visitors, pageviews since 2007.5.11  

Fedora Core 6 インストール個人的ノート

< 前へ | 目次 | 次へ >

FC6 初期設定 (7)

TeX関係のインストール
Synergyのインストール

TeX関係のインストール

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

TeX関係をまとめてインストールする.

# yum install tetex*

ポストスクリプトファイルやPDFファイルを閲覧するためのビューアとして、 gv, gsview, xpdfをインストールする:

# yum install gv gsview xpdf
デフォルトの文書ビューア evince もある。PDFファイルは acroread で読む方法もある(Acrobat Readerのインストール)。 PDFは文書によって日本語ファイルが文字化けしたりするので、いくつかのビューア を使い分けるとよい。

ポストスクリプトビューアのフォントは、/etc/ghostscript/ の cidfmap.ja, FAPIcidfmap.ja で設定されている。フォントを変える必要があ ればこれらのファイルを編集すればよい。

Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるように なる AucTeX をインストール:

# yum install emacs-auctex
実際に使うには、~/.emacs の最後に
;===================================
; AUCTeX
;===================================
(require 'tex-site)
(load "auctex.el" nil t t)
(load "preview-latex.el" nil t t)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(setq japanese-TeX-command-default "pTeX")
(setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX")
(setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle")
(setq preview-image-type 'dvipng)
(setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx"))
(setq kinsoku-limit 10)
(setq LaTeX-indent-level 4)
(setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d")))
(setq TeX-auto-save t)
(setq TeX-parse-self t)
(setq-default TeX-master nil)
を付け加える。

AucTeXの使い方(一部):
C-c C-c : コンパイルやプレビュー
C-c C-s : 節などを追加
C-c C-e : 式や箇条書きなどの環境を追加
C-c C-p C-d : Emacs内で図や数式をプレビュー (preview-latex)
C-c C-p C-p : preview-latex モードで、カーソルの場所だけプレビュー
C-c C-p C-c C-d : preview-latex モードの解除
C-c C-o C-f : Fold(footnoteやciteなどを短縮表示)モードへ入る
C-c C-o C-b : バッファ全体のFolding
C-c C-o C-r : リージョンのFolding
C-c C-o C-o : 状況に応じてFolding/Unfolding
C-c C-o b : Foldモードの解除

Synergyのインストール

Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.

Linux 側の設定

Synergy ホームページ からダウンロードページへ行き, Linux側ではsynergy-*.i386.rpm インストールする:

# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpm
インストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens
	linhost:
	winhost:
end
section: links
	linhost:
		right = winhost
	winhost:
		left  = linhost
end
section: aliases
	linhost:
		linhost.domain.name.jp
	winhost:
		winhost.domain.name.jp
end
などとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.

ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開 いておく必要がある.
[デスクトップ]→[管理]→ [セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「その他のポート」をクリッ クし、使用するtcpポート番号を書いておく. ポート番号は以下の Windows 側でも設定するので、 それと同じものであればなんでもよい。

次に,通常ユーザに戻り,

% synergys -f
として フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。

Windowsマシンを他のマシンからコントロールする場合 「半角/全角」キーが効かないが、 IMEの設定で漢字変換のオンオフを異なるキーにバインドしておけばよい。

Windows 側の設定

次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.

テストと最終設定

ここで、Linux 側のマウスを使って、Linux の画面からマウスポインタを右の 端(あるいは上で設定した方向)へ動かすと Windows の画面へポインタが移 動してそのまま Linux 側のキーボードやマウスから Windows 側の操作ができ るようになるはず. テストが成功したら Linux 側の サーバーを終了し,
% synergys
により、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。

参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)


< 前へ | 目次 | 次へ >
サイトナビゲーション:


Copyright©2006-2007 TMCosmos, All rights reserved.
[UP] [HOME]