CentOS5 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート。 デスクトップとして使うための設定メモ集。
CentOSとは Red Hat Enterprise Linuxの商標、商用パッケージを削除した フリーのクローンディストリビューションである。 CentOS5 はRHEL5の同等品で、Fedora Core 6 がベースになっている。 Fedora よりも先進性は低いが、 アップデートサポート寿命が長い。 インストールできるアーキテクチャも多い。 最新版を追いかけずに安定した運用をする人やサーバ向き。 インストール手順はFC6とあまり変わりはない。 CentOS5 のリリースは2007年4月12日。 |
以下の設定において、
# command ...はスーパーユーザで実行することを表し、
% command ...は通常のユーザで実行できることを表す。スーパーユーザになるのは必要最小 限にしておいた方が安全。
理研から取ってくるとかなり速い。
ftp://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/5/isos/
BitTorrentの場合(x86_64用DVDの例、i386はx86_64 -> i386とする):
% bittorrent http://mirror.centos.org/centos/5/isos/x86_64/CentOS-5.4-x86_64-bin-DVD.torrentCentOS-5.4-x86_64-netinstall.isoなどを使えばCD一枚だけですむ。
データをチェックする:
% sha1sum -c sha1sum.txt
ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bあるい
はgnomebakerを使うとよい。ISOイメージをファイルとして書き込まないよう
に注意する。[ツール]→[DVD]→[ISOイメージを書き込む]などを使う。
あるいはMS Windowsでは
DeepBurner というフリーソフトな
どがある。
まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。
Windowsがインストールされているシステムを、
Windowsを残してLinuxとのデュアルブートシステムにする場合には、まず
デュアルブートシステムのための個人的ノート
によりLinux用の空きパーティションを作成する。
その後はインストーラに従ってインストールすれば問題ない。 一般的にアップグレードインストールはクリーンインストールに比べて安 定性が低くなるので,なるべく避ける。 パーティションの設定はカスタマイズする。
Net Installの場合、FTP Setupの入力画面において
FTP site name: ftp.riken.jp CentOS directory: /Linux/centos/5/os/x86_64と入力。
パーティション例(100G程度のディスクの場合):
/boot : 128MB / : 20GB /usr/local : 20GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)/usr/local, /homeは別パーティションにしておくことで,システム更新の際 にも,データを失わずに対応できるので都合がよい.
パーティション例(500G程度の余裕あるディスクの場合):
/boot : 512MB / : 5GB /usr : 40GB /usr/local : 60GB /var : 20GB /tmp : 5GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度) /backup : セカンドディスクに割り当てこの例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。このパーティションの場合,システム更新の際には /boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリーンイ ンストールする.
ここではインストールするソフトウェアのカスタマイズはせず、 必要なソフトウェアは後でネットワークからインストールすることにする。 インストールするソフトウェアの画面では、"Desktop-Gnome" を選んでおく。 必要ないソフトウェアも一緒にインストールされるので、 何が必要かよくわかっている場合は、 ここでカスタマイズしておくほうがディスクの節約になる。
デフォルトで有効化されているサービスの中には、人によって全く必要ないもの
も含まれている。リソースの無駄なので、
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-services-fc6.html
を読み、確実に必要のないサービスは切っておく。
[システム] → [管理] → [サービス]
によってサービスをコントロールできる。
ネットワークにDHCPで接続している場合、 デフォルトではマシン名がlocalhostとなるが、 何かと都合が悪いので固有の名前を設定する。 スーパーユーザになって、
# gedit /etc/sysconfig/networkにより/etc/sysconfig/networkを開き、
#HOSTNAME=localhost.localdomain HOSTNAME=MachineNameのようにしておく。ただし、"MachineName"のところは新たに付けるマシン名。 次に、/etc/hosts を開いて
#127.0.0.1 localhost.localdomain localhost #::1 localhost.localdomain localhost 127.0.0.1 machine_name ::1 machine_nameのようにしておく。 また、LAN上の他のマシンに接続する場合は/etc/hostsに 次のように追記して名前を付けておくと便利。
192.168.0.3 other_machine_name1 192.168.0.4 other_machine_name2マシンのIPは/sbin/ifconfig (Linux)や ipconfig (Windows)など のコマンドで調べる。
デフォルトでは、ssh でいきなりrootとしてログインできてしまうが、 セキュリティ上好ましくない。これを無効にするため、スーパーユーザで /etc/ssh/sshd_config を開き、"#PermitRootLogin yes"という行があれば、
PermitRootLogin noと書き換えておく。引き続き
# /sbin/service sshd restartで ssh を再起動しておく。
[システム]→[管理]→[ユーザーとグループ]
のプロパティによってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。
設定ファイル例:
umask 022 limit coredumpsize 0 # aliases are set in .alias if -f ~/.alias source ~/.alias endif set path = (. ~/bin $path) set prompt="%m:%~ %h %% " setenv MANPATH /usr/man:/usr/share/man setenv EDITOR emacs setenv LANG ja_JP.UTF-8 setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros: ...
このときエイリアスは ~/.alias に書く。
# aliases alias h history alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i' alias dir 'ls -al' alias ls 'ls -F' ...
CentOSPlusを追加する。 ファイル/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo を開いて,[centosplus]の 項目のところにある enabled=0 の行を enabled=1 と書き換える。
# wget http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/i386/epel-release-5-3.noarch.rpm # rpm -ivh epel-release-5-3.noarch.rpm
/etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。
[flash] name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm http://macromedia.rediris.es/rpm enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY [atrpms] name=Redhat Enterprise Linux $releasever - $basearch - ATrpms baseurl=http://dl.atrpms.net/el$releasever-$basearch/atrpms/stable enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms
GPG公開鍵をインストール:
# rpm --import http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms
Dries およびDag のリポジトリには多くの有用なソフトウェアがある。 Flashはflashプレイヤーのリポジトリ。 ATrpmにも有用なソフトウェアあるが、 これをアップデートリストに含めると システムに重大な変更をされてしまうので デフォルトではオフにしておく。
RHEL5やCentOS5用のリポジトリに登録されていないソフトウェアは、FC6用 のリポジトリからインストールしても動作する場合がある。ただし、必ず動く という保証はない。またここからインストールすると整合性が失われる可能性 もあるので、自己責任で行う: /etc/yum.repos.d/fedora.repoというファイルを作って次の内容を書く。
[fedora-extras] name=Fedora Extras 6 - $basearch #baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/extras/6/$basearch/ mirrorlist=http://mirrors.fedoraproject.org/mirrorlist?repo=extras-6&arch=$basearch #mirrorlist=file:///etc/yum.repos.d/local-extras enabled=0 gpgkey=http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/extras/RPM-GPG-KEY-Fedora-Extras gpgcheck=1これは必ずデフォルトをオフにしておく。
# cd /etc/yum.repos.d/ # wget http://apt.kde-redhat.org/apt/kde-redhat/redhat/kde.repokde.repoを編集し、enabled=1 の行を enabled=0 と書き換えておく.
次にプラグインをインストール:
# yum install yum-fastestmirror # yum install yum-allowdowngradeこれでミラーリストから自動的に最も速いダウンロード先を選ぶようになり、 ソフトウェアのダウングレードが可能になる。 ソフトウェアをダウングレードインストールする必要があるときには yum --allow-downgrade install ... とすればよい。
ソフトウェアをアップデートする(初回はわりと時間がかかる):
# yum update
サービスの設定で、yumをオンにしておけばソフトウェアの自動アップデー トが夜間に行われるようになる:
# /sbin/service yum-updatesd start # /sbin/chkconfig yum-updatesd onログは/var/log/yum.logに記録される。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
上で設定したYumを用いて、いろいろなソフトウェアを自動的にインストールする。 ここでは、設定の簡単なソフトウェアをまとめてインストールする。その他、各 自必要なものは同様にインストールする.
# yum install yumex yum-utils gconf-editor hwbrowser rpm-build # yum install atop fortune-all # yum install emacs* anthy-el # yum install kdebase kdeartwork kdegraphics kdemultimedia # yum install gcc* compat-gcc* compat-glibc* compat-lib* # yum install lapack blas units octave atlas # yum install gnuplot* plplot grace # yum install xfig inkscape # yum install maxima* texmacs # yum install mplayer* vlc gstreamer* xmms xmms-mp3 ogle* amarok # yum --enablerepo=flash install flash-plugin # yum install xscreensaver* # yum install bittorrent* # yum install cabextract p7zip p7zip-plugins # yum install thunderbird sunbird # yum install gnubiff # yum install [gnomebaker] # yum install k3b sitecopyただし、[...]はまだリポジトリに用意されていない(2008/1/31現在)。 yum のオプション"--enablerepo=fedora-extras" あるいは"--enablerepo=fedora-dries" によりインストールできるものもある。 ただしこの場合正常に動作するとは限らないのであくまで一時しのぎ。
代替ドライバにより自動的にカードは認識されていたとしても、 描画速度が遅く3Dサポートも有効でないなど性能が生かされていないので、 メーカーのLinux用ドライバを入れておく。
まず、
http://www.nvidia.com/content/drivers/drivers.asp
から自分のカードのドライバをダウンロードする。カードの種類は、
[アプリケーション]→[システムツール]→[ハードウェアブラウザ]
で確認できる。上でカーネルがアップデートされている場合は、再起動してお
く。次に
# yum install kernel-devel # /sbin/init 3としてXを切り、rootでログインする。ドライバを置いたディレクトリに入り、
# sh ./NVIDIA-Linux-x86-1.0-9755-pkg2.runのようにすればドライバがインストールされる。このとき、自動的にXorg.conf を設定するか聞かれるので、Yesを選んでおく。そして、
# /sbin/init 5でXを再スタートさせる。NVidiaのロゴが出て立ち上がれば成功。
カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。
(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum)
さらにデュアルディスプレイを使うには、モニターの設定ツールではうま く設定できない。そこで、上のようにドライバをインストール、設定後、 /etc/X11/xorg.confを開いて Section "Device" のところに
Option "TwinView" "true" Option "MetaModes" "1600x1200,1600x1200" Option "SecondMonitorHorizSync" "31.0 - 80.0" Option "SecondMonitorVertRefresh" "56.0 - 76.0"などと書く。2つとも同じDisplayなら代入する値はSection "Monitor"を参照 するとよい。
代替ドライバにより自動的にカードは認識されていたとしても、 描画速度が遅く3Dサポートも有効でないなど性能が生かされていないので、 メーカーのLinux用ドライバを入れておく。
まず、
http://support.amd.com/us/gpudownload/Pages/index.aspx
から自分のカードのドライバをダウンロードする。カードの種類は、
[アプリケーション]→[システムツール]→[ハードウェアブラウザ]
で確認できる。上でカーネルがアップデートされている場合は、再起動してお
く。次にドライバを置いたディレクトリに入り、
# sh ./ati-driver-installer-*.runのようにすればドライバがインストールされる。
[あらかじめ必要な設定: nVidiaビデオカードのドライバを使う設定 or ATIビデオカードのドライバを使う設定]
nvidiaドライバを用いて3Dデスクトップ環境 Berylを使うことができる。
# yum install compizでインストール。 /etc/X11/xorg.confを開き、Section "Module"に
Load "extmod"を追加し、 Section "Device" に
Option "AddARGBGLXVisuals" "True"を追加する。ログインしなおしてXを再起動したら、
% beryl-managerで起動する。ログイン時に自動起動するには
http://themes.beryl-project.orgからテーマをインストールできる。
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc6.html#ttf
から msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm を取ってきて、
# rpm -ivh msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm # /etc/init.d/xfs restart
デフォルトの日本語フリーフォント Sazanami は品質が低い。 だが、以下の設定により他のフリーフォントに入れ替えれば見違えるような見 栄えが実現される:変更前と変更後のサンプル
まず、日本語フリーTrueTypeフォントである
IPAフォントを使うには、
http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/
から IPAexfont00101.zip (あるいはその最新版)をダウンロードし、
# unzip IPAexfont00101.zip # mv IPAexfont00101/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # fc-cache -fv
次に スーパーユーザ権限で /etc/fonts/local.conf というファイルを作り、 以下の内容を書きこんでおく:
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="font"> <test name="family" compare="eq"> <string>IPAexMincho</string> </test> <edit name="hinting" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> <edit name="embeddedbitmap" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> </match> <match target="font"> <test name="family" compare="eq"> <string>IPAexGothic</string> </test> <edit name="hinting" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> <edit name="embeddedbitmap" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> </match> <alias> <family>IPAexMincho</family> <default><family>serif</family></default> </alias> <alias> <family>serif</family> <prefer> <family>IPAexMincho</family> </prefer> </alias> <alias> <family>IPAexGothic</family> <default><family>sans-serif</family></default> </alias> <alias> <family>sans-serif</family> <prefer> <family>IPAexGothic</family> </prefer> </alias> <alias> <family>IPAexGothic</family> <default><family>monospace</family></default> </alias> <alias> <family>monospace</family> <prefer> <family>IPAexGothic</family> </prefer> </alias> </fontconfig>これにより、FireFoxなどデスクトップやアプリケーションの文字が、アンチ エイリアスの効いたなめらかな文字で表示されるようになる。
IPAフォントのままでも十分使えるが、さらにデスクトップやブラウザのゴシック体 の「かな」をもう少しセンスの良い字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。
ここでは、M+とIPAの合成済みフォントであるMeguriをダウンロードして用 いる。 http://www.geocities.jp/ep3797/modified_fonts_01.html から meguri-fonts-20100114.tar.bz2 をダウンロードして、
% bunzip2 meguri-fonts-20100114.tar.bz2 % tar xvf meguri-fonts-20100114.tar % cp meguri-fonts/20100114/meturi*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # fc-cache -fv /usr/share/fonts/japanese/TrueTypeさらに 上で作成した /etc/fonts/local.conf を編集し、文字列 "IPAexGothic"をすべて "MerugiP" に置換する。ただし最後の二つは "Meguri"に置換する。
手書きペン字風フォント Y.OzFont をインストールする。 このためにまず、アーカイバ 7zip がインストールされていなければ入れておく:
# yum install p7zipそして、
% mkdir YOz04 % cd YOz04 % 7za e ../YOz04.7z # cp *.TTF /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # fc-cache -fv /usr/share/fonts/japanese/TrueType/でインストールされる。
Macで作られた文書でOsakaフォントが使われている場合、
そのままでは文字化けするので、
対応するフォントをインストールしておくと閲覧できるようになる.
Macの見やすいOsakaフォントをWinで使おうプロジェクト
からOsaka.zipをダウンロードし、
# mv Osaka.zip /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # unzip Osaka.zip # fc-cache -fv .とする.
フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、 さらに高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。 1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている (例えば、 リコー、 キャノン、 ダイナコム、など)。
フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/
半角/全角キーを押すとウィンドウの右下にscimのツールバーが出てくるので、 右クリックで適宜設定する。 特に,Emacsを使っている場合は開始/終了に Ctl-Space では都合が悪いので その設定は削除しておく.
サイト:
ANTHY:
http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM:
http://www.scim-im.org/
UIM:
http://uim.freedesktop.org/wiki/
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
TeX関係をまとめてインストールする.
# yum install tetex*
ポストスクリプトファイルやPDFファイルを閲覧するための ビューアとしてはevinceがあるが、他にgv, xpdfをインストールする:
# yum --enablerepo=fedora-extras install gv xpdfPDFファイルはacroread で読む方法もある ( Acrobat Readerのインストール)。 PDFは文書によって日本語ファイルが文字化けしたりするので、いくつかのビューア を使い分けるとよい。
ポストスクリプトビューアのフォントは、/etc/ghostscript/ の cidfmap.ja, FAPIcidfmap.ja で設定されている。フォントを変える必要があ ればこれらのファイルを編集すればよい。あるいは、以下のようにリンクを張 ると楽に変更できる:
# cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType # ln -s ipam.ttf sazanami-mincho.ttf # ln -s ipag.ttf sazanami-gothic.ttf
Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるように
なる AucTeX をインストールする。
# yum --enablerepo=kbs-CentOS-Testing install auctex実際に使うには、~/.emacs の最後に
;=================================== ; AUCTeX ;=================================== (require 'tex-site) (load "auctex.el" nil t t) (load "preview-latex.el" nil t t) (setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode) (setq japanese-TeX-command-default "pTeX") (setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX") (setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle") (setq preview-image-type 'dvipng) (setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx")) (setq kinsoku-limit 10) (setq LaTeX-indent-level 4) (setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d"))) (setq TeX-auto-save t) (setq TeX-parse-self t) (setq-default TeX-master nil)を付け加える。
AucTeXの使い方(一部):
C-c C-c : コンパイルやプレビュー
C-c C-s : 節などを追加
C-c C-e : 式や箇条書きなどの環境を追加
C-c C-p C-d : Emacs内で図や数式をプレビュー (preview-latex)
C-c C-p C-p : preview-latex モードで、カーソルの場所だけプレビュー
C-c C-p C-c C-d : preview-latex モードの解除
C-c C-o C-f : Fold(footnoteやciteなどを短縮表示)モードへ入る
C-c C-o C-b : バッファ全体のFolding
C-c C-o C-r : リージョンのFolding
C-c C-o C-o : 状況に応じてFolding/Unfolding
C-c C-o b : Foldモードの解除
はじめに、
# yum install compat-libstdc++-33
次に、 http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/から日本語版 i686 Firefox の最新版 firefox-2.0.0.11.tar.gz をダウンロードし、
% tar xvfz firefox-2.0.0.11.tar.gz # mv firefox /usr/local/firefox20 # ln -s /usr/local/firefox20/firefox /usr/local/bin/.始めから入っている旧バージョンのFireFoxは /usr/bin/firefox に残っている。
gnomeのデフォルトブラウザを新しくインストールした方のFireFoxにする
ため、
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → applications → browser を開いて exec の値を
/usr/local/firefox20/firefox にする。
次に、Flash plugin をインストールする。 http://www.adobe.com/のFlash Player ダウンロードページから install_flash_player_9_linux.tar.gzをダウンロードし、
% tar xvfz install_flash_player_9_linux.tar.gz # mv install_flash_player_9_linux/libflashplayer.so /usr/local/firefox20/plugins/.Firefoxを再起動してから http://www.adobe.com/products/flash/about/ でFlashのインストールの確認ができる。
次に、java plugin をインストールする。 http://www.java.com/ja/download/linux_manual.jsp から自己解凍ファイル jre-6u6-linux-i586-rpm.bin をダウンロードし、
# sh jre-6u3-linux-i586-rpm.bin # ln -s /usr/java/latest/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/local/firefox20/plugins/.さらに、~/.tcshrc に次の行を追加する:
# JAVA setenv JAVA_HOME /usr/java/latest setenv PATH /usr/java/latest/bin:$PATH設定を有効化:
% source ~/.tcshrcFirefoxを再起動してから http://www.java.com/ja/download/installed.jsp でjava pluginのインストールの確認ができる。
次に、Mplayer plugin をインストールする。 http://mplayerplug-in.sourceforge.net/のダウンロードページから mplayerplug-in-3.50.tar.gzをダウンロードし、
# yum install mplayer* firefox* cairo* glib* libX* # tar xvfz mplayerplug-in-3.50.tar.gz # cd mplayerplug-in # ./configure --with-mozilla-home=/usr/local/firefox20 --enable-force32 # make # make install
Firefoxを再起動してから http://stage6.divx.com/ などの動画配信サイトで確認する。
以上の設定でたいていのプラグインが動くようになる. インストールしたプラグインはFireFoxのURLを入力するロケーションバーに about:plugins と入力すると確認できる.
まず、マウントポイントをつくる:
# mkdir /winxp次にNTFSのあるパーティションを確認:
# /sbin/fdisk -l
また、/etc/fstab に次の行を記述する。
/dev/hda5 /winxp ntfs-3g defaults 0 0 ^^^^ここで、^^^の部分は上で確認したWindowsのパーティションを入れる。
次にntfsを読み書きするドライバ ntfs-3gをインストールする:
# yum install ntfs-3g(4/14現在まだリポジトリに用意されていないので、ホームページからマニュ アルインストールする必要がある)
最後に
# mount /winxpとするかあるいは再起動するとマウントされて読み書きできるようなる。
Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.
Synergy ホームページ
からダウンロードページへ行き,
Linux側ではsynergy-*.i386.rpmをインストールする:
# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpmインストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens linhost: winhost: end section: links linhost: right = winhost winhost: left = linhost end section: aliases linhost: linhost.domain.name.jp winhost: winhost.domain.name.jp endなどとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.
ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開
いておく必要がある.
[システム]→[管理]→
[セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「その他のポート」をクリッ
クし、使用するtcpポート番号を書いておく.
ポート番号は以下の Windows 側でも設定するので、
それと同じものであればなんでもよい。
次に,通常ユーザに戻り,
% synergys -fとして フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。
Windowsマシンを他のマシンからコントロールする場合 「半角/全角」キーが効かないが、 IMEの設定で漢字変換のオンオフを異なるキーにバインドしておけばよい。
次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.
% synergysにより、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。
参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)
公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.
パーミッション設定と,www用のファイル置場:
% chmod 701 ~ % mkdir -m 705 ~/public_htmlApache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80 ServerName 127.0.0.1:80 #UserDir disable UserDir public_html <Directory /home/*/public_html> AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit Options MultiViews Indexes FollowSymLinks Includes ExecCGI </Directory> AddDefaultCharset Off AddHandler cgi-script .cgi最初の行は外部からのアクセスを禁止するために重要。 httpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start # /sbin/chkconfig --level 35 httpd onSELINUXを有効にしてるとき、このままではホームディレクトリがブロックさ れているので、ホームディレクトリで
% chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_htmlとする。 これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになる.
403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。
(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。
Realplayerについては http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。あらかじめ、
# yum install compat-libstdc++-33 # yum remove HelixPlayerをしてからインストールする。デフォルトで /usr/local/RealPlayer にイン ストールされるので、
# ln -s /usr/local/RealPlayer/realplay /usr/local/bin/realplayとしておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
# yum --enablerepo=fedora-extras install gdesklets*
使い方:まず、
% gdesklets startでプログラムを常駐させる。
Displays & Sensorsは
http://www.gdesklets.org/
で探す。
[アプリケーションメニュー]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。
ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。
Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、 ~/.emacs に
;=================================== ; Anthy ;=================================== (set-input-method "japanese-anthy")を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。
Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
C-q: 半角カナ ←→かな漢字
デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.
メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールである. デフォルトの Evolution は文字コードを UTF-8 ですべて扱おうとするので, 都合が悪い.相手が全員UTF-8を扱えるメールリーダを使うなら問題ないが, 現実はそうではないので.相手先で文字化けしてしまう. どうしても Evolution を使うのであれば,文字コードの設定をする. Evolution を起動して,
[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]
によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、
[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]
も同様に変更.ただし,メールヘッダをUTF-8からJISに変える ことはできないので,サブジェクト欄に日本語を入れると相手先で文字化けす ることが多い.この特性は Evolution 作者の方針らしく,どうしようもな い.Thunderbird へ移行したほうがよい.
公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:
% ssh-keygen -t dsaにより生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。
さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。
MacOSX風にするには,Mac4Linがよい。このパッケージをインストールする ためには、sudoを使えるようにしておく。スーパーユーザ権限で /etc/sudoersを開くと、最後のあたりに例があるので、編集して設定。 Mac4Linから Mac4Lin_Install_V1.0.zipをダウンロードしてユーザ権限で以下を行う。
% unzip Mac4Lin_Install_V1.0.zip % cd Mac4Lin_Install_v1.0 % ./Mac4Lin_Install_v1.0.shさらにhttp://gnome-look.org/から アイコンパックであるMacUltimate Leopardをダウンロードして
GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を
Emacs にする。
Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが
立ち上がりうっとうしい。これを解消するには
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を
オンにする。
アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:
[システム]→[設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。
FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。
バージョンアップしたときなど、メニューなどが英語になってしまうことがあ
る。これを日本語化するには、
http://ftp.mozilla-japan.org/pub/mozilla-japan/firefox/development/
にアクセスして、インストールされているFireFoxのバージョンのディレクト
リに行き,最新の日本語パック
firefox-*.ja.langpack-*.xpiをクリックする。
最初は、
このサイトのソフトウェアがインストールできないというメッセージバーがでるので、
そこにある[Edit Options...]によって許可した後、
もう一度上のファイルをクリックする。
FireFox を再起動すれば有効化する。
NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。
そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm # rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm
# rpm -e --force [アプリケーション名]により強制削除してyumで再インストールすればよい.
[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]
機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:
# shred -n 2 -v /dev/hdaここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)
はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜
Fedora Core リリースノート | インストールガイド
Personal Fedora Core 6 Installation Guide (by Mauriat Miranda)
はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜