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CentOS 4 インストール個人的ノート


※ CentOS4は旧バージョンです。
新しいバージョンの記事はこちら: Linux インストール個人的ノート

CentOS4 インストール、追加インストール、設定、調整の個人的ノート。 デスクトップとして使うための設定メモ集。

CentOSとはRed Hat Enterprise Linuxの商標、商用パッケージを削除したフリーのクローンディストリビュー ションである。CentOS4 はRHEL4の同等品で、Fedora Core 3 がベースになっ ている。Fedora よりも先進性は低いが、アップデートサポート寿命が長く安 定性は高い。また、インストールできるアーキテクチャも多い。インストール 手順はFC3とあまり変わりはない。CentOS4 のリリースは2005年3月2日。2008 年2月29日までは完全な更新がサポートされ、2012年2月29日までセキュリティ パッチなどメンテナンス更新がサポートされると宣言されている。

CentOS4 インストール、および初期設定
データのバックアップCentOS4 CD isoイメージファイルの取得isoイメージファイルをCD, DVDメディアに焼くCentOS4のインストールマシン名の設定sshの設定ユーザのシェルを tcsh へ変更パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定グラフィカルインターフェースyumexによりパッケージ管理をするファイルサーチを素早くできるようにする有用なシンボリックリンクの設定nVidiaビデオカードのドライバを使う設定無線LANの設定マイクロソフトコアフォントのインストール日本語フォントのインストール日本語入力メソッドの変更gvのインストール | pxdviで日本語を表示させる | auctexのインストール | ドローソフトのインストール | Maximaのインストール | 最新FireFoxのインストールと設定 | NTFSにアクセスしてWindowsのファイルを参照できるようにする | Synergyのインストール | Webサイトの表示時間を早くする | Apache HTTPDサーバーの設定 | マルチメディア関連のインストール | 解凍ツール | 3D デスクトップ切り替え | デスクトップアクセサリ | カーネルアップデート時に必要な作業
ユーザ領域での設定
Emacsの設定メールリーダの設定 | SSH公開鍵の更新 | フォントのアンチエイリアス設定 | GNOMEデスクトップのデザインを変える | Nautilusの動作設定 | キーバインドをEmacs風にする | ツールバーの設定 | FireFoxの日本語化など | User Agent Switcherのインストール |
/usr/local 以下へのインストール
Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート
その他のメモ
gnome-panelがおかしくなったとき | ソースrpmのインストール | yumでアプリケーションの削除ができなくなったとき ハードディスクのデータの完全削除

CentOS 4 インストール、および初期設定

データのバックアップ

まずは必要なデータをバックアップしておく(日頃から行っておくべき)。 また、インストール時に.emacsが書き換えられてしまうので、別名で取っておく:

% cp .emacs .emacs.bkup

CentOS4 CD, DVD isoイメージファイルの取得

理研から取ってくるとかなり速い。

ftp://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/4/isos/

BitTorrentの場合:
i386 CDs: http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/4/isos/i386/CentOS-4.0-i386-bin.bin1to4.iso.torrent
i386 DVD: http://ftp.riken.jp/Linux/caos/centos/4/isos/i386/CentOS-4.0-i386-bin.DVD.iso.torrent
x86_64 CDs: http://mirror.centos.org/centos/4/isos/x86_64/CentOS-4.0-x86_64-bin1to4.torrent
x86_64 DVD: http://mirror.centos.org/centos/4/isos/x86_64/CentOS-4.0-x86_64.DVD.bin.torrent

データをチェックする:

% md5sum --check MD5SUM-CDS
% md5sum --check MD5SUM-DVD

isoイメージファイルをCDあるいはDVDメディアに焼く

ダウンロードしたisoイメージをCDやDVDに焼くには、LinuxではK3bを使う とよい。あるいはMS WindowsでDeepBurner というフリーソフトを使ってもよい。

Linuxでの他のオプションとして、CDに焼くならxcdroastがある。また、 DVD+RWによりインストールDVDを作成するにはdvd+rw-toolsを使うこともできる。 DVD+RWのデバイス名が/dev/hdcの場合、

# dvd+rw-format /dev/hdc
# growisofs -Z /dev/hdc=CentOS-4.0-i386-bin.DVD.iso
のようにする。

CentOS4のインストール

パーティション例(1):

/boot      : 128MB
/          :  15GB
/usr/local :  15GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)

パーティション例(2):

/boot      : 512MB
/          :   5GB
/usr	   :  40GB
/usr/local :  40GB
/var       :  20GB
/tmp	   :   5GB
/home      : 残り全部
/swap      : 実メモリ強(実メモリ256MB以下なら2倍程度)
/backup    : セカンドディスクに割り当て
(2番目の例はかなり余裕あり。この1/4ずつでも問題ない。パッケージを選べ ばもっと少なくてもよい。) /usr/local, /home, /backupはフォーマットせずそのまま残してインストール したソフトウェアやユーザのデータなどを引き継ぐ。

/boot, /, /usr, /var, /tmpのパーティションをフォーマットしてクリー ンインストールする。一般にアップグレードインストールはクリーンインストー ルに比べて安定性が低くなる。 カスタムインストールで開発関連やTeX関連の必要なソフトウェアをもれなく選ぶ (ディスクに余裕があればすべてインストールしてしまえばよい)。

マシン名の設定

ネットワークにDHCPで接続している場合、 デフォルトではマシン名がlocalhostとなるが、 何かと都合が悪いので固有の名前を設定する。 スーパーユーザになって、/etc/sysconfig/networkを開き、

#HOSTNAME=localhost.localdomain
HOSTNAME=machine_name
のようにしておく。ただし、"machine_name"のところは新たに付けるマシン名。 次に、/etc/hosts を開いて
#127.0.0.1		localhost.localdomain localhost
127.0.0.1		machine_name   machine_name
のようにしておく。

sshの設定

デフォルトでは、ssh でいきなりrootとしてログインできてしまうが、 セキュリティ上好ましくない。これを無効にするため、スーパーユーザで /etc/ssh/sshd_config を開き、"#PermitRootLogin yes"という行があれば、

PermitRootLogin  no
と書き換えておく。引き続き
# /sbin/service sshd restart
で ssh を再起動しておく。

ユーザのシェルを tcsh へ変更

[アプリケーション]→[システム設定]→[ユーザとグループ]
によってユーザのシェルを bash から tcsh へ変更。

設定ファイル例:

~/.tcshrc
umask 022
limit coredumpsize 0

# aliases are set in .alias
if -f ~/.alias source ~/.alias
endif

set path = (. ~/bin $path)
set prompt="%m:%~ %h %% "

setenv MANPATH /usr/man:/usr/share/man
setenv EDITOR emacs 
setenv LANG ja_JP.UTF-8
setenv TEXINPUTS .:~/tex/macros:
  ...

このときエイリアスは ~/.alias に書く。

~/.alias
# aliases
alias       h       history
alias       rm      'rm -i'
alias       mv      'mv -i'
alias       cp      'cp -i'
alias       dir     'ls -al'
alias       ls      'ls -F'
   ...

パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定

システムを最新の状態に保っておくため、パッケージ管理、 アップデートソフトウェアを設定しておく。 この設定は以下のさまざまなソフトウェアのインストールにも不可欠。

GPG公開鍵をインストールする:

# rpm --import http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-centos4

Yumの接続先を自動で最も早い場所にする:

# yum install centos-yumconf
# yum install yum-plugin-fastestmirror
/etc/yum.conf を編集し、次の行を付け加える:
plugins=1
もし、/etc/yum.repos.dにCentOS-Base.repo.rpmnew というファイルがあれば、 それを CentOS-Base.repo という名前にする。

リポジトリCentOS Extrasを設定

CentOS Extrasとは、Fedora Core用の有用なリポジトリであるFedora Extrasを CentOS用でも使えるようにしたもの。まず、
# cd /etc/yum.repos.d
# wget http://centos.karan.org/kbsingh-CentOS-Extras.repo
# wget http://centos.karan.org/kbsingh-CentOS-Misc.repo
さらに/etc/sysconfig/rhn/sourcesを開き、次の行
yum kb-centos-extras http://centos.karan.org/el4/extras/stable/$ARCH/RPMS
yum kb-centos-misc http://centos.karan.org/el4/misc/stable/$ARCH/RPMS
を付け加える。最後にGPG公開鍵をインストール:
# rpm --import http://centos.karan.org/RPM-GPG-KEY-karan.org.txt

その他のリポジトリを設定

/etc/yum.repos.d/thirds.repoというファイルを作って次の内容を書く。

[dries]
name=Extra Fedora rpms dries - $releasever - $basearch
baseurl=http://ftp.belnet.be/packages/dries.ulyssis.org/redhat/el$releasever/en/$basearch/dries/RPMS
enabled=1
gpgcheck=1 
gpgkey=http://dries.studentenweb.org/rpm/RPM-GPG-KEY.dries.txt

[dag] 
name=Dag RPM Repository for Red Hat Enterprise Linux 
baseurl=http://apt.sw.be/redhat/el$releasever/en/$basearch/dag 
enabled=1
gpgcheck=1 
gpgkey=http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt

[flash]
name=macromedia.mplug.org - Flash Plugin
baseurl=http://macromedia.mplug.org/rpm
  http://sluglug.ucsc.edu/macromedia/rpm
  http://ruslug.rutgers.edu/macromedia/rpm
  http://macromedia.rediris.es/rpm
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://macromedia.mplug.org/FEDORA-GPG-KEY

[atrpms]
name=Fedora Core $releasever - $basearch - ATrpms
baseurl=http://dl.atrpms.net/el$releasever-$basearch/atrpms/stable
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=http://ATrpms.net/RPM-GPG-KEY.atrpms

Dries および Dag のリポジトリには多くの有用なソフトウェアがある。 Flashはflashプレイヤーのリポジトリ。ATrpmにも有用なソフトウェアあるが、 これをアップデートリストに含めるとシステムに重大な変更をされてしまうの でデフォルトではオフにしておく。

/etc/sysconfig/rhn/sourcesを開き,ファイルの最後に

yum dries http://ftp.belnet.be/packages/dries.ulyssis.org/redhat/el4/en/$ARCH/dries/RPMS
yum dag http://apt.sw.be/redhat/el4/en/$ARCH/dag
を付け加える。

リポジトリJPackageを設定

Java 関連の充実したアーカイブである JPackage リポジトリ。

# cd /etc/yum.repos.d/
# wget http://www.jpackage.org/jpackage.repo
このファイル/etc/yum.repos.d/jpackage.repo を開いて,[jpackage-rhel]の 項目のところにある enabled=0 の行を enabled=1 と書き換える。

最後にGPG公開鍵をインストール:

# rpm --import http://www.jpackage.org/jpackage.asc

KDE-RedHatを設定

# cd /etc/yum.repos.d/
# wget http://apt.kde-redhat.org/apt/kde-redhat/redhat/kde.repo
このリポジトリを自動アップデートに用いないようにするため、このファイル /etc/yum.repos.d/kde.repo を開いて,すべての enabled=1 の行を enabled=0 と書き換える。

最終的な設定

ソフトウェアをアップデートする(初回はかなり時間がかかる):

# yum update

サービスの設定で、yumをオンにしておけばソフトウェアの自動アップデー トが夜間に行われるようになる:

# /sbin/service yum start
# /sbin/chkconfig yum on
ログは/var/log/yum.logに記録される。

グラフィカルインターフェースyumexによりパッケージ管理をする

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

Yum はコマンドで使うソフトウェアであるが、 YumexはそれをGUIで使えるようにする. ( Yum Extender User Guide) CentOS用YumexがCentOS Extrasからインストールできる:

# yum install yumex

ファイルサーチを素早くできるようにする

コンピュータ上のファイルをすばやく検索するコマンド "locate" を用い るため,毎日ファイルのデータベースを更新するよう設定する。このために /etc/updatedb.confを開いて DAILY_UPDATE=no の行を DAILY_UPDATE=yes と 書き換える。すぐにデータベースを更新するには

 
# updatedb

有用なシンボリックリンクの設定

ソフトウェアを手でインストールする際、 なるべくデフォルトのまま行いたいときに都合がよいシンボリックリンク:

# ln -s /usr/local /opt
# ln -s /usr/bin/perl /usr/local/bin/perl

nVidiaビデオカードのドライバを使う設定

自動的にカードは認識されていたとしても、画面がちらつくことがあったり、 3Dサポートが有効でないなど好ましくないので、ドライバを入れておく。

まず、 http://www.nvidia.com/content/drivers/drivers.asp から自分のカードのドライバをダウンロードする。カードの種類は、
[アプリケーション]→[システムツール]→[ハードウェアブラウザ]
で確認できる。次に

# /sbin/init 3
としてXを切り、rootでログインする。ドライバを置いたディレクトリに入り、
# sh ./NVIDIA-Linux-x86-1.0-8178-pkg2.run
のようにすればドライバがインストールされる。次に
# cp /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.org       
としてから/etc/X11/xorg.confを開いてDriver "nv" を Driver "nvidia" に書き変え、Load "dri" 行を削除する。 Load "glx"の行があることを確認し、Load "GLcore"の行があれば削除する。
# /sbin/init 5
でXをスタートさせる。NVidiaのロゴが出て立ち上がれば成功。

カーネルをアップデートするたびにドライバのインストールを繰り返す必要がある。

(Linux上のnVidia関連の情報: NVIDIA Linux Forum

さらにデュアルディスプレイを使うには、モニターの設定ツールではうま く設定できない。そこで、上のようにドライバをインストール、設定後、 /etc/X11/xorg.confを開いて Section "Device" のところに

	Option      "TwinView" "true"
	Option      "MetaModes" "1600x1200,1600x1200"
	Option	    "SecondMonitorHorizSync"    "31.0 - 80.0"
	Option	    "SecondMonitorVertRefresh"  "56.0 - 76.0"
などと書く。2つとも同じDisplayなら代入する値はSection "Monitor"を参照 するとよい。

無線LANの設定

Panasonic Let's Note CF-Y2 の無線LANを使う設定。 http://ipw2200.sourceforge.net/#downloadsから ipw2200-1.0.0.tgzを、 http://ipw2200.sourceforge.net/firmware.phpから ipw2200-fw-2.2.tgzをそれぞれダウンロードする。

# tar xvfz ipw2200-1.0.0
# make; make install
# tar xvfz ipw2200-fw-2.2.tgz 
# mv *.fw /lib/firmware/
# /sbin/modprobe ipw2200
ここでOSを再起動する。
[アプリケーション]→[システム設定]→[ネットワーク]
で設定する。

参考: http://www.toshikazu.org/archives/000089.html

マイクロソフトコアフォントのインストール

http://www.mjmwired.net/resources/mjm-fedora-fc3.shtml#ttf から msttcorefonts-1.3-3.noarch.rpm を取ってきて、

# rpm -ivh msttcorefonts-1.3-3.noarch.rpm
# /etc/init.d/xfs restart

日本語フォントのインストール

デフォルトの日本語フォントは品質が悪く、使用に耐えないので入れかえる。

日本語フリーTrueTypeフォントであるIPAフォントを使うには次のようにする:

% wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz
% wget http://www.grass-japan.org/FOSS4G/ipafonts/grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh
# sh grass5_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_install.sh grass5.0.3_i686-pc-linux-i18n-ipafull-gnu_bin.tar.gz /tmp/grass5 /tmp/bin
# mv /tmp/grass5/fonts/*.ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/
# sh /tmp/bin/grass5uninstall.sh
# cd /usr/share/fonts/ja/TrueType/
# mv kochi-mincho-subst.ttf kochi-mincho-subst.ttf.org
# mv kochi-gothic-subst.ttf kochi-gothic-subst.ttf.org
# ln -s /usr/share/fonts/ja/TrueType/ipam.ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-mincho-subst.ttf
# ln -s /usr/share/fonts/ja/TrueType/ipag.ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/kochi-gothic-subst.ttf
# mkfontdir
# mkfontscale
この設定は等幅フォントだが、 プロポーショナルフォント(文字幅が変化するフォント)が好みなら、 ipam.ttf, ipag.ttf のかわりにipamp.ttf, ipagp.ttfとする。

次に /etc/fonts/fonts.conf を編集し、中の文字列 "Kochi Mincho" をす べて "IPAMincho" に、"Kochi Gothic" をすべて "IPAGothic"に、それぞ れ置換する.

このままでも十分使えるが、さらにデスクトップやブラウザのゴシック体 の「かな」をもう少しセンスの良い字体にするには、 M+フォントを使う。このフォントは「かな」に特化されたものなので、 IPAゴシックフォントの漢字と合成して使う。 このためにまず、Fontforge がインストールされていなければ入れておく:

# yum install fontforge
そして、M+フォントのダウンロードページ
http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/download/index.html#download
から mplus-TESTFLIGHT-013.tar.gz あるいはその最新版をダウンロードし、
% tar xvfz mplus-TESTFLIGHT-013.tar.gz
% cd mplus-TESTFLIGHT-013
% cp /usr/share/fonts/ja/TrueType/ipag.ttf .
% fontforge -script m++ipa.pe
# mv M*IPAG.ttf /usr/share/fonts/ja/TrueType/.
# cd /usr/share/fonts/ja/TrueType
# mkfontdir
# mkfontscale
さらに /etc/fonts/fonts.conf を編集し、上で置き換えた文字列 "IPAGothic" をすべて "M+2P+IPAG" に置換する。

新しくTrueTypeフォントをインストールするには、そのフォントを /usr/share/fonts/ja/TrueType/ へコピーして、そのディレクトリで

# mkfontdir
# mkfontscale
とする。あるいは、nautilusで [ファイル]→[場所を開く] を選んで fonts: と入力し、 そこへ新しいフォントをドラッグ&ドロップするだけでもよい。

MS Windows用のTrueTypeフォントもそのまま使える。 WinXPのC:/Windows/Fonts/にあるmsmincho.ttc, msgothic.ttc を上のようにインストールすれば、 MS Wordで作成されたファイルをそのままOpenOfficeで閲覧できるようになる。 ただし、ライセンスの問題がグレーなので、 使用許諾契約条件に注意して自己責任で。

さらに、手書きペン字風フォント Y.OzFont をインストールする。 このためにまず、アーカイバ 7zip がインストールされていなければ入れておく:

# yum install p7zip
そして、
http://yozvox.web.infoseek.co.jp/
から、"Y.OzFont TTF JIS X 0213:2004パック Ver.11.00"をダウンロードし、
% mkdir YOz04
% cd YOz04
% 7za e ../YOz04.7z
# cp *.TTF /usr/share/fonts/ja/TrueType/.
# cd /usr/share/fonts/ja/TrueType/
# mkfontdir
# mkfontscale
でインストールされる。

フリーのフォントの中では現在IPAフォントが最も品質が高いが、 半角文字と混ぜた場合ベースラインが揃わないなど、まだ難点もある。 高い品質やバラエティーが必要であればフォントを購入するとよい。 1万円前後で数十から百数十種類のフォントをパッケージにしたものが売られている。 Windows 版の TrueType フォントは Linux 上でもそのまま使える (例えば、 リコー キャノン ダイナコム、など )。

フリーフォントに関する関連ページ:
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/jttf.html
http://ohkadesign.cool.ne.jp/freefont/

(注)2003年までのLinuxでは、デフォルトフォントとして「東風(こち) フォント」という品質の高いフリーフォントが使われていて、かなり見栄えの するものであった。ところが東風フォントの製作にあたってベースにしたフリー と信じられていたフォントの起源が実は、既存製品の無断複製品であったこと が判明、その結果東風フォントも完全フリーではないことが明らかになってし まった。東風フォントはまだ発展途上にあったが、完全フリーフォントを指向 していた作者はこれを受けてただちに配布を停止、開発も止めてしまった。デ フォルトフォントの見栄えはOS自体の普及にも甚大な影響があるだろう。残念 な事件であった。

参考サイト:
http://khdd.net/kanou/fonts/stolenbitmap.html
http://www.on.cs.keio.ac.jp/~yasu/jp_fonts.html

日本語入力メソッドの変更

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

デフォルトの日本語入力の iiim + canna は変換効率が悪い。 より優れた日本語入力をできるようにするため、 scim + anthy あるいは uim + anthy に切替える。

# yum install anthy anthy-el scim scim-anthy uim uim-anthy uim-gnome uim-gtk2
でインストール。Emacs で Anthy を使用するため、~/.emacs に
;===================================
; Anthy
;===================================
(set-input-method "japanese-anthy")
を付け加える。EmacsでAnthyの起動と停止は Ctl-\ で行う。

次にデスクトップの入力メソッドを切替える。

# /usr/sbin/alternatives --config xinput-ja_JP
により入力メソッドの選択ができるので、scimかuimのどちらかを選択する。

デフォルトの日本語入力を切っておく:

# /sbin/service iiim stop
# /sbin/chkconfig iiim off
# /sbin/service canna stop
# /sbin/chkconfig canna off
いったんログアウトしてから、Xを再起動する。

通常のアプリケーション上で日本語モードへの切替えは Shift+Space で行う。
Emacs上では Ctl-\ で切替える。

Emacs上での使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字

サイト:
ANTHY: http://anthy.sourceforge.jp/
SCIM: http://www.scim-im.org/
UIM: http://uim.freedesktop.org/wiki/

gvのインストール

ghostviewとしてはggvしか用意されていない. gvの方がよいので,FC3用のパッケージからインストールする.
http://fr2.rpmfind.net//linux/RPM/fedora/3/i386/gv-3.5.8-29.i386.html
http://fr2.rpmfind.net//linux/RPM/fedora/3/x86_64/gv-3.5.8-29.x86_64.html
いずれかから rpm を取って来てインストール.

pxdviで日本語を表示させる

インストールタイプによっては次の追加インストールが必要:

# yum install VFlib2*

auctexのインストール

Emacsの中だけでTeX文書の作成、コンパイル、プレビューができるようになる。

# yum install auctex

~/.emacs の最後に

;===================================
; AUCTeX
;===================================
(require 'tex-site)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(setq japanese-TeX-command-default "pTeX")
(setq japanese-LaTeX-command-default "pLaTeX")
(setq japanese-LaTeX-default-style "jsarticle")
(setq TeX-file-extensions '("tex" "sty" "cls" "ltx" "texi" "texinfo" "dtx"))
(setq kinsoku-limit 10)
(setq LaTeX-indent-level 4)
(setq TeX-output-view-style '(("^dvi$" "." "/usr/bin/pxdvi %d")))
を付け加える。

ドローソフトのインストール

ドローソフトinkscape, xfig, tgifを追加インストール:

# yum install inkscape xfig tgif

Maximaのインストール

フリーの数式処理ソフトMaximaをインストールする.

# yum install maxima* TeXmacs

TeXmacsは本来TeXのグラフィカルな編集ソフトだが、maximaのグラフィカルフ ロントエンドとしても使える.texmacsを起動し, 真ん中のツールバーの一番右にあるディスプレイのアイコンをクリックして maximaを選べばTeXで綺麗に整形された出力が得られる.

maximaのマニュアルは file:///usr/share/maxima/5.9.2/doc/html/maxima_toc.html にインストールされている。

最新FireFoxのインストールと設定

Webブラウザ FireFoxを最新版に置き換える。x86_64システムでは一部のプラグ インが動かず、うまく閲覧できないページがある。 そこでこの際、x86_64システムでもFireFoxだけは32ビットモードで動かすこ とにする。

まず、 http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/から日本語版 i686 Firefox の最新版 firefox-2.0.0.1.tar.gz をダウンロードし、

% tar xvfz firefox-2.0.0.1.tar.gz
# mv firefox /usr/local/firefox20
# ln -s /usr/local/firefox20/firefox /usr/local/bin/.
始めから入っている旧バージョンのFireFoxは /usr/bin/firefox に残っている。

gnomeのデフォルトブラウザを新しくインストールした方のFireFoxにする ため、
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → applicaionts → browser を開いて exec の値を /usr/local/firefox20/firefox にする。

次に、Flash plugin をインストールする。 http://www.adobe.com/のFlash Player ダウンロードページから install_flash_player_9_linux.tar.gzをダウンロードし、

% tar xvfz install_flash_player_9_linux.tar.gz
# mv install_flash_player_9_linux/libflashplayer.so /usr/local/firefox20/plugins/.
# mv install_flash_player_9_linux/flashplayer.xpt /usr/local/firefox20/plugins/.
Firefoxを再起動してから http://www.adobe.com/products/flash/about/ でFlashのインストールの確認ができる。

次に、java plugin をインストールする。 http://www.java.com/ja/download/linux_manual.jsp から自己解凍ファイル jre-1_5_0_10-linux-i586-rpm.bin をダウンロードし、

# sh jre-1_5_0_10-linux-i586-rpm.bin
# ln -s /usr/java/jre1.5.0_10/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so /usr/local/firefox20/plugins/.
さらに、~/.tcshrc に次の行を追加する:
# JAVA
setenv JAVA_HOME /usr/java/j2re1.5.0_10
setenv PATH /usr/java/j2re1.5.0_10/bin:$PATH
設定を有効化:
% source ~/.tcshrc
Firefoxを再起動してから
http://www.java.com/ja/download/installed.jsp
でjava pluginのインストールの確認ができる。

NTFSにアクセスしてWindowsのファイルを参照できるようにする

まず、マウントポイントをつくる

# mkdir /winxp
次にNTFSのあるパーティションを確認:
# /sbin/fdisk -l

また、/etc/fstab に次の行を記述する。

/dev/hda5 /winxp ntfs defaults,uid=500 0 0
     ^^^^                          ~~~
ここで、^^^の部分は上で確認したWindowsのパーティションを入れ、~~~の部分はroot以外にアクセスするユーザー番号を入れる。 次に
% uname -r -p
でカーネルのバージョンとプロセッサタイプを確認し、
http://www.linux-ntfs.org/ のダウンロードセクション、RedHat Enterprise Linux 4のところから、 上で確認したものに対応するrpmをとって来てインストールする。
# mount /winxp
とするかあるいは再起動すればアクセスできるようなる。

カーネルをアップデートするたびにrpmのインストールが必要

Synergyのインストール

Synergy は、Linux と Windows や Mac など、同時に起動している複数台のマシンを、 どれかひとつのマシンにつないだ一組のキーボードとマウスですべて操作でき るようにするソフトウェア。しかも、カット&ペーストやコピー&ペーストな どを、マシンやOSをまたいで行うこともできるようになる。 複数台のコンピュータを同時に使う場合には極めて便利。 ここでは Linux 側につないだキーボードとマウスから Windows 側のマシンを 操作する設定を行う.実際にはあらゆる組み合わせが可能.

Linux 側の設定

Synergy ホームページ からダウンロードページへ行き, Linux側ではsynergy-*.i386.rpm (i386の場合) あるいは synergy-*.src.rpm (x86_64の場合) をダウンロードしてインストールする:
i386の場合

# rpm -ivh synergy-1.3.1-1.i386.rpm
x86_64の場合
% rpmbuild --rebuild synergy-1.3.1-1.src.rpm
# rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/x86_64/synergy-1.3.1-1.x86_64.rpm
インストールしたら、スーパーユーザになって設定ファイル /etc/synergy.conf を作る.設定例が /usr/share/doc/synergy-1.3.1/synergy.conf にあるので、参考にして設定を 書く。例えば,Linux 側のホスト名が "linhost", Windows 側のホスト名が "winhost", 共通のドメイン名が "domain.name.jp" で、Windows の画面が Linux の画面の右にある場合、場合,/etc/synergy.conf は
section: screens
	linhost:
	winhost:
end
section: links
	linhost:
		right = winhost
	winhost:
		left  = linhost
end
section: aliases
	linhost:
		linhost.domain.name.jp
	winhost:
		winhost.domain.name.jp
end
などとなる.スクリーンの位置や細かな設定の仕方はホームページに説明があ るので、参照する.

ここで、Linux のファイアウォールが有効になっている場合,ポートを開 いておく必要がある.
[アプリケーション]→[システム設定]→[セキュリティレベル]
を開いて,「ファイアウォールのオプション」の「他のポート」の欄に、 使用するポート番号を書いておく.ポート番号は以下の Windows 側でも設定 するので、それと同じものであればなんでもよい。

次に,通常ユーザに戻り,

% synergys -f
として フォアグラウンドで Linux 側 synergy の起動を確認する.ここでエ ラーが出る場合は設定を見直す必要がある。

Windows 側の設定

次に、Windows 側のマシンで Synergy ホームページ から ダウンロードページへ行き,Linux 側と同じバージョン番号の SynergyInstaller-*.exe をダウンロードしてインストールする。 そして Synergy を起動すると設定のウィンドウが開くので, "Use another computer's shared kyeboard and mouse [client]" というところのチェックボックスをオンにして、 "Other Computer's Host Name" のところに Linux 側のホスト名(ドメイン名があれば、それも含める。 上の例では,linhost.domain.name.jp)を入力する. Linux でファイアウォールが有効化されている場合, [Options] の [Advanced] をクリックして、Linux 側で開いたポート番号と一 致させておく.[Test]をクリックし、ウィンドウが開いて最後の行に "NOTE: connected to server" と出ればひとまず成功.

テストと最終設定

ここで、Linux 側のマウスを使って、Linux の画面からマウスポインタを右の 端(あるいは上で設定した方向)へ動かすと Windows の画面へポインタが移 動してそのまま Linux 側のキーボードやマウスから Windows 側の操作ができ るようになるはず. テストが成功したら Linux 側の サーバーを終了し,
% synergys
により、バックグラウンドでサーバーを起動する.Windows 側は [Start] を クリックして起動する.必要に応じてコンピュータの起動時に自動起動の設定 をしておいてもよい。

参照:
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには
@IT: 1組のマウスとキーボードを複数のPCで共有するには(サーバ編)

Webサイトの表示時間を早くする

Webサイトの名前解決にどうも時間がかかるのは、 Mozillaが強制的にIPv6を最初に試すという不具合があるため。 まだIPv6はほとんど使われていないので、オフにしておく。 FireFoxのアドレスバーに、about:config と入力し、フィルタのところに dnsと入力、network.dns.disableIPv6 というところを右クリックして 「切り替え」を選択することで設定を true にする。

Apache HTTPDサーバーの設定

公開しないで,ローカルにウェブサーバを使えるようにする設定.

パーミッション設定と,www用のファイル置場:

% chmod 701 ~
% mkdir -m 705 ~/public_html
Apache HTTPD がインストールされていなければ, yum install httpd でインストール. 設定ファイル /etc/httpd/conf/httpd.conf を編集する. 変更する行は次のとおり (各行はかなり離れているのでサーチして対応する行を探して編集):
Listen 127.0.0.1:80
ServerName 127.0.0.1
#UserDir disable
UserDir public_html
<Directory /home/*/public_html>
    AllowOverride All
    Options All
</Directory>
AddHandler cgi-script .cgi
#AddDefaultCharset UTF-8
最初の行は外部からのアクセスを禁止するために重要 (外部へ公開する場合は上記の設定は甘すぎるので注意)。 httpd を起動、また、次回のboot時にデフォルトで起動するよう設定:
# /sbin/service httpd start
# /sbin/chkconfig --level 35 httpd on
http://localhost/にアクセスして、起動 を確認する。 これでローカルに ~/public_html/ 以下にあるファイルが http://localhost/~[ユーザ名]/ でアクセスできるようになり,cgiも動かせる.

403 Forbiddenになってしまう場合は、パーミッションを確認。 SELINUXがブロックしている場合もあるので、そのときはホームディレクトリ で

% chcon -R -h -t httpd_sys_content_t public_html
とする。

(注)ServerNameの設定をマシンアドレスにしてポート80を開放すれば公 開サーバとなるが、安易に公開するべきではない。以前学生が大学に置いた自 分のパソコンで勝手にwebサーバを公開し、クラックされて部局全体のネット ワークにダメージを与え、大問題になったことがある。

マルチメディア関連のインストール

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

マルチメディア関連のソフトウェア、mplayer, xmmsをまとめて インストール:

# yum install mplayer* mencoder xmms*

コーデックをインストール:

# yum --enablerepo=atrpms install w32codec divx4linux

Realplayerについては http://www.real.com/linux/ に自動インストールファイルがある。

さらに、FireFoxで使うFlashプラグインをインストール:

# yum --enablerepo flash install flash-plugin

Mozilla Pluginsのインストール

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

Mozillaで使うFlash, Java, Mplayerプラグインをまとめてインストール:

# yum install mozilla-flash mozilla-j2re mplayerplug-in

解凍ツール

Windowsのcabinet形式のファイルを解凍するツール

# yum install cabextract

3D デスクトップ切り替え

[あらかじめ必要な設定: nVidiaビデオカードのドライバを使う設定]

3次元的なグラフィックでバーチャルデスクトップを切り替えるプログラム. nVidia等OpenGLドライバついた3D機能をサポートしたビデオカード(グラフィッ クカード)が必要.

# yum install 3ddesktop

使い方は,3ddesk --help で確認.

他のデスクトップのイメージをあらかじめ得ておくために、
[アプリケーションメニュー]→[個人設定]→[他の個人設定]→[セッション]
を選んで、[自動起動するプログラム]タブを開き、 "3ddesk --acquire"コマンドを追加しておく。

デスクトップアクセサリ

[あらかじめ必要な設定: パッケージ管理、アップデートソフトウェアyumの設定]

# yum install gdesklets*

使い方:まず、

% gdesklets start
でプログラムを常駐させる。
次回からはログインするときにgdeskletsを自動的にスタートさせるため、
[アプリケーションメニュー]→[個人設定]→[他の個人設定]→[セッション]
を選んで、[自動起動するプログラム]タブを開き、 "gdesklets start"コマンドを追加しておく。

Displays & Sensorsは
http://gdesklets.gnomedesktop.org/
で探す。
[アプリケーション]→[アクセサリ]→[gDesklets]
を起動する。 ホームページからのドラッグ & ドロップで簡単にインストールできる。

(注)一部のDisplayが動かない。

カーネルアップデート時に必要な作業

ユーザ領域での設定

以下の設定はユーザ領域以下にのみ影響する設定。

Emacsの設定

Emacs で日本語を読むためには ~/.emacs に

;===================================
; Japanese Language
;===================================
(set-language-environment "japanese")
を付け加える。

Emacs の日本語入力で Anthy-el を使うには、 ~/.emacs に

;===================================
; Anthy
;===================================
(set-input-method "japanese-anthy")
を付け加える。Emacs上でAnthy-elの起動と停止は Ctl-\ で行う。

Emacs上でAnthy-elの使い方:
q: かな漢字 ←→ カタカナ
l: かな漢字orカタカナ → 半角英数字
L: かな漢字orカタカナ → 全角英数字
C-j: 半角or全角英数字 → かな漢字

Emacs でファイル一覧を表示する dired は初期設定では ls コマンドを使うが、 出力に日本語が含まれていると文字化けしてしまう。これを避けるには、 ~/.emacs に

;===================================
; Dired
;===================================
(require 'ls-lisp)
(let (current-load-list)
  (defadvice insert-directory
    (around reset-locale activate compile)
    (let ((system-time-locale "C"))
      ad-do-it)))
を付け加える。

メールリーダの設定

デフォルトのメールリーダ Evolution は文字コードの面で不都合がある. そこで, Thunderbirdのインストール をしてこれを使う.Gnome ツールバーのメールアイコンで起動するプログラム を Thunderbird に変更しておく.アイコンの上で右クリックで設定できる.

メールでは日本語文字コードをJISにするのがルールである. デフォルトの Evolution は文字コードを UTF-8 ですべて扱おうとするので, 都合が悪い.相手が全員UTF-8を扱えるメールリーダを使うなら問題ないが, 現実はそうではないので.相手先で文字化けしてしまう. どうしても Evolution を使うのであれば,文字コードの設定をする. Evolution を起動して,

[編集]→[設定]→[コンポーザの設定]→[全般]

によりデフォルトの文字セットを「日本語(ISO-2022-JP)」に変更。また、

[編集]→[設定]→[メールの設定]→[全般]

も同様に変更.ただし,メールヘッダをUTF-8からJISに変える ことはできないので,サブジェクト欄に日本語を入れると相手先で文字化けす ることが多い.この特性は Evolution 作者の方針らしく,どうしようもな い.Thunderbird へ移行したほうがよい.

SSH公開鍵の更新

公開鍵が変更されてしまっているので、パスワードなしでSSH接続できるようにするためには更新しておく:

% ssh-keygen -t dsa
により生成される".ssh/id_dsa.pub"の中身を、接続しようとするhost側のファイル".ssh/authorized_keys2"の中に追加する。

さらに、host側のファイル".ssh/known_hosts"にある、対応するclientマシンの古い情報が書かれている行を削除しておく。

フォントのアンチエイリアス設定

設定によっては小さめの文字はビットマップフォント(ギザギザした文字) になり、大きめの文字のみアンチエイリアスフォント(なめらかな文字)になる。 つねにアンチエイリアスを有効にするには、~/.fonts.conf を作り

<match target="font">
  <edit name="embeddedbitmap">
    <bool>false</bool>
  </edit>
  <edit name="antialias">
    <bool>true</bool>
  </edit>
</match>
という内容を書いてセーブする。

GNOMEデスクトップのデザインを変える

http://art.gnome.org/http://gnome-look.org/から 好みのテーマや背景などをダウンロードして
[アプリケーションメニュー]→[個人設定]
などから設定する。ドラッグ&ドロップも使える。

キーバインドをEmacs風にする

GnomeのキーバインドをEmacs風にする。
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,desktop → gnome → interface を開いて gtk_key_theme の値を Emacs にする。

Nautilusの動作設定

Nautilusのデフォルト設定ではフォルダを開くたびに新しいウィンドウが 立ち上がりうっとうしい。これを解消するには次の設定をする。 Gconf-Editorがインストールされていない場合

 
# yum install gconf-editor
でインストールし、
[アプリケーション]→[システムツール]→[設定エディタ]
を起動し,apps → nautilus → preference を開いて always_use_browser の値を オンにする。

ツールバーの設定

アプリケーションのツールバーが間のびしているのでスタイルを変更:

[アプリケーション]→[個人設定]→[メニューとツールバー]
を選んで、ツールバーのスタイルを[アイコンの横にラベル]に変更する。

FireFoxの日本語化など

FireFoxのデザインを変えるには、 https://update.mozilla.org/ からテーマを選んでインストールする。

バージョンアップしたときなど、メニューなどが英語になってしまうことがあ る。これを日本語化するには、
http://ftp.mozilla-japan.org/pub/mozilla-japan/firefox/development/
にアクセスして、インストールされているFireFoxのバージョンのディレクト リに行き,最新の日本語パック
firefox-*.ja.langpack-*.xpiをクリックする。 最初は、 このサイトのソフトウェアがインストールできないというメッセージバーがでるので、 そこにある[Edit Options...]によって許可した後、 もう一度上のファイルをクリックする。
次に、ロケーションバーに about:config と入力し、フィルタに locale と入力。
general.useragent.locale を右クリックして、"Modify"を選び,設定を ja-JP とした後 FireFox を再起動。

User Agent Switcherのインストール

Netscapeすら受け付けず、 Internet Explorerしか許さない悲惨なサイトが存在するので、 ブラウザを詐称する拡張ツールをFireFoxにインストールする。 FireFoxを開き、 http://www.chrispederick.com/work/firefox/useragentswitcher/ からたどれるUser Agent Switcher Extensionのxpiファイルをクリックして インストールする。このサイトからインストールするのが初めての場合、 メッセージバーに表れる「設定を変更...」ボタンにより許可してから 再びクリックする。

/usr/local 以下へのインストール

そのほかのソフトウェアを手動で/usr/local以下にインストールする。 一度インストールして別パーティションで引き継いでおけばOSインストール時 には必要ない。

Linuxソフトウェア手動インストール個人的ノート

その他のメモ

gnome-panelがおかしくなったとき

パネルに追加したアプレットがなんらかの具合でおかしくなり,パネル自体が 動かなくなった. ~/.gconf/apps/panel/profiles/default/applets のこわれたアプレットの設定を消去したら直った.

ソースrpmのインストール

src.rpm の一般的なインストールのしかた:
% rpmbuild --rebuild ***.src.rpm
# rpm -ivh /usr/src/redhat/RPMS/[i386 or x86_64 or noarch or ...]/***.rpm

yumでアプリケーションの削除ができなくなったとき

アプリケーションの設定がおかしいようなので,yumで削除して再インス トールしようとしてもエラーが出て削除できなくなった.この場合,rpm -e を用いても同じように削除できない.そこで
# rpm -e --force [アプリケーション名]
により強制削除してyumで再インストールすればよい.

ハードディスクのデータの完全削除

[以下は最大限に危険なコマンドなので、必要以外に試してはならない]

機密書類の入っていたパソコンを譲渡するときなど、ディスクのデータを 完全に消去したいときがある.このときファイルの消去をしただけではデータ の復旧が可能で、たとえディスクをフォーマットし直したとしても、 アナログ的にディスクの以前の状態を読み取る方法が存在する。 このため、ディスクを何度もランダムな値で上書きすることで、より完全な削 除をするshred というコマンドがある:

# shred -n 2 -v /dev/hda
ここで、"-n 2"の数字は何回上書きするかを指定し、値が大きいほど安全だが、 時間もかかる.IDEディスクでは、10Gの上書きに一回あたり1時間程度かかった. (廃棄するなら、ディスクを物理的に破壊するのが一番安全だが。)

リソース

CentOS Home Page

2ch Linux Beginners-CentOS

@IT Linux Tips

はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜

CentOSで自宅サーバー構築

Fedoraのページも参照:

2ch Linux Beginners-Fedora Core

Unofficial Fedora FAQ | 日本語版

FedoraNEWS.ORG | 日本語版

Fedora Core 3 Linux Installation Notes by Stanton Finley


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