- まえがき
- 第1章 はじめに
- 1.1 宇宙論の疑問
- 1.2 宇宙観の広がりと現代宇宙論
- 1.3 宇宙のダークな側面
- 1.4 単純性と真実性のはざま
- 1.5 精密宇宙論
- 1.6 宇宙の大規模構造
- 1.7 大規模構造と宇宙論
- 第2章 一様等方宇宙
- 2.1 宇宙原理とロバートソン・ウォーカー計量
- 2.2 赤方偏移と共動距離
- 2.3 一様等方宇宙のアインシュタイン方程式
- 2.4 宇宙論パラメータとフリードマン方程式
- 2.5 光度距離と角径距離
- 2.6 ダークエネルギー
- 第3章 密度ゆらぎの進化
- 3.1 宇宙の構造形成
- 3.2 流体方程式と密度ゆらぎ
- 3.3 線形近似とジーンズ不安定性
- 3.4 バリオン音響振動
- 3.5 密度ゆらぎの線形成長
- 3.6 非線形摂動論
- 3.7 球対称密度ゆらぎ
- 第4章 密度ゆらぎの統計と観測量
- 4.1 宇宙論における統計量の重要性
- 4.2 キュムラント展開定理
- 4.3 モーメントとキュムラントの母関数
- 4.4 多変数ガウス分布
- 4.5 密度ゆらぎのパワースペクトル
- 4.6 線形パワースペクトル
- 4.7 初期非ガウス性
- 4.8 天体のバイアス
- 4.9 赤方偏移空間変形
- 4.10 大規模構造とバリオン音響振動
- 4.11 ハローの形成と質量関数
- 第5章 大規模構造と非線形摂動論
- 5.1 構造形成における非線形性
- 5.2 標準摂動論による非線形パワースペクトル
- 5.3 摂動展開の図形的表現
- 5.4 摂動論におけるバイアス効果
- 5.5 摂動論における赤方偏移空間変形効果
- 5.6 ラグランジュ的摂動論
- 第6章 統合摂動論の基礎
- 6.1 ラグランジュ的摂動論と観測量
- 6.2 ラグランジュ描像バイアスと摂動論
- 6.3 ラグランジュ的摂動論における赤方偏移空間変形
- 6.4 多点伝播関数
- 6.5 変位ベクトルの頂点部分和
- 6.6 バイアスの頂点部分和とくり込まれたバイアス関数
- 6.7 統合摂動論における図形対応規則のまとめ
- 第7章 統合摂動論の応用
- 7.1 ハローに対するくり込まれたバイアス関数
- 7.2 普遍質量関数とくり込まれたバイアス関数
- 7.3 最高次バイアス因子の打ち消し
- 7.4 1ループ近似の準非線形パワースペクトル
- 7.5 質量のパワースペクトルと相関関数
- 7.6 ハローのパワースペクトルと相関関数
- 7.7 初期非ガウス性によるスケール依存バイアス
- 第8章 おわりに
- 8.1 宇宙の構造を観察する
- 8.2 次世代の大規模構造観測
- 8.3 未知の領域を探る
- 8.4 宇宙全体の理解を目指して
- 参考図書/さらに学ぶために/索引
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