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CentOS 5 インストール個人的ノート

CentOS5 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート。 デスクトップとして使うための設定メモ集。

CentOSとは Red Hat Enterprise Linuxの商標、商用パッケージを削除した フリーのクローンディストリビューションである。 CentOS5 はRHEL5の同等品で、Fedora Core 6 がベースになっている。 Fedora よりも先進性は低いが、 アップデートサポート寿命が長い。 インストールできるアーキテクチャも多い。 最新版を追いかけずに安定した運用をする人やサーバ向き。 インストール手順はFC6とあまり変わりはない。 CentOS5 のリリースは2007年4月12日。

CentOS5 インストール、および初期設定
CentOS5 ISOイメージファイルの取得isoイメージファイルをCD, DVDメディアに焼くCentOS5のインストール不要なサービスを切るマシン名の設定sshの設定ユーザのシェルを tcsh へ変更パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定各種ソフトウェアの自動インストール nVidiaビデオカードのドライバを使う設定ATIビデオカードのドライバを使う設定3Dデスクトップberylの設定マイクロソフトコアフォントのインストール日本語フォントのインストール日本語入力メソッドの設定TeX関係のインストール | 最新FireFoxのインストールと設定 | NTFSにアクセスしてWindowsのファイルを読み書きできるようにする | Synergyのインストール | Webサイトの表示時間を早くする | Apache HTTPDサーバーの設定 | Realplayerのインストール | デスクトップアクセサリ | カーネルアップデート時に必要な作業
ユーザ領域での設定
Emacsの設定メールリーダの設定 | SSH公開鍵の更新 | GNOMEデスクトップのデザインを変える | Nautilusの動作設定 | キーバインドをEmacs風にする | ツールバーの設定 | FireFoxの設定 | User Agent Switcherのインストール |
/usr/local 以下へのインストール
Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート
その他のメモ
gnome-panelがおかしくなったとき | gnomeが立ち上がらなくなったとき | ソースrpmのインストール | yumでアプリケーションの削除ができなくなったとき ハードディスクのデータの完全削除

CentOS5 インストール、および初期設定

以下の設定において、

# command ...
はスーパーユーザで実行することを表し、
% command ...
は通常のユーザで実行できることを表す。スーパーユーザになるのは必要最小 限にしておいた方が安全。

CentOS5 CD, DVD isoイメージファイルの取得

理研から取ってくるとかなり速い。

ftp://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/5/isos/

BitTorrentの場合(x86_64用DVDの例、i386はx86_64 -> i386とする):

% bittorrent http://mirror.centos.org/centos/5/isos/x86_64/CentOS-5.4-x86_64-bin-DVD.torrent
CentOS-5.4-x86_64-netinstall.isoなどを使えばCD一枚だけですむ。

データをチェックする:

% sha1sum -c sha1sum.txt

isoイメージファイルをCDあるいはDVDメディアに焼く

ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bあるい はgnomebakerを使うとよい。ISOイメージをファイルとして書き込まないよう に注意する。[ツール]→[DVD]→[ISOイメージを書き込む]などを使う。
あるいはMS Windowsでは DeepBurner というフリーソフトな どがある。

CentOS5のインストール

まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。

Windowsがインストールされているシステムを、 Windowsを残してLinuxとのデュアルブートシステムにする場合には、まず
デュアルブートシステムのための個人的ノート
によりLinux用の空きパーティションを作成する。

その後はインストーラに従ってインストールすれば問題ない。 一般的にアップグレードインストールはクリーンインストールに比べて安 定性が低くなるので,なるべく避ける。 パーティションの設定はカスタマイズする。

Net Installの場合、FTP Setupの入力画面において

FTP site name: ftp.riken.jp
CentOS directory: /Linux/centos/5/os/x86_64
と入力。

パーティション例(100G程度のディスクの場合):

/boot      : 128MB
/          :  20GB
/usr/local :  20GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
/usr/local, /homeは別パーティションにしておくことで,システム更新の際 にも,データを失わずに対応できるので都合がよい.

パーティション例(500G程度の余裕あるディスクの場合):

/boot      : 512MB
/          :   5GB
/usr	   :  40GB
/usr/local :  60GB
/var       :  20GB
/tmp	   :   5GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
/backup    : セカンドディスクに割り当て
この例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。このパーティションの場合,システム更新の際には /boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリーンイ ンストールする.

ここではインストールするソフトウェアのカスタマイズはせず、 必要なソフトウェアは後でネットワークからインストールすることにする。 インストールするソフトウェアの画面では、"Desktop-Gnome" を選んでおく。 必要ないソフトウェアも一緒にインストールされるので、 何が必要かよくわかっている場合は、 ここでカスタマイズしておくほうがディスクの節約になる。

不要なサービスを切る

デフォルトで有効化されているサービスの中には、人によって全く必要ないもの も含まれている。リソースの無駄なので、
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-services-fc6.html
を読み、確実に必要のないサービスは切っておく。
[システム] → [管理] → [サービス]
によってサービスをコントロールできる。

マシン名の設定

ネットワークにDHCPで接続している場合、 デフォルトではマシン名がlocalhostとなるが、 何かと都合が悪いので固有の名前を設定する。 スーパーユーザになって、

# gedit /etc/sysconfig/network
により/etc/sysconfig/networkを開き、
#HOSTNAME=localhost.localdomain
HOSTNAME=MachineName
のようにしておく。ただし、"MachineName"のところは新たに付けるマシン名。 次に、/etc/hosts を開いて
#127.0.0.1		localhost.localdomain localhost
#::1		localhost.localdomain localhost
127.0.0.1	machine_name
::1		machine_name
のようにしておく。 また、LAN上の他のマシンに接続する場合は/etc/hostsに 次のように追記して名前を付けておくと便利。
192.168.0.3	other_machine_name1
192.168.0.4	other_machine_name2
マシンのIPは/sbin/ifconfig (Linux)や ipconfig (Windows)など のコマンドで調べる。

sshの設定

デフォルトでは、ssh でいきなりrootとしてログインできてしまうが、 セキュリティ上好ましくない。これを無効にするため、スーパーユーザで /etc/ssh/sshd_config を開き、"#PermitRootLogin yes"という行があれば、

PermitRootLogin  no
と書き換えておく。引き続き
# /sbin/service sshd restart
で ssh を再起動しておく。

ユーザのシェルを tcsh へ変更

[システム]→[管理]→[ユーザーとグループ]
のプロパティによってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。

設定ファイル例:

~/.tcshrc
umask 022
limit coredumpsize 0

# aliases are set in .alias
if -f ~/.alias source ~/.alias
endif

set path = (. ~/bin $path)
set prompt="%m:%~ %h %% "

setenv MANPATH /usr/man:/usr/share/man
setenv EDITOR emacs 
setenv LANG ja_JP.UTF-8
setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros:
  ...

このときエイリアスは ~/.alias に書く。

~/.alias
# aliases
alias       h       history
alias       rm      'rm -i'
alias       mv      'mv -i'
alias       cp      'cp -i'
alias       dir     'ls -al'
alias       ls      'ls -F'
   ...

パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定

yumはパッケージ管理の強力なツール。 これによりシステムを最新の状態に保つことが容易にできる。 ソフトウェアの取得先であるリポジトリを追加することにより、 さらに多くのソフトウェアを管理できるようになる。 この設定は以下のさまざまなソフトウェアのインストールにも不可欠。

CentOSPlusの追加

CentOSPlusを追加する。 ファイル/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を開いて,[centosplus]の 項目のところにある enabled=0 の行を enabled=1 と書き換える。

Fedora EPEL リポジトリを設定

Fedora EPEL リポジトリ は、Fedora プロジェクトから派生し、RHEL および CentOS を含むそれに 互換なディストリビューションを補う。
# wget http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/i386/epel-release-5-3.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-5-3.noarch.rpm

RPMforge リポジトリを設定

rpmforge-release RPM packagesのページから rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm を探してクリックすると、ダウンロードとインストールが自動的に行われる。

サードパーティのリポジトリを設定

/etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。

[flash]
name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin
baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm
  http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm
  http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm
  http://macromedia.rediris.es/rpm
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY

[atrpms]
name=Redhat Enterprise Linux $releasever - $basearch - ATrpms
baseurl=http://dl.atrpms.net/el$releasever-$basearch/atrpms/stable
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms

GPG公開鍵をインストール:

# rpm --import http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms

Dries およびDag のリポジトリには多くの有用なソフトウェアがある。 Flashはflashプレイヤーのリポジトリ。 ATrpmにも有用なソフトウェアあるが、 これをアップデートリストに含めると システムに重大な変更をされてしまうので デフォルトではオフにしておく。

RHEL5やCentOS5用のリポジトリに登録されていないソフトウェアは、FC6用 のリポジトリからインストールしても動作する場合がある。ただし、必ず動く という保証はない。またここからインストールすると整合性が失われる可能性 もあるので、自己責任で行う: /etc/yum.repos.d/fedora.repoというファイルを作って次の内容を書く。

[fedora-extras]
name=Fedora Extras 6 - $basearch
#baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/extras/6/$basearch/
mirrorlist=http://mirrors.fedoraproject.org/mirrorlist?repo=extras-6&arch=$basearch
#mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-extras
enabled=0
gpgkey=http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/extras/RPM-GPG-KEY-Fedora-Extras
gpgcheck=1
これは必ずデフォルトをオフにしておく。

KDE-RedHatを設定

# cd /etc/yum.repos.d/
# wget http://apt.kde-redhat.org/apt/kde-redhat/redhat/kde.repo
kde.repoを編集し、enabled=1 の行を enabled=0 と書き換えておく.

次にプラグインをインストール:

# yum install yum-fastestmirror
# yum install yum-allowdowngrade
これでミラーリストから自動的に最も速いダウンロード先を選ぶようになり、 ソフトウェアのダウングレードが可能になる。 ソフトウェアをダウングレードインストールする必要があるときには yum --allow-downgrade install ... とすればよい。

最終的な設定

ソフトウェアをアップデートする(初回はわりと時間がかかる):

# yum update

サービスの設定で、yumをオンにしておけばソフトウェアの自動アップデー トが夜間に行われるようになる:

# /sbin/service yum-updatesd start
# /sbin/chkconfig yum-updatesd on
ログは/var/log/yum.logに記録される。

各種ソフトウェアの自動インストール

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

上で設定したYumを用いて、いろいろなソフトウェアを自動的にインストールする。 ここでは、設定の簡単なソフトウェアをまとめてインストールする。その他、各 自必要なものは同様にインストールする.

# yum install yumex yum-utils gconf-editor hwbrowser rpm-build
# yum install atop fortune-all
# yum install emacs* anthy-el
# yum install kdebase kdeartwork kdegraphics kdemultimedia
# yum install gcc* compat-gcc* compat-glibc* compat-lib*
# yum install lapack blas units octave atlas
# yum install gnuplot* plplot grace
# yum install xfig inkscape
# yum install maxima* texmacs
# yum install mplayer* vlc gstreamer* xmms xmms-mp3 ogle* amarok
# yum --enablerepo=flash install flash-plugin
# yum install xscreensaver*
# yum install bittorrent*
# yum install cabextract p7zip p7zip-plugins
# yum install thunderbird sunbird
# yum install gnubiff
# yum install [gnomebaker]
# yum install k3b sitecopy
ただし、[...]はまだリポジトリに用意されていない(2008/1/31現在)。 yum のオプション"--enablerepo=fedora-extras" あるいは"--enablerepo=fedora-dries" によりインストールできるものもある。 ただしこの場合正常に動作するとは限らないのであくまで一時しのぎ。
yumex:
Yumのグラフィカルインターフェース
yum-utils:
Yumに関連した便利なツール類
gconf-editor:
Gnomeの設定を行なうグラフィカルインターフェース
hwbrowser:
ハードウェアブラウザ
rpm-build:
ソースrpmからビルドするために必要。
atop:
マシンの状態を表示
fortune:
一言集
emacs:
Emacsエディタ
gparted:
グラフィカルインターフェースでパーティションを変更するためのツール
変更できるファイルシステム、および必要な追加ファイルは http://gparted.sourceforge.net/features.phpを参照。
anthy-el:
日本語入力AnthyをEmacsで使うためのもの
kdebase, kdeartwork, kdegraphics, kdemultimedia:
KDE用の便利なソフトウェアだが、Gnomeでも有用。
tomoe, scim-tomoe:
漢字の手書き認識入力をするためのもの。
gcc*, compat-gcc*, compat-glibc*, compat-lib*
開発用コンパイラ
lapack, blas, units, octave, atlas
数値計算ルーチンなど
grace:
2次元プロットツール Grace。"xmgrace"で起動。
plplot:
2,3次元プロットツール PLplot。C や Fortran などから呼び出して使う。
xfig, inkscape:
ドロー(お絵書き)ツール。
maxima*, TeXmacs:
フリーの数式処理ソフト Maxima TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカ ルフロントエンドとしても使える.texmacsを起動し,真ん中のツールバーの 一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックしてmaximaを選べばTeXで綺 麗に整形された出力が得られる. maximaのマニュアルは file:///usr/share/maxima/5.9.2/doc/html/maxima_toc.html にインストールされる。
mplayer* vlc ogle* gstreamer* xmms xmms-mp3 amarok:
マルチメディア関連のソフトウェア MPlayer, VLC, OGLE, GStreamer, XMMS, amaroK
w32codec divx4linux:
上記ソフトウェアに使用するコーデック
flash-plugin:
FireFoxで使うFlashプラグイン
xscreensaver*:
スクリーンセーバー
bittorrent:
ファイル交換ソフトウェア。 Linuxインストールディスクの入手に有用。
cabextract:
Windowsのcabinet形式のファイルを解凍するツール
p7zip:
圧縮率の高いアーカイバ
thunderbird, sunbird:
メールクライアント Thunderbird およびスケジュール管理ソフト Sunbird
gnubiff:
メール通知ソフトウェア。ペンギンがメール通知をしてくれる。 昔のxbiffが洗練されたような感じ。 パネルに追加し、右クリックで設定する。
gnomebaker, k3b:
CDやDVDの書き込みを行うソフトウェア
sitecopy

nVidiaビデオカードのドライバを使う設定

代替ドライバにより自動的にカードは認識されていたとしても、 描画速度が遅く3Dサポートも有効でないなど性能が生かされていないので、 メーカーのLinux用ドライバを入れておく。

まず、 http://www.nvidia.com/content/drivers/drivers.asp から自分のカードのドライバをダウンロードする。カードの種類は、
[アプリケーション]→[システムツール]→[ハードウェアブラウザ]
で確認できる。上でカーネルがアップデートされている場合は、再起動してお く。次に

# yum install kernel-devel
# /sbin/init 3
としてXを切り、rootでログインする。ドライバを置いたディレクトリに入り、
# sh ./NVIDIA-Linux-x86-1.0-9755-pkg2.run
のようにすればドライバがインストールされる。このとき、自動的にXorg.conf を設定するか聞かれるので、Yesを選んでおく。そして、
# /sbin/init 5
でXを再スタートさせる。NVidiaのロゴが出て立ち上がれば成功。

カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。

(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum

さらにデュアルディスプレイを使うには、モニターの設定ツールではうま く設定できない。そこで、上のようにドライバをインストール、設定後、 /etc/X11/xorg.confを開いて Section "Device" のところに

	Option      "TwinView" "true"
	Option      "MetaModes" "1600x1200,1600x1200"
	Option	    "SecondMonitorHorizSync"    "31.0 - 80.0"
	Option	    "SecondMonitorVertRefresh"  "56.0 - 76.0"
などと書く。2つとも同じDisplayなら代入する値はSection "Monitor"を参照 するとよい。

ATIビデオカードのドライバを使う設定

代替ドライバにより自動的にカードは認識されていたとしても、 描画速度が遅く3Dサポートも有効でないなど性能が生かされていないので、 メーカーのLinux用ドライバを入れておく。

まず、 http://support.amd.com/us/gpudownload/Pages/index.aspx から自分のカードのドライバをダウンロードする。カードの種類は、
[アプリケーション]→[システムツール]→[ハードウェアブラウザ]
で確認できる。上でカーネルがアップデートされている場合は、再起動してお く。次にドライバを置いたディレクトリに入り、

# sh ./ati-driver-installer-*.run
のようにすればドライバがインストールされる。

3Dデスクトップberylの設定

[あらかじめ必要な設定: nVidiaビデオカードのドライバを使う設定 or ATIビデオカードのドライバを使う設定]

nvidiaドライバを用いて3Dデスクトップ環境 Berylを使うことができる。

# yum install compiz
でインストール。 /etc/X11/xorg.confを開き、Section "Module"に
        Load        "extmod"
を追加し、 Section "Device" に
        Option      "AddARGBGLXVisuals" "True"
を追加する。ログインしなおしてXを再起動したら、
% beryl-manager
で起動する。ログイン時に自動起動するには
[システム]→[設定]→[他の個人設定]→[セッション]
の[自動起動するプログラム]へ"beryl-manager"を追加しておく。

http://themes.beryl-project.orgからテーマをインストールできる。

マイクロソフトコアフォントのインストール

http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc6.html#ttf
から msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm を取ってきて、

# rpm -ivh msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm
# /etc/init.d/xfs restart

日本語フォントのインストール

デフォルトの日本語フリーフォント Sazanami は品質が低い。 だが、以下の設定により他のフリーフォントに入れ替えれば見違えるような見 栄えが実現される:変更前と変更後のサンプル

IPAフォントの導入とデフォルト化

まず、日本語フリーTrueTypeフォントである IPAフォントを使うには、
http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/
から IPAexfont00101.zip (あるいはその最新版)をダウンロードし、

# unzip IPAexfont00101.zip
# mv IPAexfont00101/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
# fc-cache -fv

次に スーパーユーザ権限で /etc/fonts/local.conf というファイルを作り、 以下の内容を書きこんでおく:

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
  <match target="font">
    <test name="family" compare="eq">
      <string>IPAexMincho</string>
    </test>
    <edit name="hinting" mode="assign">
      <bool>false</bool>
    </edit>
    <edit name="embeddedbitmap" mode="assign">
      <bool>false</bool>
    </edit>
  </match>
  <match target="font">
    <test name="family" compare="eq">
      <string>IPAexGothic</string>
    </test>
    <edit name="hinting" mode="assign">
      <bool>false</bool>
    </edit>
    <edit name="embeddedbitmap" mode="assign">
      <bool>false</bool>
    </edit>
  </match>
  <alias>
    <family>IPAexMincho</family>
    <default><family>serif</family></default>
  </alias>
  <alias>
    <family>serif</family>
    <prefer>
      <family>IPAexMincho</family>
    </prefer>
  </alias>
  <alias>
    <family>IPAexGothic</family>
    <default><family>sans-serif</family></default>
  </alias>
  <alias>
    <family>sans-serif</family>
    <prefer>
      <family>IPAexGothic</family>
    </prefer>
  </alias>
  <alias>
    <family>IPAexGothic</family>
    <default><family>monospace</family></default>
  </alias>
  <alias>
    <family>monospace</family>
    <prefer>
      <family>IPAexGothic</family>
    </prefer>
  </alias>
</fontconfig>
これにより、FireFoxなどデスクトップやアプリケーションの文字が、アンチ エイリアスの効いたなめらかな文字で表示されるようになる。

M+フォントとIPAフォントの合成およびデフォルト化

IPAフォントのままでも十分使えるが、さらにデスクトップやブラウザのゴシック体 の「かな」をもう少しセンスの良い字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。

ここでは、M+とIPAの合成済みフォントであるMeguriをダウンロードして用 いる。 http://www.geocities.jp/ep3797/modified_fonts_01.html から meguri-fonts-20100114.tar.bz2 をダウンロードして、

% bunzip2 meguri-fonts-20100114.tar.bz2
% tar xvf meguri-fonts-20100114.tar
% cp meguri-fonts/20100114/meturi*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/.
# fc-cache -fv /usr/share/fonts/japanese/TrueType
さらに 上で作成した /etc/fonts/local.conf を編集し、文字列 "IPAexGothic"をすべて "MerugiP" に置換する。ただし最後の二つは "Meguri"に置換する。

その他のフリーフォントのインストール

手書きペン字風フォント Y.OzFont をインストールする。 このためにまず、アーカイバ 7zip がインストールされていなければ入れておく:

# yum install p7zip
そして、
http://yozvox.web.infoseek.co.jp/
から、"Y.OzFont TTF JIS X 0213:2004パック Ver.12.14"をダウンロードし、
% mkdir YOz04
% cd YOz04
% 7za e ../YOz04.7z
# cp *.TTF /usr/share/fonts/japanese/TrueType/.
# fc-cache -fv /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
でインストールされる。

Macで作られた文書でOsakaフォントが使われている場合、 そのままでは文字化けするので、 対応するフォントをインストールしておくと閲覧できるようになる.
Macの見やすいOsakaフォントをWinで使おうプロジェクト
からOsaka.zipをダウンロードし、

# mv Osaka.zip /usr/share/fonts/japanese/TrueType/.
# cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
# unzip Osaka.zip
# fc-cache -fv .
とする.

フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、 さらに高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。 1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている (例えば、 リコー キャノン ダイナコム、など)。

フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/

日本語入力メソッドの設定

半角/全角キーを押すとウィンドウの右下にscimのツールバーが出てくるので、 右クリックで適宜設定する。 特に,Emacsを使っている場合は開始/終了に Ctl-Space では都合が悪いので その設定は削除しておく.

サイト:
ANTHY: http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM: http://www.scim-im.org/
UIM: http://uim.freedesktop.org/wiki/

TeX関係のインストール

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

TeX関係をまとめてインストールする.

# yum install tetex*

ポストスクリプトファイルやPDFファイルを閲覧するための ビューアとしてはevinceがあるが、他にgv, xpdfをインストールする:

# yum --enablerepo=fedora-extras install gv xpdf
PDFファイルはacroread で読む方法もある ( Acrobat Readerのインストール)。 PDFは文書によって日本語ファイルが文字化けしたりするので、いくつかのビューア を使い分けるとよい。

ポストスクリプトビューアのフォントは、/etc/ghostscript/ の cidfmap.ja, FAPIcidfmap.ja で設定されている。フォントを変える必要があ ればこれらのファイルを編集すればよい。あるいは、以下のようにリンクを張 ると楽に変更できる:

# cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType
# ln -s ipam.ttf sazanami-mincho.ttf
# ln -s ipag.ttf sazanami-gothic.ttf

Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるように なる AucTeX をインストールする。

# yum --enablerepo=kbs-CentOS-Testing install auctex
実際に使うには、~/.emacs の最後に
;===================================
; AUCTeX
;===================================
(require 'tex-site)
(load "auctex.el" nil t t)
(load "preview-latex.el" nil t t)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(setq japanese-TeX-command-default "pTeX")
(setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX")
(setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle")
(setq preview-image-type 'dvipng)
(setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx"))
(setq kinsoku-limit 10)
(setq LaTeX-indent-level 4)
(setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d")))
(setq TeX-auto-save t)
(setq TeX-parse-self t)
(setq-default TeX-master nil)
を付け加える。

AucTeXの使い方(一部):
C-c C-c : コンパイルやプレビュー
C-c C-s : 節などを追加
C-c C-e : 式や箇条書きなどの環境を追加
C-c C-p C-d : Emacs内で図や数式をプレビュー (preview-latex)
C-c C-p C-p : preview-latex モードで、カーソルの場所だけプレビュー
C-c C-p C-c C-d : preview-latex モードの解除
C-c C-o C-f : Fold(footnoteやciteなどを短縮表示)モードへ入る
C-c C-o C-b : バッファ全体のFolding
C-c C-o C-r : リージョンのFolding
C-c C-o C-o : 状況に応じてFolding/Unfolding
C-c C-o b : Foldモードの解除

最新FireFoxのインストールと設定

Webブラウザ FireFoxを最新版に置き換える。x86_64システムでは一部のプラグ インが動かず、うまく閲覧できないページがある。 そこでこの際、x86_64システムでもFireFoxだけは32ビットモードで動かすこ とにする。

はじめに、

# yum install compat-libstdc++-33

次に、 http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/から日本語版 i686 Firefox の最新版 firefox-2.0.0.11.tar.gz をダウンロードし、

% tar xvfz firefox-2.0.0.11.tar.gz
# mv firefox /usr/local/firefox20
# ln -s /usr/local/firefox20/firefox /usr/local/bin/.
始めから入っている旧バージョンのFireFoxは /usr/bin/firefox に残っている。

gnomeのデフォルトブラウザを新しくインストールした方のFireFoxにする ため、
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → applications → browser を開いて exec の値を /usr/local/firefox20/firefox にする。

次に、Flash plugin をインストールする。 http://www.adobe.com/のFlash Player ダウンロードページから install_flash_player_9_linux.tar.gzをダウンロードし、

% tar xvfz install_flash_player_9_linux.tar.gz
# mv install_flash_player_9_linux/libflashplayer.so /usr/local/firefox20/plugins/.
Firefoxを再起動してから http://www.adobe.com/products/flash/about/ でFlashのインストールの確認ができる。

次に、java plugin をインストールする。 http://www.java.com/ja/download/linux_manual.jsp から自己解凍ファイル jre-6u6-linux-i586-rpm.bin をダウンロードし、

# sh jre-6u3-linux-i586-rpm.bin
# ln -s /usr/java/latest/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/local/firefox20/plugins/.
さらに、~/.tcshrc に次の行を追加する:
# JAVA
setenv JAVA_HOME /usr/java/latest
setenv PATH /usr/java/latest/bin:$PATH
設定を有効化:
% source ~/.tcshrc
Firefoxを再起動してから http://www.java.com/ja/download/installed.jsp でjava pluginのインストールの確認ができる。

次に、Mplayer plugin をインストールする。 http://mplayerplug-in.sourceforge.net/のダウンロードページから mplayerplug-in-3.50.tar.gzをダウンロードし、

# yum install mplayer* firefox* cairo* glib* libX*
# tar xvfz mplayerplug-in-3.50.tar.gz
# cd mplayerplug-in
# ./configure --with-mozilla-home=/usr/local/firefox20 --enable-force32
# make
# make install

Firefoxを再起動してから http://stage6.divx.com/ などの動画配信サイトで確認する。

以上の設定でたいていのプラグインが動くようになる. インストールしたプラグインはFireFoxのURLを入力するロケーションバーに about:plugins と入力すると確認できる.

NTFSにアクセスしてWindowsのファイルを読み書きできるようにする

まず、マウントポイントをつくる:

# mkdir /winxp
次にNTFSのあるパーティションを確認:
# /sbin/fdisk -l

また、/etc/fstab に次の行を記述する。

/dev/hda5 /winxp ntfs-3g defaults 0 0
     ^^^^
ここで、^^^の部分は上で確認したWindowsのパーティションを入れる。

次にntfsを読み書きするドライバ ntfs-3gをインストールする:

# yum install ntfs-3g
(4/14現在まだリポジトリに用意されていないので、ホームページからマニュ アルインストールする必要がある)

最後に

# mount /winxp
とするかあるいは再起動するとマウントされて読み書きできるようなる。

Synergyのインストール

Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.

Linux 側の設定

Synergy ホームページ からダウンロードページへ行き, Linux側ではsynergy-*.i386.rpmをインストールする:

# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpm
インストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens
	linhost:
	winhost:
end
section: links
	linhost:
		right = winhost
	winhost:
		left  = linhost
end
section: aliases
	linhost:
		linhost.domain.name.jp
	winhost:
		winhost.domain.name.jp
end
などとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.

ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開 いておく必要がある.
[システム]→[管理]→ [セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「その他のポート」をクリッ クし、使用するtcpポート番号を書いておく. ポート番号は以下の Windows 側でも設定するので、 それと同じものであればなんでもよい。

次に,通常ユーザに戻り,

% synergys -f
として フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。

Windowsマシンを他のマシンからコントロールする場合 「半角/全角」キーが効かないが、 IMEの設定で漢字変換のオンオフを異なるキーにバインドしておけばよい。

Windows 側の設定

次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.

テストと最終設定

ここで、Linux 側のマウスを使って、Linux の画面からマウスポインタを右の 端(あるいは上で設定した方向)へ動かすと Windows の画面へポインタが移 動してそのまま Linux 側のキーボードやマウスから Windows 側の操作ができ るようになるはず. テストが成功したら Linux 側の サーバーを終了し,
% synergys
により、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。

参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)

Webサイトの表示時間を早くする

Webサイトの名前解決にどうも時間がかかるのは、 Mozillaが強制的にIPv6を最初に試すという不具合があるため。 まだIPv6はほとんど使われていないので、オフにしておく。 FireFoxのアドレスバーに、about:config と入力し、フィルタのところに dnsと入力、network.dns.disableIPv6 というところを右クリックして 「切り替え」を選択することで設定を true にする。

Apache HTTPDサーバーの設定

公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.

パーミッション設定と,www用のファイル置場:

% chmod 701 ~
% mkdir -m 705 ~/public_html
Apache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80
ServerName 127.0.0.1:80
#UserDir disable
UserDir public_html
<Directory /home/*/public_html>
    AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit
    Options MultiViews Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI
</Directory>
AddDefaultCharset Off
AddHandler cgi-script .cgi
最初の行は外部からのアクセスを禁止するために重要。 httpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start
# /sbin/chkconfig --level 35 httpd on
SELINUXを有効にしてるとき、このままではホームディレクトリがブロックさ れているので、ホームディレクトリで
% chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_html
とする。 これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになる.

403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。

(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。

Realplayerのインストール

Realplayerについては http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。あらかじめ、

# yum install compat-libstdc++-33
# yum remove HelixPlayer
をしてからインストールする。デフォルトで /usr/local/RealPlayer にイン ストールされるので、
# ln -s /usr/local/RealPlayer/realplay /usr/local/bin/realplay
としておく。

デスクトップアクセサリ

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

# yum --enablerepo=fedora-extras install gdesklets*

使い方:まず、

% gdesklets start
でプログラムを常駐させる。
次回からはログインするときにgdeskletsを自動的にスタートさせるため、
[システム]→[設定]→[他の個人設定]→[セッション]
を選んで、[自動起動するプログラム]タブを開き、 "gdesklets start"コマンドを追加しておく。

Displays & Sensorsは
http://www.gdesklets.org/
で探す。
[アプリケーションメニュー]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。 ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。

(注)一部のDisplayが動かない。

カーネルアップデート時に必要な作業

ユーザ領域での設定

以下の設定はユーザ領域以下にのみ影響する設定。

Emacsの設定

Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、 ~/.emacs に

;===================================
; Anthy
;===================================
(set-input-method "japanese-anthy")
を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。

Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字 C-q: 半角カナ ←→かな漢字

メールリーダの設定

デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.

どうしてもEvolutionを使う場合

メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールである. デフォルトの Evolution は文字コードを UTF-8 ですべて扱おうとするので, 都合が悪い.相手が全員UTF-8を扱えるメールリーダを使うなら問題ないが, 現実はそうではないので.相手先で文字化けしてしまう. どうしても Evolution を使うのであれば,文字コードの設定をする. Evolution を起動して,

[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]

によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、

[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]

も同様に変更.ただし,メールヘッダをUTF-8からJISに変える ことはできないので,サブジェクト欄に日本語を入れると相手先で文字化けす ることが多い.この特性は Evolution 作者の方針らしく,どうしようもな い.Thunderbird へ移行したほうがよい.

SSH公開鍵の更新

公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:

% ssh-keygen -t dsa
により生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。

さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。

GNOMEデスクトップのデザインを変える

http://art.gnome.org/http://gnome-look.org/から 好みのテーマや背景などをダウンロードして
[システム]→[設定]→[テーマ]
などから設定する。ドラッグ&ドロップも使える。

MacOSX風にするには,Mac4Linがよい。このパッケージをインストールする ためには、sudoを使えるようにしておく。スーパーユーザ権限で /etc/sudoersを開くと、最後のあたりに例があるので、編集して設定。 Mac4Linから Mac4Lin_Install_V1.0.zipをダウンロードしてユーザ権限で以下を行う。

% unzip Mac4Lin_Install_V1.0.zip
% cd Mac4Lin_Install_v1.0
% ./Mac4Lin_Install_v1.0.sh
さらにhttp://gnome-look.org/から アイコンパックであるMacUltimate Leopardをダウンロードして
[システム]→[設定]→[外観の設定]
へドラッグ&ドロップする(以前のバージョンがインストールされている 場合には前もって削除しておく)。

キーバインドをEmacs風にする

GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を Emacs にする。

Nautilusの動作設定

Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが 立ち上がりうっとうしい。これを解消するには
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を オンにする。

ツールバーの設定

アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:

[システム]→[設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。

FireFoxの設定

FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。

バージョンアップしたときなど、メニューなどが英語になってしまうことがあ る。これを日本語化するには、
http://ftp.mozilla-japan.org/pub/mozilla-japan/firefox/development/
にアクセスして、インストールされているFireFoxのバージョンのディレクト リに行き,最新の日本語パック
firefox-*.ja.langpack-*.xpiをクリックする。 最初は、 このサイトのソフトウェアがインストールできないというメッセージバーがでるので、 そこにある[Edit Options...]によって許可した後、 もう一度上のファイルをクリックする。
FireFox を再起動すれば有効化する。

User Agent Switcherのインストール

NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。

/usr/local 以下へのインストール

そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。

Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート

その他のメモ

gnome-panelがおかしくなったとき

パネルに追加したアプレットがなんらかの具合でおかしくなり,パネル自体が 動かなくなった. ~/.gconf/apps/panel/profiles/default/applets のこわれたアプレットの設定を消去したら直った.

gnomeが立ち上がらなくなったとき

ユーザIDを変更するなど、ユーザ設定に重大な変更をすると、以前のgnomeの 設定がロックされるなどして使えなくなったりする。 この場合、/tmp 以下にできているロックファイルなどを削除するとよい。

ソースrpmのインストール

src.rpm の一般的なインストールのしかた:
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm
# rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm

yumでアプリケーションの削除ができなくなったとき

アプリケーションの設定がおかしいようなので,yumで削除して再インス トールしようとしてもエラーが出て削除できなくなった.この場合,rpm -e を用いても同じように削除できない.そこで
# rpm -e --force [アプリケーション名]
により強制削除してyumで再インストールすればよい.

ハードディスクのデータの完全削除

[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]

機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:

# shred -n 2 -v /dev/hda
ここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)

リソース

CentOS Home Page

RHEL 5 インストールガイド

RHEL 5 導入ガイド

2ch Linux Beginners-CentOS

@IT Linux Tips

はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜

CentOSで自宅サーバー構築

Linux/CentOS ネットワーク実験室

CentOS で構築する自宅サーバ

CentOS でセキュアサーバー構築

Fedora Core 6のページも参照:

Fedora Core リリースノート | インストールガイド

2ch Linux Beginners

Unofficial Fedora FAQ | 日本語版

FedoraNEWS.ORG

Personal Fedora Core 6 Installation Guide (by Mauriat Miranda)

Fedora Core 6 Tips and Tricks

@IT Linux Tips

はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜


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