Ubuntu 8.04 LTS "Hardy Heron" インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート
UbuntuとはDebianベースの Linux ディストリビューションである。豊富なパッケージによりソフト ウェアのインストールやアップデートがとても簡単。なかなか新しい安定版が 出ないDebianよりずっと速い、半年ごとの新バージョンリリース。最近注目の Linuxディストリビューションである。 8.04 は2008年4月24日リリース。
ここでは、 http://www.ubuntulinux.jp/で配布されている、 日本語デスクトップ環境にカスタマイズしたバージョンをインストールする。 面倒な日本語環境の設定がはじめからほとんど済んでいるので、 設定はかなり楽である。
Ubuntuの特徴として、rootユーザが存在しない。rootに関連する作業はす べて sudo を用いて行う。
まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。
インストールCDは一枚だけで、インストールは自動的にネットワークを介して 行われる。i386の場合は、日本語Remix版を http://www.ubuntulinux.jp/downloadから入手してインストールする。 Bittorrentを使うと速い。この場合は端末内で
bittorrent http://cdimage.ubuntulinux.jp/releases/8.04/ubuntu-ja-8.04-desktop-i386.iso.torrentを実行。
i386以外の場合は、オリジナル版を入手してインストールした後 http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized に従えば日本語Remix版と同等の環境になる(後述)。
ダウンロードしたisoイメージをCDに焼くには、
Linuxではgnomebaker, K3b, xcdroastなどのどれかを使うとよい。
イメージをファイルとして焼いてしまわないように注意しよう。
gnomebakerの場合、[Tools] - [Burn CD Image]
K3bの場合、[ツール] - [CD] - [CDイメージを書き込む]
あるいはMS WindowsでDeepBurner
というフリーソフトを使ってもよい。
マシンをインターネットに接続して、焼いたCDを入れて起動すると デスクトップが立ち上がる。左にある「インストール」のアイコンをダブ ルクリックするとインストールが始まる。 あとは指示に従えば問題ないだろう。 途中で止まるなど、うまくいかない場合はCDによる起動画面でF4を押し、 モードを変えてインストールを試してみる。
のちにクリーンインストールをすることを考えると、 少なくともユーザーディレクトリは 別パーティションにして構成することが推奨される。 パーティション設定画面では手動を選び、以下を参考に設定する。
パーティション設定例(1):
/boot : 128MB / : 20GB /usr/local : 20GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
パーティション設定例(2):
/boot : 512MB / : 5GB /usr : 40GB /usr/local : 40GB /var : 20GB /tmp : 5GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度) /backup : セカンドディスクに割り当て(2番目の例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。) /usr/local, /home, /backupはフォーマットせずそのまま残してインストール したソフトウェアやユーザのデータなどを引き継ぐ。
/boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリー ンインストールする。アップグレードインストールはクリーンインストー ルに比べて安定性が低くなることがある。
日本語RemixCDを使わずオリジナル版を使った場合には、 端末内で以下を実行して日本語追加パッケージを利用できるようにする:
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/hardy.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list sudo apt-get update sudo apt-get upgrade sudo apt-get -y install ubuntu-desktop-ja
まず、
[アプリケーション] - [端末]
を開き、
sudo gedit /etc/apt/sources.listを実行して、gedit で設定ファイル /etc/apt/sources.list を編集。
sudo apt-get update sudo apt-get upgradeを実行する。
[システム] - [システム管理] - [日本語版セットアップへルパ]
を起動して指示に従えば、
日本語の使用に適したソフトウェアや環境などが整えられる。
日本語版のThunderbird, Emacs, TeXシステムとビューア、
フォントなどがここで導入できる。
すべてインストールするまでしばらく時間がかかる。
x86_64システムでは AdobeReader関係が日本語版セットアップへルパでインストールできない。 これらにチェックをせずに進めて、 Adobe Readerから.debパッケージをダウンロードし、
sudo dpkg -i --force-architecture AdobeReader_jpn-8.1.4-1.i386.debを実行。(最新の9版はゴシックフォントを表示しないことがある。 自動的にアップグレードしないようにするにはsynapticでadobereader-jpn を選んで、[パッケージ] - [バージョンの固定])
予定表ソフトSunbirdをインストールする。
Google Calendarとも同期ができて非常に便利。
sudo apt-get -y install sunbirdを実行し、
Google Calendarと同期するには、 左の「カレンダーリスト」を右クリックして「新しいカレンダーの作成」を 選び、Googleカレンダーにチェックをする。そして、FirefoxでGoogle Calendarを開き、「カレンダーの設定」の画面に出てくる自分のアカウント 名をクリック、「カレンダーのアドレス」のところにある[XML]をクリック し、出てくる情報をSunbirdの新しいカレンダーの場所へ貼り付ける。
TeXでjsarticle, jsbookなどのokumura-clsfilesを使う場合、 そのままでは見栄えのしない東風代替フォントとなってしまう。 そこで /etc/texmf/vfontmap.d/20ptex-jisfonts.map を編集し
### For ptex-jisfonts #@Mincho Roman|Mincho@ /usr/share/fonts/truetype/ttf-ipamonafont/ipam-mona.ttf rml-jis JIS-H #@Gothic SansSerif|Gothic@ /usr/share/fonts/truetype/ttf-ipamonafont/ipag-mona.ttf gbm-jis JIS-Hと書き換え、 さらに /etc/texmf/vfontmap.d/20xdvik-ja.map を編集し
#@Mincho Roman|Mincho@ /usr/share/fonts/truetype/ttf-ipamonafont/ipam-mona.ttf rml JIS-H % ASCII pTeX rmlv JIS-V % ASCII pTeX dm JIS-H % NTT jTeX #@Gothic SansSerif|Gothic@ /usr/share/fonts/truetype/ttf-ipamonafont/ipag-mona.ttf gbm JIS-H % ASCII pTeX gbmv JIS-V % ASCII pTeX dg JIS-H % NTT jTeXと書き換える。そして
sudo update-vfontmapを実行。
追加で有用なパッケージを導入する.例:
sudo apt-get -y install feynmf texlive-fonts-extra texlive-music sudo apt-get -y install texlive-science texlive-publishers
シェルtcshをインストールする:
sudo apt-get -y install tcshを実行。
[システム] - [システム管理] - [ユーザとグループ]
によってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。
設定ファイル例:
umask 022 limit coredumpsize 0 # aliases are set in .alias if -f ~/.alias source ~/.alias endif set path = (. ~/bin $path) set manpath = ("man -w") set prompt="%m:%~ %h %% " setenv EDITOR emacs setenv LANG ja_JP.UTF-8 setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros: ...
このときエイリアスは ~/.alias に書く。
# aliases alias h history alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i' alias dir 'ls -al' alias ls 'ls -F' ...
ここまでの設定でデフォルトの日本語フォントはIPAフォントとなり、 このままでも十分使えるが、 デスクトップやブラウザのゴシック体の「かな」をもう少しセンスの良い 字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。 このためにまず、Fontforge がインストールされていなければ入れておく:
% sudo apt-get -y install fontforgeそして、M+フォントのダウンロードページ
tar xvfz mplus-TESTFLIGHT-023.tar.gz cd mplus-TESTFLIGHT-023 sudo cp /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipag-mona.ttf ipag.ttf sudo fontforge -script m++ipa.pe sudo mkdir /usr/share/fonts/truetype/mplus sudo mv M*IPAG.ttf /usr/share/fonts/truetype/mplus/. sudo fc-cache -f -v /usr/share/fonts/truetype/mplusを実行。
デスクトップのフォントは、
[システム] - [設定] - [外観の設定]
の「フォント」タブで設定できるので、
M+2P+IPAG(プロポーショナル)、
M+1M+IPAG(固定幅)などを選んでおくとよい。
FireFoxのフォントも
[編集] - [設定]
で設定する。
いろいろなアプリケーション・ソフトウェアを自動的にインストールする。 ここでは、設定の簡単なソフトウェアをまとめてインストールする。 その他、各自必要なものは同様にインストール。
sudo apt-get -y install auctex sudo apt-get -y install gcc g++ gfortran sudo apt-get -y install fftw2 units octave sudo apt-get -y install grace plplot-bin pgplot5 gnuplot-x11 sudo apt-get -y install inkscape xfig xfig-libs pstoedit transfig fig2ps sudo apt-get -y install emerald cairo-clock simple-ccsm sudo apt-get -y install gnubiff gnome-themes-extras sudo apt-get -y install ubuntu-restricted-extras swfdec-gnome sudo apt-get -y install xdiskusage
Cairo-Dock:
https://help.ubuntu.com/community/CairoDockを参照。
上で導入したドローソフトinkscapeでLaTeX数式入力を可能にする. pstoeditがインストールされていれば [エフェクト] - [レンダリング] - [LaTeX数式]を選べるが, 再編集もできない(しかも現行バージョンにバグがあり動かず). ここではtextextを用いる.
http://www.elisanet.fi/ptvirtan/software/textext/
からtextext-0.4.4.tar.gzあるいは最新版をダウンロードし、
sudo apt-get install pdf2svg python-lxml tar xvfz textext-0.4.4.tar.gz cp textext.* ~/.inkscape/extensions/.(amd64などpdf2svgがリポジトリにない場合は、 代わりに pstoedit と skencil でもよい)
inkscapeで[エフェクト] - [Tex Text] を選べばLaTeX形式で入力ができるようになる.
外からssh接続するため、SSHをインストール。
sudo apt-get -y install ssh
数式処理ソフトMaximaをインストールする。
sudo apt-get -y install texmacs maxima maxima-doc maxima-emacs maxima-share xmaxima
TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカルフ ロントエンドとしても使える.texmacsを起動し, 真ん中のツールバーの一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックして maximaを選べばTeXで綺麗に整形された出力が得られる. ただしubuntu 8.04上ではいくつか不具合があるので以下の対処をする。
sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipagui-mona.ttf ~/.TeXmacs/fonts/truetype/ipagui.ttf sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipam-mona.ttf ~/.TeXmacs/fonts/truetype/ipam.ttfファイル/usr/lib/texmacs/TeXmacs/bin/maxima_detectを編集し、一行目を #!/bin/bashに変更。 ファイル/usr/lib/texmacs/TeXmacs/bin/tm_maximaを編集し、 5.12 となっている部分を5.13 に変更
http://www.vmware.com/jp/products/player/ から説明にしたがってvmware playerをダウンロードする(レジストレーション が必要)。
以前のバージョンがインストールされている場合は、先にアンインストー ルする必要がある:
% sudo vmware-installer -u vmware-player
% sudo sh VMware-Player-3.0.1-*.x86_64.bundleでインストール。起動は
% vmplayer&
Windows XPをインストールしたところ、仮想ハードドライブがデフォルトの SCSIのままだと起動しなかったため、一度削除してIDEに変更し、XPをインストー ルし直したら起動した。
そのままでは画面表示が遅いので、ゲストOSに依存した VMware専用のビデオドライバをインストールする必要がある。このためには、 メニューからVM - Install VMware Toolsを選んで指示にしたがう。
以下、公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定。
まずapache httpサーバをインストール:
sudo apt-get -y install apache2http://localhost/ により、インストールを確認。 このトップディレクトリは /var/www/ に存在する。
パーミッション設定と,www用のユーザディレクトリを作成(まだなければ):
chmod 701 ~ mkdir -m 705 ~/public_htmlまずは外部からのアクセスを禁止するため、 設定ファイル /etc/apache2/ports.conf の一行目を次のように書き換える:
Listen 127.0.0.1:80これは外部からのアクセスを禁止するために重要。 さらに、 /etc/apache2/mods-available/ 以下の設定ファイルを編集する。 (サーチして対応する行を探して編集):
AddHandler cgi-script .cgiuserdir.conf
UserDir public_html #UserDir disabled root <Directory /home/*/public_html> AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Options MultiViews Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI </Directory>そして、次のようにリンクを張る:
cd /etc/apache2/mods-enabled sudo ln -s ../mods-available/userdir.load userdir.load sudo ln -s ../mods-available/userdir.conf userdir.conf
apache2 を再起動:
sudo /etc/init.d/apache2 restartこれでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになり,cgiも動かせる.
403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。
(注)ports.confをそのままにしておくと公開サーバとなるが、安易に公 開するべきではない。以前学生が大学に置いた自分のパソコンで勝手にwebサー バを公開し、クラックされて部局全体のネットワークにダメージを与え、大問 題になったことがある。
% sudo apt-get install portmap nfs-common nfs-kernel-server autofs
ファイルシステムのあるPCでサーバを設定する。/etc/exportsを編集し、
公開したいディレクトリを指定する。
例(192.168.10.0〜192.168.10.255に接続されたマシンにディレクトリ/hoge
を公開する場合):
/hoge 192.168.10.0/255.255.255.0(rw,async,no_subtree_check)設定を反映させる:
% sudo exportfs -r
次に、/etc/hosts.denyを編集し、サーバへのアクセスをデフォルトで禁止する。 例:
portmap: ALL locked: ALL rquotad: ALL mount: ALL statd: ALL
さらに、/etc/hosts.allowを編集し、サーバへのアクセスを許可する。 例:
portmap: 192.168.10.0/255.255.255.0 locked: 192.168.10.0/255.255.255.0 rquotad: 192.168.10.0/255.255.255.0 mount: 192.168.10.0/255.255.255.0 statd: 192.168.10.0/255.255.255.0
以下の例ではNFSサーバのIPを192.168.10.1とし、サーバのディレクトリ /hogeをクライアントの/hoge1へマウントする場合.実際には適宜読みかえる.
まずNFSをマウントする:
% sudo mount -t nfs 192.168.10.1:/hoge /hoge1
起動時の自動マウント設定。/etc/fstab に次の行を追加する:
192.168.10.1:/hoge /hoge1 nfs rw 0 0
/etc/auto.masterに次のような行を追加する:
/misc /etc/auto.misc --timeout=60数字は、その秒数アクセスがないと自動的にアンマウントするという意味。 次に/etc/auto.miscに以下のような行を追加する:
hoge1 -fstype=nfs,rw 192.168.10.1:/hoge
好みの場所へリンクを張る:
% sudo ln -s /misc/hoge1 /hoge1autofsを起動する:
% sudo /etc/init.d/autofs start以上で、クライアントにおいて/hoge1にアクセスしたときに自動的にマウントされ るようになる.
参照: http://www.geocities.jp/hoge_tomo/
ユーザ情報をサーバに置いて、他のマシンからでもログインできるようにする。 NISはユーザ管理のみを行う。ホームディレクトリの情報を共有するために はNFSも一緒に使う。
NISサーバをインストールする:
% sudo apt-get install nis上のコマンドでNISのドメイン名の設定を聞かれる。あとで変更したい時は /etc/defaultdomain に格納されているので編集する。 /etc/yp.confを編集し、つぎの1行
ypserver [サーバのIP]を追加する。
NISSERVER=master NISCLIENT=falseとする。
% sudo /usr/lib/yp/ypinit -m # i386の場合 % sudo /usr/lib64/yp/ypinit -m # x86_64の場合作成するドメイン名が出てきたら、Ctrl+Dで終了させる。
nisを再起動:
% sudo /etc/init.d/nis restart
/etc/default/useraddを編集し、新規ユーザのデフォルト値を設定. また、新規ユーザ用の雛型ファイルを /etc/skel へ置いておく.
NISユーザーを追加する:
通常どおりにユーザを追加する(すでに存在する場合は省略):
sudo /usr/sbin/useradd -d HOMEDIRECTORY USERNAME sudo passwd USERNAME
/etc/passwdに次の行を追加:
+::::::
/etc/groupに次の行を追加:
+:::ypbindを起動:
# /sbin/service ypbind start # /sbin/chkconfig ypbind on
nVidia, ATIビデオカードを使っている場合、OpenGLを使えるドライバを設定し
ておく。
[システム] - [システム管理] - [ハードウェアドライバ]
でドライバを有効にしてから再起動。
nVidiaカードの設定方法:
sudo apt-get -y install nvidia-settings gksu nvidia-settingsで設定画面が現れるので、設定して保存する。
Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.
sudo apt-get -y install synergyによりインストール。 /usr/share/doc/synergy/examples/synergy.conf を参考にして、設定ファイルを /etc/synergy.conf に保存する。 プライベートアドレス内にあるマシンに対する/etc/synergy.confの例:
section: screens linhost: winhost: end section: links linhost: right = winhost winhost: left = linhost end section: aliases linhost: 192.168.11.2 winhost: 192.168.11.3 endその他細かな設定の仕方はホームページに説明があるので、参照する.
ここでLinux のファイアウォールが有効になっている場合、 TCPポートを開いておく必要がある。
次に通常ユーザに戻り、
synergys -fとして フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。
次に、Windows 側のマシンで日本語パッチのあたった SynergyInstaller-1.3.1-ja.exeを http://wiki.nothing.sh/page/memo/Synergy からダウンロード(LinuxとWindowsでバージョンが合っていることを確認)、 インストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, 「ほかのコンピュータのキーボードとマウスを使用する(クライアント)」 のチェックボックスをオンにして、 「サーバのホスト名」のところに Linux 側のIPアドレスあるいはホスト名+ドメイン名を書く。
Linuxのファイアウォールが有効化されている場合に上で開いたTCPポート 番号を、「オプション」 の「高度な設定(A)...」をクリックしてから記入 する。「テスト(T)」をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.
synergysにより、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。
参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)
デスクトップ・ウィジェットのscreenletsを使う。
sudo apt-get -y install screenlets[アプリケーション] - [アクセサリ] -[Screenlets] で設定できる。
その他必要なソフトウェアは
[アプリケーション] - [追加と削除]
あるいは
[システム] - [システム管理] - [Synaptic パッケージ・マネージャ]
を用いて探したり、インストールや削除などの管理ができる。
カーネルがアップデートされると、古いカーネルが残される。あまり放っ ておくとディスクスペースが圧迫される。そこで古いカーネルを削除するには次 のようにする。まず、
dpkg -l | grep linux-imageにより、インストールされているカーネルが表示されるので、もう使わないカー ネルを確認して次のように削除する:
sudo apt-get remove --purge linux-image-2.6.15-23-386当然だが、現在使っているカーネルを削除してはならない。
Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、
;=================================== ; Anthy ;=================================== (set-input-method "japanese-anthy")を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。
Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
C-q: 半角カナ ←→かな漢字
デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.
パスワードなしでSSH接続できるようにするためには公開鍵を設定しておく:
ssh-keygen -t dsaにより生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、 接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。
さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、 対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。
以下の設定の便利のため,設定エディタをメニューに追加しておく。
[システム] - [設定] - [メインメニュー]
を開き、
アプリケーションフォルダの「システムツール」
のところにある「設定エディタ」にチェックをする。
MacOSX風にするには,
http://gnome-look.org/
からMac4Lin, MacUltimate, Aurora Leopard BSMなどをインストールする。
さらにボタンの配置をMac風にするには
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、apps - metacity - general を開いて button_layout の値を
close,maximize,minimize:menu とする。
個人的にはAurora Leopard BSMをベースに他のOSX風テーマの
アイコンやコントロールなどを使ってカスタマイズするのがおすすめ。
(コントロール:OSX-theme, ウィンドウの境界:Aurora Leopard BSM,
アイコン:Clearlooks OSX, ポインタ:pantherx)
GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、
desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を
Emacs にする。
Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが
立ち上がりうっとうしい。これを解消するには次の設定をする。
[アプリケーション] - [システムツール] - [設定エディタ]
を起動し、
apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を
オンにする。
アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:
[システム] - [設定] - [メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。
FireFoxのデザインを変えたり機能を拡張するには、 https://update.mozilla.org/ からアドオンを選んでインストールする。
NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。
大抵のソフトウェアはSynapticで探せばあるが、 そのほかのソフトウェアは手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。
[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]
機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:
# shred -n 2 -v /dev/hdaここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)
ubuntu guide: Ubuntu 8.04 LTS (Hardy Heron) | 日本語版
2ch Linux Beginners: Ubuntu FAQ