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天の川

(credit: ESO/P.Horalek)

天の川とは、利根川水系恋瀬川支流の一級河川の名前で、茨城県土浦市東城寺付近から流れ出し、筑波連山東麓からかすみがうら市(旧千代田町)を経て石岡市中津川にて恋瀬川に合流する。

2021年5月4日に自転車と徒歩で天の川を遡上してみたので、その記録をここに残す。

国道6号線から恋瀬川右岸堤防を伝って天の川との合流地点に向かう。もはや道とは言えないが、強引に自転車で進む。
天の川と恋瀬川の合流地点。手前が天の川、左の奥から向こう側へ流れているのが恋瀬川。
合流地点付近の天の川上流側。しばらくこのような景色が続く。
合流地点から遡上していくと最初に見つかる橋。橋のプレートが失われている。
最初に天の川のプレートが見られる橋の親柱。向かい側には兵隊橋と書いてある。
天の川に架かる最大の橋、千代田大橋の親柱に掲げられたプレート。
千代田大橋の東側のプレートは2つとも失われている。先ほどの橋のプレートもそうだが、川の名前が珍しいので盗まれたのだろうか。
千代田大橋のすぐ上流側、国道6号線に架かる天の川橋。
千代田大橋から天の川橋を望む。
天の川橋の親柱。
さらに上流に進むと三枚橋という小さな橋があり、その親柱に名前が書いてある。
常磐自動車道と交わる。奥に見える黄色い橋。
水田や果樹園の中を流れる。もはや用水路。
沢辺橋という橋の親柱。
いよいよ山に近づいていく。
山の麓の東城寺地区。河川名が表示された最後の看板。ここへ来たのは3回目。
山から流れ出ている川になった。
川に沿った舗装道路はここで終わり。自転車を降りて徒歩で遡上する。
しばらくこんな道路を登っていく。
山を流れる様子はこんな感じ。
山道に並走して流れる天の川。
ここで川が二手に分かれる。右側が本流のように見えるが、以前来た時、右側に遡上していくと途中で人の通れる道が途切れて遡上不可能になってしまうことを知っている。今回は左の支流を遡上する。
左の支流に沿った急勾配の坂道を登っていく。
しばらく遡ると、かなり流れが細くなる。
かろうじて湿っている谷をまたぐ山道に小さな橋が架かっている。
どうもこのあたりがこの支流の源流のようだ。夜になるとここから星が生まれて空に上っていくという妄想をする。
山道をたどって谷をひとつ跨いだ別の支流を遡ってみたが、こんな感じになっていて先に進めない。
少し下流に降りたところに滝がある。

以上で天の川を遡上してみた記録を終わる。恋瀬川合流地点からほぼ20kmほどで源流近くに到達する。源流の麓までは自転車で遡り、その後は徒歩で遡った。自転車と徒歩で使う筋肉が違うので、疲労感にメリハリがあってよかった。本流と思われる流れの源流の探索は難しいが、草木の枯れた冬に相当の装備により道なき道を登っていく必要がありそうだ。こちらは今後の課題としたい。


Takahiko Matsubara
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