner
というフリーソフトを使ってもよい。
Linuxでの他のオプションとして、CDに焼くならxcdroastがある。また、 DVD+RWによりインストールDVDを作成するにはdvd+rw-toolsを使うこともできる。 DVD+RWのデバイス名が/dev/hdcの場合、
# dvd+rw-format /dev/hdc # growisofs -Z /dev/hdc=FC4-i386-DVD.isoのようにする。
パーティション例(1):
/boot : 128MB / : 20GB /usr/local : 20GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
パーティション例(2):
/boot : 512MB / : 5GB /usr : 40GB /usr/local : 40GB /var : 20GB /tmp : 5GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度) /backup : セカンドディスクに割り当て(2番目の例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。) /usr/local, /home, /backupはフォーマットせずそのまま残してインストール したソフトウェアやユーザのデータなどを引き継ぐ。
/boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリー ンインストールする。一般にアップグレードインストールはクリーンインストー ルに比べて安定性が低くなる。できるだけカスタムインストールで必要なパッ ケージを選んでおくと時間とディスクの節約になる。
[デスクトップ]→[システム設定]→[ユーザとグループ]
によってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。
設定ファイル例:
umask 022 limit coredumpsize 0 # aliases are set in .alias if -f ~/.alias source ~/.alias endif set path = (. ~/bin $path) set manpath = ("man -w") set prompt="%m:%~ %h %% " setenv EDITOR emacs setenv LANG ja_JP.UTF-8 setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros: ...
このときエイリアスは ~/.alias に書く。
# aliases alias h history alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i' alias dir 'ls -al' alias ls 'ls -F' ...
まず、yumの設定ファイル /etc/yum.conf を編集し、retries=20の行を次 のように変更する:
#retries=20 retries=2 timeout=10
パッケージの取得先を高速な国内のミラーサーバに変更する。 ミラーサーバは http://fedora.redhat.com/download/mirrors.html で確認。ミラーサーバが決まったら、設定ファイルを変更する。
(例)
/etc/yum.repos.d/local-baseというファイルを作り、
その中に次のようにミラーサーバを書いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/4/$ARCH/os http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/4/$ARCH/os http://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/Linux/Fedora/4/$ARCH/os http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/core/4/$ARCH/os http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/core/4/$ARCH/os次に/etc/yum.repos.d/fedora.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/fedora-core-$releasever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-baseと書き換える。同様に、 /etc/yum.repos.d/local-updatesというファイルを作り、 その中に次のようにミラーサーバを書いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/updates/4/$ARCH/ http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/updates/4/$ARCH/ http://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/Linux/Fedora/updates/4/$ARCH/ http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/core/updates/4/$ARCH/ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/core/updates/4/$ARCH/次に/etc/yum.repos.d/fedora-updates.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/updates-released-fc$relea\sever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-updatesと書き換える。 さらに、 /etc/yum.repos.d/local-extrasというファイルを作り、 その中に次のようにミラーサーバを書いておく。
http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/extras/4/$ARCH/ http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/extras/4/$ARCH/ http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/fedora/extras/4/$ARCH/ http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Fedora/extras/4/$ARCH/次に/etc/yum.repos.d/fedora-extras.repoを開き、mirrorlist=の部分を
#mirrorlist=http://fedora.redhat.com/download/mirrors/fedora-extras-$releasever mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-extrasと書き換える。
GPG公開鍵をインストールする:
# rpm --import /usr/share/doc/fedora-release-*/RPM-GPG-KEY*
RPMforgeを設定:
以下はi386の場合の例。x86_64の場合はURLが異なるかもしれない。また、
設定法は適宜変化するかもしれないので、
オリジナルのページも参照したほうが安全。
まず、
http://rpmforge.net/user/packages/rpmforge-release/
からFedora Core 4 for i386の
rpmforge-release-***.rpmをダウンロード、インストールする。
/etc/yum.repos.d/mirrors-rpmforgeを開き、一番上の行に
http://ftp.riken.jp/Linux/dag/dries/fedora/fc4/i386/dries/RPMSを付け加える。次に /etc/yum.repos.d/rpmforge.repoを開き、mirrorlist=の行のコメントアウト を変更し、
#mirrorlist = http://apt.sw.be/dries/fedora/fc4/mirrors-rpmforge mirrorlist = file:///etc/yum.repos.d/mirrors-rpmforgeとする。
FreshRPMSを設定:
まず、
http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/4/freshrpms-release/
からfreshrpms-release-***.fc.noarch.rpmをダウンロード、インストールする。
KDE-RedHatを設定:
ホームページ
http://kde-redhat.sourceforge.net/
からFedora Core: kde.repoをダウンロードして
/etc/yum.repos.d/kde.repoとしてセーブする.
Livna リポジトリを設定:
http://rpm.livna.org/fedora/4/i386/RPMS.lvn/より、
livna-release-4-0.lvn.5.4.noarch.rpmあるいはその最新版を取ってきて、
インストールする。
# rpm -ivh livna-release-4-0.lvn.5.4.noarch.rpmこのリポジトリは上のリポジトリと競合する場合があるので、デフォルトでオ フにしておく: /etc/yum.repos.d/livna.repo を開いて、enabled=1 の 行を enabled=0 と変更する。
さらに他のサードパーティのレポジトリを追加する。 /etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。
[atrpms] name=At RPM Repository for Fedora Core baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/atrpms/fedora/$releasever/en/$basearch/at-stable enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms [newrpms] name=Fedora Core 4 i386 NewRPMS.sunsite.dk baseurl=http://newrpms.sunsite.dk/apt/redhat/en/i386/fc4 enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://newrpms.sunsite.dk/gpg-pubkey-newrpms.txt [flash] name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm http://macromedia.rediris.es/rpm enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY [jpackage-generic] name=JPackage (free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-fedora] name=JPackage (free) for Fedora Core $releasever mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_fedora-$releasever.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-generic-nonfree] name=JPackage (non-free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic_nonfree.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0リポジトリをあまり混ぜると競合する可能性が高まるので、 デフォルトでオフにした。オフになっているリポジトリのパッケージをインス トールするには、例えば "# yum --enablerepo livna install パッケージ名"などとす る。他のリポジトリを使いたい場合も同様に追加する。
最後にソフトウェアをアップデートする(初回はかなり時間がかかる):
# yum update
サービスの設定で、yumをオンにしておけばソフトウェアの自動アップデー トが夜間に行われるようになる:
# /sbin/service yum start # /sbin/chkconfig yum onログは/var/log/yum.logに記録される。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定] Yumのグラフィカルインターフェース yumex をインストールする。
# yum install yumex
yumexを起動
# yumex右の「リポジトリ」を選んで rpmforgeなど自分で追加したサードパーティリポジトリを追加し て、プロファイルに保存しておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
Yumに関連した便利なユーティリティ yum-utils をインストールする。
# yum install yum-utils
# rpm -ivh yumex-applet-2.1-1.i386.rpm
/etc/sysconfig/rhn/sourcesに次の行を追加する:
yum rpmforge http://apt.sw.be/dries/fedora/fc4/i386/dries/RPMS yum freshrpms http://ayo.freshrpms.net/fedora/linux/4/i386/freshrpms/RPMS yum kde-redhat-stable http://apt.kde-redhat.org/apt/kde-redhat/fedora/4/i386/stable/RPMS yum kde-redhat-stable-all http://apt.kde-redhat.org/apt/kde-redhat/all/stable/RPMS
[アプリケーション]→[システムツール]→[Yum Extender Alert Icon]
により起動。Alert Iconをクリックして設定およびデータを更新しておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
グラフィカルインターフェースでパーティションを変更するためのツール gparted をインストールする:
# yum install gparted ntfsprogs変更できるファイルシステム、および必要な追加ファイルは http://gparted.sourceforge.net/features.php を参照。
コンピュータ上のファイルをすばやく検索するコマンド "locate" を用い るため,毎日ファイルのデータベースを更新するよう設定する。このために /etc/updatedb.confを開いて DAILY_UPDATE=no の行を DAILY_UPDATE=yes と 書き換える。すぐにデータベースを更新するには
# updatedb
ソフトウェアを手でインストールする際、 なるべくデフォルトのまま行いたいときに都合がよいシンボリックリンク:
# ln -s /usr/local /opt # ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl
自動的にカードは認識されていたとしても、画面がちらつくことがあったり、 3Dサポートが有効でないなど好ましくないので、ドライバを入れておく。
http://www.nvidia.com/content/drivers/drivers.asp から自分のカードのドライバをダウンロードする。
# /sbin/init 3としてXを切り、rootでログインする。ドライバを置いたディレクトリに入り、
# sh ./NVIDIA-Linux-x86-1.0-7664-pkg1.runでドライバがインストールされる。次に
# cp /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.orgとしてから/etc/X11/xorg.confを開いてDriver "nv" を Driver "nvidia" に書き変え、Load "dri" 行を削除する。 Load "glx"の行があることを確認し、Load "GLcore"の行があれば削除する。
# /sbin/init 5でXをスタートさせる。NVidiaのロゴが出て立ち上がれば成功。
カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。
(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum)
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc4.html#ttf から msttcorefonts-1.3-3.noarch.rpm を取ってきて、
# rpm -ivh msttcorefonts-1.3-3.noarch.rpm
デフォルトの日本語フォントは品質が悪く、使用に耐えないので入れかえる。
日本語フリーTrueTypeフォントであるIPAフォントを使うには次のようにする:
% wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz % wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh # sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz /tmp/grass5 /tmp/bin # mv /tmp/grass5/fonts/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # sh /tmp/bin/grass5uninstall.sh # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # rm kochi-gothic-subst.ttf # rm kochi-gothic-subst.tti # rm kochi-mincho-subst.ttf # rm kochi-mincho-subst.tti # ln -s /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ipam.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/kochi-mincho-subst.ttf # ln -s /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ipag.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/kochi-gothic-subst.ttf # mkfontdir # mkfontscaleこの設定は等幅フォントだが、 プロポーショナルフォント(文字幅が変化するフォント)が好みなら、 ipam.ttf, ipag.ttf のかわりにipamp.ttf, ipagp.ttfとする。
次に /etc/fonts/fonts.conf を編集し、中の文字列 "Kochi Mincho" をす べて "IPAMincho" に置換する。同じく、"Kochi Gothic" をすべて "IPAGothic"に置換する。これにより、FireFoxなどデスクトップやアプリケー ションの文字が、アンチエイリアスの効いたなめらかな文字で表示されるよう になる。
フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、
半角文字と混ぜた場合ベースラインが揃わないなど、まだ難点もある。
高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。
1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている。
Windows 版の TrueType フォントは Linux 上でもそのまま使える
(例えば、
リコー、
キャノン、
ダイナコム、など
)。
新しくTrueTypeフォントをインストールするには、そのフォントを /usr/share/fonts/ja/TrueType/ へコピーして、そのディレクトリで
# mkfontdir # mkfontscaleとする。あるいは、nautilusで [ファイル]→[場所を開く] を選んで fonts: と入力し、 そこへ新しいフォントをドラッグ&ドロップするだけでもよい。 インストールしたフォントを使い、デスクトップなどのフォントを変えるには
さらにインストールしたフォントをデフォルトフォントにするには、 いくつかvfontcapを編集すればよいのだが、 上のように手っ取り早くシンボリックリンクで済ませることも可能:
# mv kochi-mincho-subst.ttf org.kochi-mincho-subst.ttf # mv kochi-gothic-subst.ttf org.kochi-gothic-subst.ttf # ln -s /usr/share/fonts/ja/TrueType/[明朝フォント名].ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-mincho-subst.ttf # ln -s /usr/share/fonts/ja/TrueType/[ゴシックフォント名].ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-gothic-subst.ttf
MS Windows用のTrueTypeフォントもそのまま使える。 WinXPのC:/Windows/Fonts/にあるmsmincho.ttc, msgothic.ttc を上のようにインストールすれば、 MS Wordで作成されたファイルをそのままOpenOfficeで閲覧できるようになる。 ただし、ライセンスの問題がグレーなので、 使用許諾契約条件に注意して自己責任で。
フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/
(注)2003年までのLinuxでは、デフォルトフォントとして「東風(こち) フォント」という品質の高いフリーフォントが使われていて、かなり見栄えの するものであった。ところが東風フォントの製作にあたってベースにしたフリー と信じられていたフォントの起源が実は、既存製品の無断複製品であったこと が判明、その結果東風フォントも完全フリーではないことが明らかになってし まった。東風フォントはまだ発展途上にあったが、完全フリーフォントを指向 していた作者はこれを受けてただちに配布を停止、開発も止めてしまった。デ フォルトフォントの見栄えはOS自体の普及にも甚大な影響があるだろう。残念 な事件であった。
参考サイト:
http://khdd.net/kanou/fonts/stolenbitmap.html
http://www.on.cs.keio.ac.jp/~yasu/jp_fonts.html
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
デフォルトの日本語入力の iiim + canna は変換効率が悪い。 より優れた日本語入力をできるようにするため、 scim + anthy あるいは uim + anthy に切替える。
# yum install anthy anthy-el scim scim-anthy uim uim-anthy uim-gnome uim-gtk2でインストール。Emacs で Anthy を使用するため、~/.emacs に
;=================================== ; Anthy ;=================================== (set-input-method "japanese-anthy")を付け加える。EmacsでAnthyの起動と停止は Ctl-\ で行う。
次にデスクトップの入力メソッドを切替える。
# /usr/sbin/alternatives --config xinput-ja_JPにより入力メソッドの選択ができるので、scimかuimのどちらかを選択する。
デフォルトの日本語入力を切っておく:
# /sbin/service iiim stop # /sbin/chkconfig iiim off # /sbin/service canna stop # /sbin/chkconfig canna offいったんログアウトしてから、Xを再起動する。
ウィンドウの右下にscimのツールバーが出てくるので右クリックで適宜設定する。
以下でAdobeReader, realplayerをインストールする場合、scimを動かして いると競合する不具合があるので、 対症療法として ~/.tcshrc に以下の行を追加しておく。
#avoid conflicts between SCIM and acroread/realplayer setenv GTK_IM_MODULE xim
現在、Evolutionにscimを使って日本語入力しようとすると落ちてしまう不具合がある.
% uim-toolbar-gtk &によりツールバーが出てくるので、これにより適宜設定を行う.さらに
[デスクトップ]→[個人設定]→[他の個人設定]→[セッション]
を開き「自動起動するプログラム」タブをクリックし、コマンド
"uim-toolbar-gtk" を追加しておく.ただし、起動の順番をなるべく最後にし
ておかないと消えてしまう場合がある。
あるいは,パネルにツールバーを入れることもできる。パネルを右クリックして uimアプレットを追加する.
通常のアプリケーション上で日本語モードへの切替えは Shift+Space で行う。
Emacs上では Ctl-\ で切替える。
Emacs上での使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
サイト:
ANTHY:
http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM:
http://www.scim-im.org/
UIM:
http://uim.freedesktop.org/wiki/
インストールタイプによっては次の追加インストールが必要:
# yum install VFlib2*
ポストスクリプトファイルを閲覧するには文書ビューア evince があるが、 gvのほうがよいので追加インストールする:
# yum install gv
Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるようになる。
# yum install auctex
~/.emacs の最後に
;=================================== ; AUCTeX ;=================================== (require 'tex-site) (setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode) (setq japanese-TeX-command-default "pTeX") (setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX") (setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle") (setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx")) (setq kinsoku-limit 10) (setq LaTeX-indent-level 4) (setq TeX-view-style '(("." "pxdvi -geometry 1005x1172 -s 3 %d")))を付け加える。
なぜか最後の設定が読み込まれないらしく、
プレビュー時にpxdviが起動しない(バグ?)。
そこで
#!/bin/csh -f pxdvi -geometry 1005x1172 -s 3 $argv[1]という中身のファイルを/usr/local/bin/xdviとしてセーブし、
# chmod a+x /usr/local/bin/xdviとすればよい。画面の解像度が低い場合のオプションは -geometry 800x900 -s 4 ぐらいがよい。
ドローソフトinkscapeを追加インストール:
# yum install inkscape
フリーの数式処理ソフトMaximaをインストールする.
# yum install maxima* TeXmacs
TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカルフ ロントエンドとしても使える.texmacsを起動し, 真ん中のツールバーの一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックして maximaを選べばTeXで綺麗に整形された出力が得られる.
maximaのマニュアルは file:///usr/share/maxima/5.9.2/doc/html/maxima_toc.html にインストールされている。
# sh jre-1_5_0_05-linux-i586-rpm.binFireFoxで使うためシンボリックリンクを作成:
# ln -s /usr/java/jre1.5.0_05/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/lib/firefox-1.0.7/plugins/.~/.tcshrc に次の行を追加する:
# JAVA setenv JAVA_HOME /usr/java/j2re1.5.0_05 setenv PATH /usr/java/j2re1.5.0_05/bin:$PATH
http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。
まず、マウントポイントをつくる
# mkdir /winxp
また、/etc/fstab に次の行を記述する。
/dev/hda5 /winxp ntfs defaults,uid=500 0 0 ^^^^ ~~~ここで、^^^の部分はWindowsのパーティションを入れ、~~~の部分はroot以外にアクセスするユーザー番号を入れる。 次に
% uname -r -pでカーネルのバージョンとプロセッサタイプを確認し、
# mount /winxpとするかあるいは再起動すればアクセスできるようなる。
公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.
パーミッション設定と,www用のファイル置場:
% chmod 701 ~ % mkdir -m 705 ~/public_htmlApache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80 ServerName 127.0.0.1:80 #UserDir disable UserDir public_html <Directory /home/*/public_html> AllowOverride All Options All </Directory> #AddDefaultCharset UTF-8 AddHandler cgi-script .cgihttpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start # /sbin/chkconfig --level 35 httpd onこれでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになり,cgiも動かせる.
403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。 SELINUXがブロックしている場合もあるので、そのときはホームディレクトリ で
% chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_htmlとする。
(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
MPlayer関係をまとめてインストール:
# yum install mplayer*
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
Mozillaで使うFlashプラグインをインストール:
# yum install mozilla-flash
Windowsのcabinet形式のファイルを解凍するツール
# yum install cabextract
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
# yum install gdesklets*
使い方:まず、
% gdesklets startでプログラムを常駐させる。
Displays & Sensorsは
http://gdesklets.gnomedesktop.org/
で探す。
[アプリケーションメニュー]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。
ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。
ペンギンがメール通知をしてくれる。昔のxbiffが洗練されたような感じ。
# yum install gnubiffでインストールし、"gnubiff"で設定。 自分のメールサーバに応じて設定をした後、パネルに追加する。
あるいはGTKアプリとして動かすなら、
[アプリケーション]→[個人設定]→[他の個人設定]→[セッション]
の[自動起動するプログラム]タブを選んで
gnubiff -nというコマンドを追加する。
[あらかじめ必要な設定: yum-utilsのインストール]
# package-cleanup --oldkernelsにより最新カーネルと1世代前のカーネルを残して古いカーネルが削除される。
メールの読み書きやスケジュール管理などはEvolutionにより行える。 メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールだが、 Evolutionのデフォルト文字コードがUTF-8になっているので、 そのままでは文字化けする。
[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]
によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、
[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]
公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:
% ssh-keygen -t dsaにより生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。
さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。
GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を
Emacs にする。
アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:
[デスクトップ]→[個人設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。
FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。
NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。
そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm # rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm
# rpm -e --force [アプリケーション名]により強制削除してyumで再インストールすればよい.
Fedora Core 4 Linux Installation Notes by Stanton Finley