FC6 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート。
デスクトップとして使うための設定メモ集。
Fedora Coreとは RedHat 系の先進的なフリー Linux ディストリビューションである。 Fedora Core の成果が将来の RedHat Enterprise Linux 製品版に採り入れられる。 最新技術が惜しみなく投入され、新版リリースのサイクルは半年程度と短い。 旧版のアップデートサポート寿命はあまり長くないので、 高い頻度でシステム更新をする必要がある。 運用の安定性よりも、先進性を重視する人向き。 FC6 は2006年10月24日リリース。
以下の設定において、
# command ...はスーパーユーザで実行することを表し、
% command ...は通常のユーザで実行できることを表す。スーパーユーザになるのは必要最小 限にしておいた方が安全。
理研から取ってくるとかなり速い。
i386:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/6/i386/iso/
x86_64:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/6/x86_64/iso/
データをチェックする:
% sha1sum -c SHA1SUM
ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bあるい
はgnomebakerを使うとよい。ISOイメージをファイルとして書き込まないよう
に注意する。[ツール]→[DVD]→[ISOイメージを書き込む]などを使う。
あるいはMS WindowsでDeepBurner というフリーソフトを
使ってもよい。
まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。
Windowsがインストールされているシステムを、
Windowsを残してLinuxとのデュアルブートシステムにする場合には、まず
デュアルブートシステムのための個人的ノート
によりLinux用の空きパーティションを作成する。
その後はインストーラに従ってインストールすれば問題ない。 一般的にアップグレードインストールはクリーンインストールに比べて安 定性が低くなるので,なるべく避ける。 パーティションの設定はカスタマイズしたおいたほうがよい。
パーティション例(100G程度のディスクの場合):
/boot : 128MB / : 20GB /usr/local : 20GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)/usr/local, /homeは別パーティションにしておくことで,システム更新の際 にも,データを失わずに対応できるので都合がよい.
パーティション例(400G程度の余裕あるディスクの場合):
/boot : 512MB / : 5GB /usr : 40GB /usr/local : 40GB /var : 20GB /tmp : 5GB /home : 残り全部 /swap : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度) /backup : セカンドディスクに割り当てこの例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。このパーティションの場合,システム更新の際には /boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリーンイ ンストールする.
ここではインストールのカスタマイズはせず、必要なソフトウェアは後でイ ンストールすることにする.インストールするソフトウェアの画面では、「オ フィスとプロダクティビティ」、「ソフトウェア開発」、「Webサーバー」に すべてチェックをして、ソフトウェアの選択では「後でカスタマイズ」を選ん でおく.必要ないソフトウェアも一緒にインストールされるので、何が必要か よくわかっている場合は、ここでカスタマイズしておくほうがディスクの節約 になるだろう。
デフォルトで有効化されているサービスの中には、人によって全く必要ないもの
も含まれている。リソースの無駄なので、
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-services-fc6.html
を読み、確実に必要のないサービスは切っておく。
[システム] → [管理] → [services]
によってサービスをコントロールできる。
ネットワークにDHCPで接続している場合、 デフォルトではマシン名がlocalhostとなるが、 何かと都合が悪いので固有の名前を設定する。 スーパーユーザになって、/etc/sysconfig/networkを開き、
#HOSTNAME=localhost.localdomain HOSTNAME=machine_nameのようにしておく。ただし、"machine_name"のところは新たに付けるマシン名。 次に、/etc/hosts を開いて
#127.0.0.1 localhost.localdomain localhost #::1 localhost.localdomain localhost 127.0.0.1 machine_name ::1 machine_nameのようにしておく。 また、LAN上の他のマシンに接続する場合は/etc/hostsに 次のように追記して名前を付けておくと便利。
192.168.0.3 other_machine_name1 192.168.0.4 other_machine_name2マシンのIPは/sbin/ifconfig (Linux)や ipconfig (Windows)など のコマンドで調べる。
デフォルトでは、ssh でいきなりrootとしてログインできてしまうが、 セキュリティ上好ましくない。これを無効にするため、スーパーユーザで /etc/ssh/sshd_config を開き、"#PermitRootLogin yes"という行があれば、
PermitRootLogin noと書き換えておく。引き続き
# /sbin/service sshd restartで ssh を再起動しておく。
[システム]→[管理]→[ユーザーとグループ]
のプロパティによってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。
設定ファイル例:
umask 022 limit coredumpsize 0 # aliases are set in .alias if -f ~/.alias source ~/.alias endif set path = (. ~/bin $path) set prompt="%m:%~ %h %% " setenv MANPATH /usr/man:/usr/share/man setenv EDITOR emacs setenv LANG ja_JP.UTF-8 setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros: ...
このときエイリアスは ~/.alias に書く。
# aliases alias h history alias rm 'rm -i' alias mv 'mv -i' alias cp 'cp -i' alias dir 'ls -al' alias ls 'ls -F' ...
まず、
http://ftp.freshrpms.net/pub/freshrpms/fedora/linux/6/freshrpms-release/
からfreshrpms-release-***.fc.noarch.rpmをダウンロード、インストールする。
スーパーユーザになって /etc/yum.repos.d/dries.repo というファイルを作り、 次の内容を書き込んでからセーブする:
[dries] name=Extra Fedora rpms dries - $releasever - $basearch baseurl=http://ftp.belnet.be/packages/dries.ulyssis.org/fedora/linux/$releasever/$basearch/dries/RPMS/ gpgkey=http://dries.ulyssis.org/rpm/RPM-GPG-KEY.dries.txt enabled=1 gpgcheck=1
ホームページ
http://kde-redhat.sourceforge.net/
からFedora Core: kde.repoをダウンロードして
/etc/yum.repos.d/kde.repoとしてセーブする.
http://rpm.livna.org/fedora/6/i386/ または、
http://rpm.livna.org/fedora/6/x86_64/
からlivna-release-6-1.noarch.rpmあるいはその最新版を取ってきて、
インストールする。
この Livna リポジトリを通常のアップデートで用いるとFreshRPMS, Dries と競合してしまう。これを避けるため、 /etc/yum.repos.d/livna.repo を開いて、enabled=1の行を enabled=0 と変更 する。
/etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。
[atrpms] name=At RPM Repository for Fedora Core baseurl=http://dl.atrpms.net/fc$releasever-$basearch/atrpms/stable enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms [dribble] name=Dribble for Fedora $releasever - $basearch baseurl=http://dribble.org.uk/repo/$releasever/$basearch enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://dribble.org.uk/RPM-GPG-KEY-dribble [flash] name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm http://macromedia.rediris.es/rpm enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY [jpackage-generic] name=JPackage (free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-fedora] name=JPackage (free) for Fedora Core $releasever mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_fedora-$releasever.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0 [jpackage-generic-nonfree] name=JPackage (non-free), generic mirrorlist=http://www.jpackage.org/jpackage_generic_nonfree.txt failovermethod=priority gpgcheck=1 gpgkey=http://www.jpackage.org/jpackage.asc enabled=0
リポジトリをむやみに混ぜて自動updateすると競合しておかしなことにな るので、これらもデフォルトでオフにしておく。特に、Atrpms を自動update に含めると競合してひどいことになる。
次に、ミラーリストから自動的に最も速いダウンロード先を選ぶようにす るためのプラグインをインストール:
# yum install yum-fastestmirror
最後にソフトウェアをアップデートする(初回はかなり時間がかかる):
# yum updateこのコマンドによりソフトウェアを最新の状態に保てるが、サーバが落ちてい るなどの理由で一時的にあるリポジトリをオフにしたい場合 "yum --disablerepo=[リポジトリ名] ..." のようにオプションを付けて実行する。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
上で設定したYumを用いて、いろいろなソフトウェアを自動的にインストールする。 ここでは、設定の簡単なソフトウェアをまとめてインストールする。その他、各 自必要なものは同様にインストールする.
# yum install yumex yum-utils gconf-editor hwbrowser rpm-build # yum install emacs* anthy-el # yum install gparted # yum install kdebase kdeartwork kdegraphics kdemultimedia # yum install tomoe scim-tomoe # yum install gcc* compat-gcc* compat-glibc* compat-lib* # yum install lapack blas units octave atlas # yum install gnuplot grace plplot # yum install xfig inkscape # yum install maxima* TeXmacs # yum install mplayer* vlc ogle* gstreamer* xmms xmms-mp3 amarok # yum --disablerepo=dries install vlc # yum --enablerepo=atrpms install w32codec divx4linux # yum --enablerepo=flash install flash-plugin # yum install ffmpeg mozplugger nspluginwrapper # yum install xscreensaver* # yum install cabextract p7zip p7zip-plugins # yum install thunderbird # yum install gnubiff # yum install gnomebaker k3b
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
nVidiaビデオカードは自動的に認識されていても、3Dサポートが有効でないな どせっかくの性能が生かしきれていないので、メーカーの提供する Linux 用 ドライバを入れておく。
Livna リポジトリに nVidia ドライバのカーネルモジュール rpm がある ので、これによりインストールすると楽にできる:
# yum --enablerepo=livna install kmod-nvidiaただし、SMPカーネルでは kmod-nvidia-smp にする。
カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。
(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum)
[あらかじめ必要な設定: nVidiaビデオカードのドライバを使う設定]
nvidiaドライバを用いて3Dデスクトップ環境 Berylを使うことができる。
# yum install berylでインストール。 /etc/X11/xorg.confを開き、Section "Module"に
Load "extmod"を追加し、 Section "Device" に
Option "AddARGBGLXVisuals" "True"を追加する。ログインしなおしてXを再起動したら、
% beryl-managerで起動する。ログイン時に自動起動するには
http://themes.beryl-project.orgからテーマをインストールできる。
http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc6.html#ttf
から msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm を取ってきて、
# rpm -ivh msttcorefonts-2.0-1.noarch.rpm
デフォルトの日本語フリーフォント Sazanami は品質が低い。 だが、以下の設定により他のフリーフォントに入れ替えれば見違えるような見 栄えが実現される:変更前と変更後のサンプル
まず、日本語フリーTrueTypeフォントである IPAフォントを使うには次のようにする:
% wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz % wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh # sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz /tmp/grass5 /tmp/bin # mv /tmp/grass5/fonts/*.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # sh /tmp/bin/grass5uninstall.sh # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # rm sazanami-mincho.ttf # rm sazanami-gothic.ttf # ln -s ipam.ttf sazanami-mincho.ttf # ln -s ipag.ttf sazanami-gothic.ttf # mkfontdir # mkfontscale
次に /etc/fonts/conf.d/25-no-hint-fedora.conf を編集し、中の文字列 "Sazanami Mincho" をすべて "IPAMincho" に置換する。同じく、"Sazanami Gothic" をすべて"IPAGothic"に置換する。また、 /etc/fonts/conf.d/40-generic-fedora.conf, /etc/fonts/conf.d/64-nolatin-fedora.conf も同様に置換する。設定を有効に するにはXを起動し直す必要がある。これにより、FireFoxなどデスクトップや アプリケーションの文字が、アンチエイリアスの効いたなめらかな文字で表示 されるようになる。
IPAフォントのままでも十分使えるが、さらにデスクトップやブラウザのゴシック体 の「かな」をもう少しセンスの良い字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。 このためにまず、Fontforge がインストールされていなければ入れておく:
# yum install fontforgeそして、M+フォントのダウンロードページ
% tar xvfz mplus-TESTFLIGHT-014.tar.gz % cd mplus-TESTFLIGHT-014 % cp /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ipag.ttf . % fontforge -script m++ipa.pe # mv M*IPAG.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType # mkfontdir # mkfontscaleさらに /etc/fonts/conf.d/25-no-hint-fedora.conf, /etc/fonts/conf.d/40-generic-fedora.conf, /etc/fonts/conf.d/64-nolatin-fedora.conf を編集し、上で置き換えた文字 列 "IPAGothic"をすべて "M+2P+IPAG" に置換する。
手書きペン字風フォント Y.OzFont をインストールする。 このためにまず、アーカイバ 7zip がインストールされていなければ入れておく:
# yum install p7zipそして、
% mkdir YOz04 % cd YOz04 % 7za e ../YOz04.7z # cp *.TTF /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # mkfontdir # mkfontscaleでインストールされる。
Macで作られた文書でOsakaフォントが使われている場合、
そのままでは文字化けするので、
対応するフォントをインストールしておくと閲覧できるようになる.
Macの見やすいOsakaフォントをWinで使おうプロジェクト
からOsaka.zipをダウンロードし、
# mv Osaka.zip /usr/share/fonts/japanese/TrueType/. # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType/ # unzip Osaka.zip # mkfontdir # mkfontscaleとする.
フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、 さらに高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。 1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている (例えば、 リコー、 キャノン、 ダイナコム、など)。
フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/
半角/全角キーを押すとウィンドウの右下にscimのツールバーが出てくるので、 右クリックで適宜設定する。 特に,Emacsを使っている場合は開始/終了に Ctl-Space では都合が悪いので その設定は削除しておく.
サイト:
ANTHY:
http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM:
http://www.scim-im.org/
UIM:
http://uim.freedesktop.org/wiki/
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
TeX関係をまとめてインストールする.
# yum install tetex*
ポストスクリプトファイルやPDFファイルを閲覧するためのビューアとして、 gv, gsview, xpdfをインストールする:
# yum install gv gsview xpdfデフォルトの文書ビューア evince もある。PDFファイルは acroread で読む方法もある(Acrobat Readerのインストール)。 PDFは文書によって日本語ファイルが文字化けしたりするので、いくつかのビューア を使い分けるとよい。
ポストスクリプトビューアのフォントは、/etc/ghostscript/ の cidfmap.ja, FAPIcidfmap.ja で設定されている。フォントを変える必要があ ればこれらのファイルを編集すればよい。
Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるように なる AucTeX をインストール:
# yum install emacs-auctex実際に使うには、~/.emacs の最後に
;=================================== ; AUCTeX ;=================================== (require 'tex-site) (load "auctex.el" nil t t) (load "preview-latex.el" nil t t) (setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode) (setq japanese-TeX-command-default "pTeX") (setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX") (setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle") (setq preview-image-type 'dvipng) (setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx")) (setq kinsoku-limit 10) (setq LaTeX-indent-level 4) (setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d"))) (setq TeX-auto-save t) (setq TeX-parse-self t) (setq-default TeX-master nil)を付け加える。
AucTeXの使い方(一部):
C-c C-c : コンパイルやプレビュー
C-c C-s : 節などを追加
C-c C-e : 式や箇条書きなどの環境を追加
C-c C-p C-d : Emacs内で図や数式をプレビュー (preview-latex)
C-c C-p C-p : preview-latex モードで、カーソルの場所だけプレビュー
C-c C-p C-c C-d : preview-latex モードの解除
C-c C-o C-f : Fold(footnoteやciteなどを短縮表示)モードへ入る
C-c C-o C-b : バッファ全体のFolding
C-c C-o C-r : リージョンのFolding
C-c C-o C-o : 状況に応じてFolding/Unfolding
C-c C-o b : Foldモードの解除
はじめに、
# yum install compat-libstdc++-33としてから、 FireFoxのインストール を行う. さらにMplayer pluginをインストールする前に
# yum install cairo* libXpm* # yum install libXt* libX11* libXext* glib*とする。
まず、マウントポイントをつくる:
# mkdir /winxp次にNTFSのあるパーティションを確認:
# /sbin/fdisk -l
また、/etc/fstab に次の行を記述する。
/dev/hda5 /winxp ntfs-3g defaults 0 0 ^^^^ここで、^^^の部分は上で確認したWindowsのパーティションを入れる。
次にntfsを読み書きするドライバ ntfs-3gをインストールする:
# yum install ntfs-3g
最後に
# mount /winxpとするかあるいは再起動するとマウントされて読み書きできるようなる。
Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.
Synergy ホームページ
からダウンロードページへ行き,
Linux側ではsynergy-*.i386.rpm
インストールする:
# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpmインストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens linhost: winhost: end section: links linhost: right = winhost winhost: left = linhost end section: aliases linhost: linhost.domain.name.jp winhost: winhost.domain.name.jp endなどとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.
ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開
いておく必要がある.
[デスクトップ]→[管理]→
[セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「その他のポート」をクリッ
クし、使用するtcpポート番号を書いておく.
ポート番号は以下の Windows 側でも設定するので、
それと同じものであればなんでもよい。
次に,通常ユーザに戻り,
% synergys -fとして フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。
Windowsマシンを他のマシンからコントロールする場合 「半角/全角」キーが効かないが、 IMEの設定で漢字変換のオンオフを異なるキーにバインドしておけばよい。
次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.
% synergysにより、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。
参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)
公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.
パーミッション設定と,www用のファイル置場:
% chmod 701 ~ % mkdir -m 705 ~/public_htmlApache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80 ServerName 127.0.0.1:80 #UserDir disable UserDir public_html <Directory /home/*/public_html> AllowOverride All Options All </Directory> #AddDefaultCharset UTF-8 AddHandler cgi-script .cgi最初の行は外部からのアクセスを禁止するために重要 (外部へ公開する場合は上記の設定は甘すぎるので注意)。 httpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start # /sbin/chkconfig --level 35 httpd onSELINUXを有効にしてるとき、このままではホームディレクトリがブロックさ れているので、ホームディレクトリで
% chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_htmlとする。 これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになる.
403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。
(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。
Realplayerについては http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。あらかじめ、
# yum install compat-libstdc++-33 # yum remove HelixPlayerをしてからインストールする。デフォルトで /usr/local/RealPlayer にイン ストールされるので、
# ln -s /usr/local/RealPlayer/realplay /usr/local/bin/realplayとしておく。
[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]
# yum install gdesklets*
使い方:まず、
% gdesklets startでプログラムを常駐させる。
Displays & Sensorsは
http://www.gdesklets.org/
で探す。
[アプリケーションメニュー]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。
ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。
# yum --enablerepo=livna install kmod-nvidia
Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、 ~/.emacs に
;=================================== ; Anthy ;=================================== (set-input-method "japanese-anthy")を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。
Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字
C-q: 半角カナ ←→かな漢字
デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで,Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.
メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールである. デフォルトの Evolution は文字コードを UTF-8 ですべて扱おうとするので, 都合が悪い.相手が全員UTF-8を扱えるメールリーダを使うなら問題ないが, 現実はそうではないので.相手先で文字化けしてしまう. どうしても Evolution を使うのであれば,文字コードの設定をする. Evolution を起動して,
[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]
によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、
[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]
も同様に変更.ただし,メールヘッダをUTF-8からJISに変える ことはできないので,サブジェクト欄に日本語を入れると相手先で文字化けす ることが多い.この特性は Evolution 作者の方針らしく,どうしようもな い.Thunderbird へ移行したほうがよい.
公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:
% ssh-keygen -t dsaにより生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。
さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。
GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を
Emacs にする。
Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが
立ち上がりうっとうしい。これを解消するには
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を
オンにする。
アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:
[システム]→[設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。
FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。
バージョンアップしたときなど、メニューなどが英語になってしまうことがあ
る。これを日本語化するには、
http://ftp.mozilla-japan.org/pub/mozilla-japan/firefox/development/
にアクセスして、インストールされているFireFoxのバージョンのディレクト
リに行き,最新の日本語パック
firefox-*.ja.langpack-*.xpiをクリックする。
最初は、
このサイトのソフトウェアがインストールできないというメッセージバーがでるので、
そこにある[Edit Options...]によって許可した後、
もう一度上のファイルをクリックする。
FireFox を再起動すれば有効化する。
NetscapeあるいはInternet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。
そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm # rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm
# rpm -e --force [アプリケーション名]により強制削除してyumで再インストールすればよい.
[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]
機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:
# shred -n 2 -v /dev/hdaここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)
Personal Fedora Core 6 Installation Guide (by Mauriat Miranda)
はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜